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2014年1月21日 (火)

ゲーム業界今昔

 先日、任天堂の350億円の営業赤字のニュースがありました。私が仕事でゲーム業界を垣間見ることになったのは1996年頃。それまであまりゲームをしたことがなかったこともあり、当時盛り上がっていたアーケードゲームのバーチャファイターや鉄拳といったゲームのCGとその動きを見たときには、ゲームの面白さよりも、情報技術の進展具合に素直に驚嘆させられた記憶があります。市場はどちらかというと、いわゆるハードユーザーが勢いを持っていたような印象でしたが、その後、任天堂のスーファミ、ゲームボーイ、DS等によって一気にライトユーザー寄りに……。ただ、ライトユーザーのはずだった子ども達が、熱中するあまり多くの時間をゲームに費やすようになるにつれ、その悪影響を心配する気運が高まったりもしました。私がアミューズメント業界の仕事をしていた時期は、ゲーム業界とライトユーザーが最も近づいていた絶頂期だったのかな~?という印象です。その後は、ネットワークゲームやソーシャルゲームがニューウェイブとして台頭。。。
 こうして見ると、ゲームをする人が“新しモノ好き”なのか、ゲーム開発が“新しモノ”を即座に取り入れるのか、ITの進歩と歩調を合わせるように、ゲームの形態も変わってきています。一方で、子どもたちの間では、アナログのカードゲームが復権していたり、YouTubeやニコ動の視聴に時間を割いていたり――。ヒトが何をおもしろがり、どんなことに時間を割くのをよしとするかは、かくも移り変わるものなのですね~。いずれ、花札や麻雀が再び脚光を浴びる日もくるのかも?!
 ところで、“パチンコ”というのは日本だけの娯楽で、まだ海外にはないという話を聞きましたが、ホントなんでしょうか? 国内では、パチンコ関連の仕事は旨味が高い部類に属しますが、「玉を打って穴に入れる」というシンプルな愉楽は、外国の人にもウケる気がするのだけれど、“カラオケ”のようにはいかないのでしょうか…?! 個人的に、海外でのパチンコ受容の壁とアニメ・コミック受容の壁はシンクロしているように感じ、海外成人の娯楽に対する考え方の意識調査をしてみたい衝動に駆られます(笑)。

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コメント

Mitaさん、こんにちは。
海外体験の多いMitaさんでも、見た事はないですか?!
なんだか不思議な気もするんですが、果たして、興味はあるけど大人げないと思っているのか、全然興味が湧かないのか、そこのところを知りたいですね~。

投稿: Taraco | 2014年1月22日 (水) 05時37分

海外では日本風のパチンコは見ませんねぇ~!
唯一、ピンボールがあるぐらいかな?
たぶん、賭け事に対する興味の方向が違うんでしょうね。

投稿: Y.Mita | 2014年1月21日 (火) 22時25分

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