政治家と法律家への幻滅
6月6日の、東京都知事の会見模様をニュースで見ました。一市民の感覚として、政治家と法律家への幻滅は、決定的なものになってしまった感があります。
「違法性はない」と言う政治家はそもそも信用しないことにしていますが、高度な政治的駆け引きで、グレーなことにも手を染めざるを得ないような状況とは違い、今回の問題はあまりにも幼稚すぎて、「もっとたくさん、時間を使わなくちゃいけない問題が山積しているのに、こんなことに時間を使っていること自体、“他人のお金と時間”の無駄遣いだぁぁぁ!」と、憤懣やるかたない気持ちです。
本来、公人たるもの、良識の範囲で活動するべきなのでは??
「不適切だが違法性はない」という論理でなく、「違法性はないが不適切」であるべきなのでは?? 良識に従って生きていれば、よほどの不運に見舞われない限り、弁護士さんにお世話になることはないし、それが日本の良い所だと思うのですが、近頃はすっかりアメリカ型に毒されているのか、国の舵取りをするような人がすぐに、第三者委員会だの弁護士さんだのにお世話になる。。。最高学府で国際政治を教えていたような人が、“学級費で買い食いしちゃダメだよ”というような、親が小学生の子どもに言い含めるようなことも守れずに、「違法性はない、お金は返します」と開き直れる神経がわからない。私のこの感覚、どこか間違っているんでしょーか??。。日本の武士道はいずこへ?!!
客観的に冷静になろうと、子どもに訊いてみました――「この件、どう思う?」――
「まぁ、極悪非道なことをするよりは、カワイイんじゃないの?」……なんだか、余計に情けなくなりました。
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