1F&2F週報#41
どんな事務所にも、得意分野・専門分野というのがあると思いますが、弊所の場合、特別注力分野というのがあるような気がします。それは、所長の趣味に多分に由来するようで――。
大手家電メーカー出身の所長の専門は、電気や機械ではありますが、時折、採算度外視でやっている仕事がチラホラ。それは、専門とかとはまったく無関係に、障碍者の方の役に立つようなもの、地域振興につながるようなもの、省エネに役立つようなもの、健康志向に沿ったもの…。
出版の仕事で、ノルマをこなすための仕事と、自分の趣味趣向に沿った仕事とを使い分けていた自分自身を見るようで、内心笑ってしまいます。
発明は基本的に、世のため人のためになるようにと考えられているものだとは思いますが、単に人が楽になるようにとか、効率を上げるためとか、売れるものができるとかいった目的よりも、根本に善意のあるものがイイですね。
アメリカの女性で、兄が無実の罪で捕えられたことを悲しみ、レストラン勤務のズブの素人から一念発起して弁護士資格を取得し、見事兄の無実を勝ち取り、以降も、本当に困っていて自分が助けたいと思う人だけを、無償で弁護した人がいたと聞きました(生活費は、弁護士になる前同様、レストランで働いて得ていたのだとか!)。私の理想も本来はそんな形ですが、それじゃぁ仕事のスキルも上げられないし、食べていけるだけの複業にできそうな仕事も見当たらない。。。となると、所長のように“ロマン”を上乗せできるような仕事を手元に置くやり方がベストなのかな?と思えます(笑)。『下町ロケット』で言うところの、1Fと2Fのような…。
【今週のトピック】 今週は、某特許情報管理システムの説明会を聴きに行きました。また、共有にかかる権利の、一方の“放棄”に伴う手続きについて、所内で侃々諤々とやりました。つくづく自分のアバウトな性格が実感されました~(泣)。
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