知財は予防医学的?
経費削減が各企業で徹底されてきているせいか、はたまた量より質へのシフトの賜物か、最近、出願前に、中間・登録から権利維持までの全費用の概算やタイムスケジュール等を欲するお客様が増えている気がします。
原価部門であれば当然に、原価や販管費等と見込販売量から、限界利益を超えないと、どんなにいい仕事でもなかなかGOにならないものでしょうが、知財業界はそういうものは度外視で余裕があるなぁ…というのが当初の感想でしたが、、、。
最近の個人的な感覚としては、知財は“自費出版的”・“予防医学的”というのが、ぼんやりと自分を納得させる見方になっています。
健康のために、食べ物にこだわったり、ジムに通ったり、そういうことの費用対効果は、なかなか定量的に説明できないと思いますが、それに似た感覚です。なので、あまりに厳しい締め付けで縛るよりは、名刺代わりの“自費出版的”なものと、見えない効果を及ぼす“予防医学的”なものとの峻別をするのが肝要かと考えています。
最近のコメント