特許異議申立制度
先日、特許異議申立制度についての研修会に参加してきました。
平成15年まであった異議制度が、来年度から復活するため、所長から「機会があったら詳細調べといてー」と言われていたもので。
会場は100名収容だったか、ほぼ満席。特許無効審判の解説後、異議申立制度についての解説となりました。すでに特許庁のHPにアップされている手引きを参考書にして、ポイントを説明してくださいました。以前なら、実務と関連づけられないまま、漫然と聴いていたであろう研修でしたが、今ではずいぶんと問題意識を持って聴けるようになりました。
まぁ、こまごましたことはアレコレありますが、直近では、特許公報送付時の送付書フォームに、異議申立のことを書き加える必要があることと、委任状・包括委任状のフォームに、異議申立についての項目を書き加えることくらいでしょうか…。
平成15年より前の包括委任状に、昔の異議申立のための項目が入っており、それをそのまま使っていたという人が会場から質問して、「そのまま使えますか?」と訊いておられましたが、「使えなくなる予定です」とのこと。まだ、特許庁内でも検討中で、今月中にHPに結論が掲載されるとのこと。
特許情報管理ソフトは、すぐにバージョンアップされるのか知らん?
オマケの注意事項として、「副本にも捺印を」とか「庁提出書類の郵送は書留で」とか、私の中では常識になった事柄について講師の先生がお話しになっておられましたが、こういうことはHPでフロー順に一覧できると、余計なことに神経を使わずに済み、他のことに注意を向けられるのになぁ…と思います。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 調査の果て(2024.07.30)
- 論文や査読や明細書と、OpenAI(2024.05.07)
- 知識と図書と図書館と…(2024.03.26)
- 令和5年不正競争防止法等改正説明会(2024.02.29)
- コンセント制度の導入と氏名商標の要件緩和(2024.02.16)
コメント