裁判官・書記官
先週、生まれて初めて、裁判所裁判官・書記官という職種の人の話を聴く機会がありました。日々、人と人の諍いの狭間に身を置くと決めた人のメンタリティがどんなものなのか、その人となりに興味津々で会場に赴いたのでした。どんな職種の人であれ、十人十色とは思いつつ、ついその職業ならではのステレオタイプなイメージで、アレコレと想像を巡らしてご対面~。
裁判官の方は、凛としたベテラン俳優のような趣で、よく通る声で明るく話す方でした。裁判官というと、正義の塊のように高貴で、とはいえちょっと庶民とはかけ離れた感じをイメージしていましたが、ずいぶん想像と違って親しみやすい雰囲気。小さいネジのことを「ちっこいネジ」とおっしゃったり、ある意匠の形状を「ウルトラマン7の頭みたいな…」と形容したり、なんだかお茶目(笑)。声に迷いがなく、「こういう人に諭されたら、ついウンウンと聞き入ってしまいそう」と思いました(笑)。
書記官の方は、なんというか、想像した通りの朴訥実直な感じ。日々の、地味ながら正確性を求められる仕事をコツコツとこなしておられる様子が滲み出た雰囲気。こういう仕事をきちんとこなす人がそこここにいるからこそ、社会が破たんせずに動いている…くらい、大袈裟な思いすら覚えます。講義が終わる時、「まだあと30秒ほど残っておりますが…」とおっしゃったのが印象的で、仕事の段取りもこんな感じでやっておられるのかな~?と笑ってしまったのでした。
久々に、小説のネタ集め的な視点で、マン・ウォッチングしてしまいました(講義内容は上の空??!)。
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