欲望週報#32
今週は何かと欲望に駆られた一週間でした。
PCTの34条補正の差し替え書面を作る際、「あ~、Acrobat XI が欲しい~!」(PDF書面を直接編集するため)――。
IDS提出のために引例データやその機械翻訳を検索する際、見つかりにくい引例の公報番号を試みにGoogleに直入力したら、GooglePatentsの素晴らしいページが閲覧できた時、「あ~、Google先生! 21世紀のアレクサンドリア図書館も個人的には応援してるけど、まずは世界特許電子図書館を作って~!」――。
特許料等の自動納付について調べた際、「あ~、予納残高不足でも、入金あるまで1か月くらい待機して欲しい~!」――。
アメリカのreissueについて調べた折は、細切れ情報はネットでも入手できるのだけれど、なかなかまとまった情報が得られず、「各国法を漏らさずまとめたページが欲しい~!」――。
経理担当の方がお休みだった日は、お客様に対して請求額をお知らせしなければならず、急きょ計算。消費税を乗せて源泉徴収税を引いて…、、「税率10.21%ってハンパな数、どうにかならんのかぁぁ~?!」――。
……まぁ、その他もろもろ、細かいことも含めれば欲望にはキリがないのですが……
それにしても、Google Patents 、スゴくないですか?
最初は公報番号を打ち込んだのですが、試みに“Kao”とか入れてみてください。2014/08/26の午後8時現在、最初に表示されたのは“Bottled beverage”でしたが、そのページからespasnetにもリンクが張られていたり、ドイツ語・フランス語・英語まで機械翻訳がフォローされています!
ざっくり入手した情報によると、Google Patentsは2012年に先行技術情報やEPO情報が見られるようになり、2013年には中国・ドイツ・カナダ・WIPOの情報もフォローするようになったのだとか。。。(正直、「なんで日本より先に中国?!」と思ってしまいましたが…苦笑)。各国特許庁のサーチでは、それぞれに入力桁数などのルールがあったりして、慣れないと、サクサクッと結果を得るのが難しいことも多いのですが、Google Patentsがもっと充実して、各国語の機械翻訳の精度も上がってきたら、Googleの検索窓を入口に、あちこちの特許庁ページに自由自在にアクセスするのも夢じゃない気がします♪ Google社の、大風呂敷を地球サイズにまで広げて、それをコツコツ着々ときちんとたたんでいくような仕事ぶり、本当に敬意を表します!!
そして――、先日、所長が所員にランチをご馳走してくれました。やっぱり、一番の私の欲望は食欲なのでした~♪
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