STAP細胞!
昨日は、“STAP細胞”のニュースがやたらとにぎやかでしたね(「原理を発見」という言い方が正しいのかどうかは疑問ですが…?)。2009年から論文投稿していたのに、なかなか認めてもらえず、それでも辛抱強く粘りに粘った小保方さんという女性、ド根性だなぁ~!! 実験がらみの成果には、とかく偶然がつきもののようですが、その偶然はやはり、舞い降りるべくして舞い降りている感じがしてなりません。STAP細胞の詳細については、詳しい情報を持っていそうな生物系の友人に解説要請中です(苦笑)。
i PSにせよSTAPにせよ、一度分化した細胞が初期化される不思議――4種類の遺伝子を送り込んだり、弱酸性の溶液で刺激したり、そんなことで時間が巻き戻るかのような現象が起きるなんて、どんな相互作用なんでしょう?!! 下世話な比喩だと、Wordなどの[元に戻す]ボタン的な印象を持ってしまうのですが、生物のあらゆる細胞が、分化前の記録を保持してる可能性が高いってことですよね?? とはいえ時間の流れは不可逆なわけで、何かしらのルールのもとで起きているれっきとした相互作用なのでしょうけれど……! 初期化された細胞周辺に、どんな副産物があるのかも知りたいものです。再生医療への応用も大切でしょうが、そのようになる仕組みをきちんと解明してほしいものだなぁ~と思います!
(それにしても、今回のニュース以前、関係者にはどの程度の箝口令が出ていたのかしらん?! 特許の国際公開は去年の10月段階で出ていたようなのに、巷には影響ないんですねぇ~。研究者としては興奮冷めやらず、誰彼となくしゃべりまくっていたのかしら??)
ところで、今回の件とは直接関連はないですが、投稿した論文の内容って、リジェクトされた場合は新規性は失っていないと考えるんでしたっけ? 法的には、雑誌頒布前の段階は不特定人に知られうる状態ではないからOKなのでしょうが、レフェリーは別に、守秘義務を課せられているわけではないのでしょうから、研究者間では公知になるような気もするのですが…。科学雑誌等の頒布前の作業段階って、非公知扱いって何か変じゃないですか…? (と、書いた後、いろいろ調べてみると、レフェリーには守秘義務が課せられている場合が多いようです… でもなんとなく解せないです。。。)
【今回のニュースに関する特許のクレーム1については、栗原氏のブログで紹介されています♪ 本当にメッチャ広いですね!!】
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