軽減措置週報#19
これまで、アカデミック・ディスカウントや独立行政法人用の軽減申請書はだいぶ作りましたが、今後は中小ベンチャー企業・小規模企業用にも注意を払っていく必要が強まりました(とはいえ、対象に該当するか否かの判断がややこしい印象ですが…)。こちらがご案内する前に、手際よくお客様自らが申請してくるケースも出始めました。しかもこの軽減措置、なんと国際出願を行う場合も対象になるというからビックリ! さらにさらに、通常の3分の1という破格の手数料! これはもう、「記念受検」ではないですが、個人で「記念出願」とか「記念国際出願」をしてみる!なんて遊び心まで抱く人もいたりして?!(笑)。
と、冗談はさておき、新入所員の私は、今週から、弁理士事務所の新入職員のための講座のいくつかを聴きに出掛けることになりました。この歳で新入研修かぁ…と思っていたら、「全部は出なくてもいいよ」との軽減措置により、興味のあるテーマだけでいいことになりました(苦笑)。
で、今週半ばにその講義を受けてきたのですが、フレッシュな気分になれる楽しいお話で、とてもタメになりました。詳細は、先生からのお申し付けでコンフィデンシャルにしますが、1つだけ、先生がかつて不動産販売の「不採算社員」向け講座をしたときの話が印象的でした(「不採算社員」なんてヒドイ言い様な気がしますが、音だけ聞いていたら“負債Sunshine”に聞こえて「??」状態でした)。その人たちへのアンケートで共通していたのが、「その日やるべきことの計画をいつ立てるか?」という質問に対し、「その日の朝」と応えたことだったとか。朝一番からフル回転するためには、その日やるべきことは必ず前日までに計画しておかないと!という尤もなことが、意外にできていない人が多いとのことでした。
最も面白かったのは、「組織」のミッション遂行ゲーム。組織を活性化させるのは新人の能動的な動き次第、ということを実感させてくれるものでした。
新人のうちは、たとえ仕事を振られても、それまでの経緯やミッションの目的・仕事相手のバックグラウンドや考えなど、具体的なことが明らかにされないまま形式的にこなさざるをえないことも多く、今の私にはそれが一番辛い所でした。が、末端の人が能動的に働きかけることで、ミッションが活発に動き出しスムースになることが、ゲームを通して体感され、面白く感じたのでした。悶々としている暇があったら、とにかく調べて報告・連絡して相談すれば、何かしらいい方向に動いていくもんだ、と楽観的になれました(笑)。
この日知り合った別の事務所の人の話を伺ったら、そこは二十数人規模だけれど、すごく暇な時期もある、とか、紙の包袋はなく、全部データ化しているとか、所内に上下関係はないと言われているとか、所変われば…的な話の数々にビックリもさせられた半日でした。
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