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2014年3月 8日 (土)

IT週報#7

 以前の仕事で、XML関連の本を作ったり、情報セキュリティ関連の本を作って、“XML”・“電子証明書”という言葉に、紙の上では接していたものの、実務でそれらを直に使うということはありませんでした。
 一方、特許事務所では、毎日のようにこれらを使います。無料の電子出願ソフトPPWPCT-RO、PCT-SAFEといったソフトを使い、電子証明書を付して、書類を提出したり、庁からの発送書類を受け取ったり、お客様とデータのやりとりをしたりするからです。最近では、「
ATMS PROPAS」なんていうのもリリースされているようだし、外国への優先権証明書の送付にはDASとかPDXなんていうものもあるようです。自動で方式チェックをしてくれたり、包袋管理ソフトと連携してくれたり、郵送の手間を省いてくれたりと、なくてはならないツールです。これらのことをすべて、紙と郵便でやっていた時代を想像するのは難しいのですが、考えてみるとそんなに昔のことではないんですよね。
 先日おしゃべりした、業界経験者の友人に、「私が出版界に入った頃はまだ、紙型庫とか活字職人さんとかが辛うじて残っていた時代なんだよ~」と話したら、「私が知財業界に入った頃はまだ、先行技術文献調査の選択肢が、紙と電子と二択だったんだよ~」と返されて、二人して笑ってしまいました。
 

 で、今週は久々にフィクション1/2リアル1/2ドラマを1本(笑)。
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 ある日のこと、国内書面と19条補正提出書と出願審査請求書と早期審査の事情説明書の同時提出という案件を複数チェックに回したTaraco。
Boss:「Taracoさん、国内書面は何条を根拠に作った?」
Taraco:「(ぎゃっ! 久々にキタ~!) 184条の5です。」
Boss:「発明者の名前が抜けてたらどうなる?」
Taraco:「(ドキドキ…?)…庁から戻されます…」
Boss:「補正指令ね。じゃ、1項3号の“その他の経済産業省令で定める事項”って何?」
Taraco:「え…っと…、施行規則の~…」
Boss:「ちゃんと調べて、後で教えて」
Taraco:「はい…」
 ……(法文集をペラペラ)……
Taraco:「施行規則38条の3でした!」
Boss:「Thank you~♪」
 施行規則まではさすがに、覚えておけとは言われず、ホッと胸をなでおろしたTarcoであった。。。
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