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2014年12月19日 (金)

Patent vol.67 11月号

 今月も、『Patent』をゆっくり読む間もなく、次号が届いてしまいました。
 あらかじめ、ちょっとだけ読んでいたのは、小玉秀男先生の「3Dプリンタの発明経緯と普及の背景」と、11月号から始まった「コピーライト・ラウンジ」第1回。
 小玉先生の記事中、最も印象的だったのは、先生が、1977年頃、XYプロッター上でCADデータを見た際、ご自身が2次元の中での3次元立体把握力が弱いことを意識され、「XYZプロッターがあればな」と思ったというお話。そしてそのフラストレーションを抱え続け考え続けたということ。まさに弱点は発明の母(笑)。何かのTV番組で、数学オリンピック・チャンピオンの女性が、積木が数十個不規則に積みあがった絵を見て、瞬時に個数を当てていたけれど、ああいう人には、3Dプリンターに思い至るような発想は逆に難しいのかもなぁ~と、凸凹のそれぞれの面白さを感じます。
 また、実用化の機会は逸したものの、最初に思いついたという事実は、世界のどこかで誰かが見ていてくれ、評価してくれるものだということを、身をもって体験されたこと。知的な財産が生まれる瞬間というのは、誰かの頭の中でしか起こりえないと思うと、発想するってスゴイことだと感じます。
 「コピーライト・ラウンジ」という連載は、今後も楽しみに拝読したいと思います。1ページ構成なので、どんなに忙しくても、これだけは読めそう(苦笑)!

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