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2016年5月21日 (土)

失望

 言わずと知れた、都知事の行状についてです。
 常日頃から感じるジレンマとして、国家公務員や政治家など、国の運営に関わる人には、存分にお給料を支払って、優秀な人財を集め、思い切り能力を発揮していただきたい!と思う半面、一般企業のような監視と締め付けの緩い公務員体質・身を削って組織に貢献せねばというプレッシャーの欠如が蔓延する場に、血税は注げない!という思いもあります。
 公務員であるか否かを問わず、清廉潔白に働く人は働くし、働かない人は働かないのが現実だとは思います。今は大した稼ぎすらない私が言っても説得力ゼロですが、最低限、自分の給与の源泉が何かを自覚することは、社会人として当たり前のことではないでしょうか? ましてや、税金に依って立つ人が、お金の使い方にルーズだなんて、もってのほか! 「第三者に厳正に調査してもらう?!」――法律違反でないかどうかという問題でなく、都知事自らの善悪の判断を訊きたかったのにぃぃぃ?!

 現都知事が就任したとき、期待をもって迎えたのを覚えています。公明正大に、理知的に都政を引っ張ってくれるものだろう、と…。それがここにきて、数々の醜聞に触れるにつけ、「あ~、人間って地位によってこうも変わってしまうほど弱いものなのか…」と、ただただ失望するばかり。
 都民・国民は、もっともっと怒り、都知事に限らず全為政者の、お金の使い方を検証すべきなんじゃないでしょうか? 秘密裡に動かなければならない事があるにせよ、我々のお金を使っている以上、最低限の使途は明記して、いつでもネットで閲覧できるくらいの仕組みを作った方がよいのでは??

 とにかく、こういう問題をうやむやにせず、人間は弱いものだという前提で、抜け道のない、不正ができない仕組みをキッチリ作るべきと考えます。

 消費税増税も見送られそうな気配が漂い、一方ではパナマ文書で明らかにされつつある租税回避問題――まったくもって、世の中をリードしている頭脳集団が何を考えているのかサッパリわからず、モラルも何もあったもんじゃない状態。。。せめて自分自身には、「本来無一物、無尽蔵」と唱えておきましょう(泣)。

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