川床料理初体験
京都の一晩目、親子三人で川床料理初体験! これがまぁ、大変でした(笑)。
貴船での川床料理を勧めてくれた友人に従いたかったのですが、そこまで足を伸ばすには時間が足りず、やむをえず、「高瀬川二条苑」という庭園を買い取って作られたというチェーン店での川床料理を予約して行ったのですが、、、!!
7時に川床の会場に通されると、遠くには大文字焼きで有名な如意ヶ嶽が見え、床の下には鴨川が流れ、いい感じの夕暮れ感。思いのほか涼しかったし、前菜も見目麗しく、「いいね♪いいね♪」と言いながら生ビールとジンジャエールで乾杯。
前菜を一通りいただいた頃でしょうか、辺りがすっかり暗くなり、会場を照らすライトだけが川面に映えるような、群青色の夜が到来ーーー。すると、、、
どこからともなく、小さな羽虫が飛来したかと思ったら、息子のジンジャエールに飛び込みました。それをかわぎりに、川虫が飛ぶわ飛ぶわ!!! 白い色が好きらしく、とにかくそこここに飛んできては、お料理だろうが洋服だろうが所構わず飛びついて、夕食はと言えば、川虫の踊り食い状態(爆笑)! 虫嫌いの息子にしてはよく我慢していたのですが、さすがに、お刺身の醤油皿にまで飛び込まれて、嫌~な顔をし始めました。
夫と私は、まぁ多少予期していたことで、しばらくは辛抱させようと黙っていたのですが、夫の白いポロシャツが、黒く見えてくるほど虫がたかり、椅子に寄り掛かった拍子にそれらをブチブチと潰してしまったところで、仲居さんに懇願!
「すみません、申し訳ないんですが、中の座敷に席を移動させてもらえませんか?」・・・
私たちの席が、一番河に近く、明るかったせいもあり、川床の会場の中でもひときわ虫に好かれていたため、お店の人も見兼ねてくれたようで、快諾してくれて一安心(笑)。
クーラーの利いた室内に移動してからは、素敵なお庭を眺めながら、ゆっくりと食事することができました(翌晩の大文字焼きの夜だったら、もう少し我慢できたんですが…)。聞けば、川虫が飛んでくるのは一定の小一時間ほどで、その後はぴたりと来なくなるのだとか。。。
家族一同、「川床料理は、うんと上流へ行って、日中、お昼をいただくに限る!」と悟った一夜でした(^^;;;。
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