反則おばさん
先日、近所の小さな交差点を、まだ歩行者用信号が赤なのに、車の来る気配はまったくないし、あと5秒もしないうちに青に変わるタイミングだったため、そそくさと渡り始めてしまった。すると、後ろから小さな女の子の声。
「ママー、あの人、まだ信号が赤なのに渡ってるよ~?」
(あちゃ~、悪い見本になっちゃった…)
――― 我が子が小さい頃は、周りの人が赤信号で渡っていても、決して渡ったりせず、青になっても右見て左見て…と教えていたのに、最近では元来のせっかちに逆戻り(汗)。
小さな子どもが近くにいると、自然と人は良識的な先生気質になるけれど、子どもの成長と共に無神経になっちゃぁ元も子もないな(苦笑)。反省反省。
車の来ない交差点の赤信号前では、いろんな人の心の中で、同じような逡巡があるんじゃないかと思うと笑えてくるが、小さい子の、時には無邪気なほどに何でも疑いなく信じるかと思えば、時には物事の核心に触れるような正論を本能的に吐く不思議。後者の能力は、大人になっても失いたくないなぁ~。
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