報道特集を見て…
先の土曜日の報道特集で、特許庁の頓挫したシステム開発の特集を見た。東芝ソリューションの下請けに暴力団関係の組織が入っていたらしいという事実にも驚いたが、もっと驚いたのは審査の待ち時間。私が出願人だったら6か月も待てない気がする(汗)。また、韓国のスマフォ対応のシステムにも驚いた。
まるっきりの門外漢なのでいい加減で何様的な感想だけれど、問題の核心は、庁内の余裕のなさではないかと思う。初期の段階で意思疎通ができてなかったなんて聞かされると、これはもう、どこが受注していても頓挫したんじゃなかろうかと思えてしまう。丁寧なマスコミ対応すらできていないのは、多忙からなのか、お役所体質からなのか…? 小学校のママ友が、仕事で特許庁内に出入りしたことがあったそうなのだが、尋常でない異様さを感じたとか言っていたのは、多忙オーラの賜物か?! 少なくとも、血税50億円超が水泡に帰すことのないよう、何らかの対処と釈明と、前向きな行動を起こすべきように思う。報道にも、糾弾するばかりでなく、先々に活かせる原因究明をしてもらえたらなぁ。。。(今後のシステム開発はどうなるんだろう?)
書籍や雑誌の出版の現場で、刊行日ありきで作業する場合、二・三日の徹夜は当たり前だけれど、その状態が365日続いている感じ? また、出版社に玉石混交の持ち込み原稿なんかが送られてきた際は、見るからに検討の余地のないものは即却下することができるけれど、仮にも体裁を整えて出願されたものに対しては、きちんと然るべき手続きを経て対応しなければならないと考えると、そのご苦労も計り知れない。代理人側である程度ふるい分けられればいいのだろうが、飯の種としては玉でも石でも仕事にしたいだろうし。。。
別に審査官がシステム開発の窓口になっていたとは思わないけれど、「どんなシステムにして欲しい?」という最初の一歩にさえ関わる余裕がなかったんじゃないかと思えてしまう。しかもすごく専門分化してしまっているのだろうし。。。(庁内の業務フローの全体像を理解した専属の情報システム部の人って、何人くらいいるんだろう?)
毎日バイク便を飛ばして、時分に追われながら一週間も仕事を続けると、相当精神的に疲弊するものだけれど、それが年がら年中続くと考えると、その心労はいかばかりか…。さらに自分の仕事のスピードが、様々な企業や研究機関の将来的な事業計画に直結しているという責任感の重圧たるや……。嗚呼、想像するだに恐ろしい。
i PS の盛り上がりのこの機会に、審査業務のブラッシュアップされたシステム化や充実したDB化のための特別予算が堂々と配分されたらよいのだろうけれど――(不要なところへバラまかれていませんように)。
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