「はだしのゲン」
「はだしのゲン」の閲覧制限についてのニュースが騒がしい。一体どこのどういう人が、このマンガが教育上よろしくないと考えるのか、実際にお会いしてみたくてたまらない。
もはや、私の親世代でさえ、戦争の生々しさを詳らかにできず、祖父母世代も断片的にしか語れない状況下、このマンガほど鬼気迫る疑似体験をさせてくれるものも珍しいと思うのに。。。
私は、どういう経緯か覚えていないが、小学校か中学校の頃にこのマンガを買い、以来幾度の引っ越しや結婚を経ても、どうしても捨てられずに手元に置いてある。確かに残酷に見えるシーンは多いけれど、これを現実にやっていた人間がいたことの方が数倍恐ろしい。子ども心に、軍人の偏狭さにあきれた記憶がある。そして、「麦のように生きなくちゃな…」と思ったものだ。
とはいえ、小学校の図書館でチラリと本作を読んだことのある息子に、「“進〇の巨人”と比べてどっちが怖い?」と訊いてみたら、「“はだしのゲン”」と即答(苦笑)。その後、「原爆と巨人比べてもダメでしょー」と言われた(笑)。
読みたくない本や、その年では読めない本には、子どもは手を伸ばさないと思う。でも、読みたい本が読めないのは哀しいな。。
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