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2015年1月 6日 (火)

お正月振り返り其の一

 2015年元旦は、夫の実家へ。5,6年ぶりにお会いする親戚も。
 義理の父母は、体調万全でなく、椎間板ヘルニアで歩くのが辛かったり、途中途中で横にならないと疲れてしまうような状態でした。また、義理のお姉さんの遠距離介護の話を聞いたりして(月2回の週末を飛行機で介護に行っているそうです!)、“老い”との付き合い方を考えさせられました。
 一方、見事なノルウェージャンフォレストキャットを3匹も飼っているという話を聞き、写真も見せていただいて、賑やかで楽しそうな様子にほのぼのしたり。
 お節と焼肉とサラダに、“獺祭”(だっさい)という日本酒のスパークリングや、21年ものをさらに寝かせたグレンフィディッチというスコッチウィスキー(ウェッジウッドの瓶入り!)をいただきました。
 久々に会う親戚は、ご夫婦で生物系の実験を続けている人達なので、STAP騒ぎの感想を聞いてみたところ、「いまだに、あればいいな~と思ってますよ」と、ごく冷静な回答。理論物理で理想状態を仮定して思考実験するのと異なり、現実の実験ではコンタミが起こることはままある上、コンタミに厳重注意するようになったのは、ほんの10~15年ほど前なのだとか(この話に一番驚きました)! また、Natureのような革新的論文の多い雑誌では、画期的なものが出る反面、発表後一度も再現されないようなものも多いし、ノーベル賞を受賞した研究でさえ、ヒトでも応用できるはずがマウスでしか再現できなかったりして、ご自身たちも多かれ少なかれ似たような経験はあるとのことでした。原因と結果が必ずしも一元的に結び付けづらいのが現実世界での実験なんだな~と実感し、素人が思い浮かべられるような単純なものではないということに納得しました(それでもいい加減な改ざんには歯噛みせざるをえませんが)。。。いろいろ実験の苦労話を聞かせていただいて、新年明けにやっと、少し冷静になれた気がしました(苦笑)。
 体調の優れない両親や、遠距離介護・遠距離通勤で苦労の絶えない親戚の話に、日々のご心労を慮りつつ、それでも皆で集まってワイワイできたのは、ありがたいことでした。
 すっかり長居してしまったので、後日疲れが出なかったか電話したところ、「すごく楽しかった」とのことで、よかったよかった!

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