Patent vol.68
今月の「Patent vol.68」の特集は“知財で活躍する女性”でした。
他に読まなきゃならないものが山積なのですが、手に取ったらついつい読んでしまいました(^^;;。
すっごい人がたくさんいるもんだなぁ~とつくづく平身低頭。小さいお子さんを2人連れて単身アメリカ留学した方(ご主人は単身留守番)などは、私の想像をはるかに超えたタフさ! また、前向きで明るいキャラクターで苦労を苦労と見せないしなやかな方や、私と同様、いったん専業主婦になってから復帰したしぶとい方もおられました(笑)。
やはり、仕事が続けられるかどうかは、環境と周囲の協力や理解によるところが大きいのでしょう。“仕事も家事も中途半端”という悩みも、多くのワーキングマザーが抱えるもののようで、それでも学ばずにはいられないサガが、無理を押しても仕事を続けさせているのかもしれません。
すごく元気づけられる特集でしたが、私が思わず鉛筆で囲んでしまった箇所は、以下の文章。
「議論の主流は、特許法の理念としては先発明主義の方が勝っていることは自明だとするもので、私が、先願主義の方が発明の早期公開という特許法の趣旨にはむしろ適っていると述べると、驚いたように“米国の常識は世界の非常識ということが、ままある。“と言われたのが印象的でした」
ーーー知財の勉強を始めて、何かとアメリカ式の考え方にシンパシーを感じているのですが、それを大きな声では言いづらく思う自分がいて、世界の趨勢とは違う考えであっても、堂々と言える、開かれた議論の雰囲気をうらやましく感じたのかもしれません。
また、日本での“和解”は、両当事者が顔を合わせないまま、裁判官を仲介して行われることが多いという記載にも、Face to Faceで話し合わず、仲介者と書面だけでは納得なんてできないのでは…??と思ってしまいました。
”開かれた議論”というキーワードは、意外に男女共同参画の社会の実現にも重要だと思います(とはいえ、考え方がまったく違う人と議論するって、なかなか難しいことでしょうが、、、)。
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コメント
いやいや、私は「知財で活躍する女性」なんてもんじゃ全くないですが、自分の守備範囲として特許や治験の翻訳もさせてもらっています。基礎から勉強したのではないので、勉強しながら翻訳をしている感じですが、内容的に興味深いです。特許で今までやったことがあるのは医薬と機械です。
投稿: Lotus Flower | 2015年8月25日 (火) 05時51分
Lotus Flowerさん、こんにちは!
体調はいかがですか?
そっかー?! 特許関係の翻訳のお仕事もなさっているんですね! すごく独特だよね。化学系なのかしら?
ご自身の大病とも上手に付き合いながらお仕事を続けてるLutus Flowerさんも、まさに“知財で活躍する女性”だわ! 英語の勉強、しばし頓挫してますが、復活したらまたいろいろ教えてくださいねm(_ _)m
投稿: Taraco | 2015年8月22日 (土) 07時09分
あはは、昨日まで特許関係の和訳をしていて、先発明主義とか先願主義とか出てきたところでした。拒絶理由通知の翻訳だったのだけど。今日は治験関係の英訳をしています。最近、特許や治験の仕事が多いです。
投稿: Lotus Flower | 2015年8月22日 (土) 06時34分