数理科学10月号&9月号
少し前、「もっとたくさんの人が量子力学を学ぶべき…」とかいう村上憲郎さんに共感するようなことをブログに書いた私ですが……。
夫が過日、『数理科学10月号』を持ち帰って、「この“複素数とシュレディンガ―方程式”の記事、読んでごらん」と手渡すので読んでみると――。いやぁ~、もうキレイさっぱり忘れ去って、何が何やらわからなくなっている自分にタジタジしてしまいました。
書き出しの、「シュレディンガー方程式は“不自然”」という見方自体、そんな風に考えたことがなかった気がして、いきなり惹き込まれはしたのですが…。
ものすごく読みやすくて素直な書きぶりの、好感度の高い文章なので、話の流れはよくわかるのですが、式の詳細がわからない~(涙)。終わりごろの「偏微分方程式の解の複素解析性と量子力学のトンネル効果の評価は、ほとんど表裏の関係にあるのです。」という文章を読んだ所で、「あー、ここはホントなら感動すべき所なんだろうなぁ…」と思いつつ、純粋に感動を味わえない自分がただただ情けなかったです。
もし、この記事の著者の中村氏が、ガモフの『不思議の国のトムキンス』みたいな本を書いてくださったら、迷わず手に取ること間違いなし!なんですが…(苦笑)。
私のボケ予防のためか、夫はその翌晩には『数理科学9月号』を持ち帰り、今度は、「“さとかっちゃん”がコラム書いてるから読んでみたら?」と私に手渡しました(汗)。タイトルは、「宇宙を通じた重力研究の過去、現在、未来」。宇宙論の目下最大の謎はダークエネルギーの正体で、すばる望遠鏡に新たに設置されたHyper Suprime-Camの活躍に期待大なのだとか。
二晩続けて、普段使わない頭をちょっぴり使ったせいで、週後半はぐっすりと眠ったような気がします(笑)。
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