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2016年7月23日 (土)

ノンアルビール訴訟とポケモンGO

 昨年の春先に提訴された、ノンアルコールビールの特許侵害訴訟と、それに対抗する無効審判が、双方取下げという形で和解となったそうで。。。
 ここ数か月、仕事でビール本に関わっているせいか、関心が持続しています。
 ワインは、テロワールとか葡萄の品質・出来とか酵母の働きとか、人為的にコントロールするのが難しい要素が多いのに対し、ビールは職人の手によってコントロールできる部分が多いとのこと。それなら、酵母を働かせないノンアルコールビールなら尚更、人為的な組み立てが味や香りに大きな影響を及ぼすことは否めません。
 コカ・コーラの原液の成分は、すでに成分解析はされているものの、その“混ぜ方”は依然、営業秘密として厳格に管理されていると聞きます。モノをブレンドする割合の調整やその手順というのは、秘密にできるものなら秘密にした方が、“神秘の風味”としてブランド価値は高まりそうですね。
 昨今のクラフト・ビールばやりの傾向を見るに、消費者は、画一的に大量生産される風味より、時節や土地柄や作り手の趣味など、様々な要素が織りなす“偶然性”に拠った風味を、奇遇な出逢いとともに愉しんでいるように感じます。
 クラフト・ビールの生産者たちは、お互いに各人の作品を愛でて品評し合うような、連帯感を持っているようですが、営利追及の大企業ともなると、そんな暢気に構えてもいられないんだろうなぁ…と思うと、少し気の毒な気がします。でもきっと、裁判で争った会社の人達も、実は無類のビール好き揃いで、晩酌時には、「研究、研究」とか言いながら、他社製品を楽しんでいるんだろうと想像して、本件は私の中では手打ちとしました(苦笑)。

 一方、アメリカ等で先行していた任天堂の「ポケモンGO」が、子どもたちの夏休み入りとともに、日本でもダウンロード開始となりました。息子に、「まさか、やらないよね?」と訊くと、「“遊戯王”でコレが始まったら、やっちゃうな…」とのこと。確かに、ポケモンの歴史は20年、遊戯王も20年、ガンダムは37年、仮面ライダーは45年、ウルトラマンは50年と、日本には長い歴史を誇るコンテンツがこんなにもあって、イングレスを活用できそうな素材に溢れています(ゲーム会社同士のコラボを巡り、各社とNiantic,Inc.が交渉中?なんちゃって…?!)。
ARを一気に身近にするのは、こうしたコンテンツの威力かもしれませんね!
 ともあれ、プレイヤーの皆さんには是非とも、TPOをわきまえて楽しんでもらいたいものです。
(親としては、このシステムで英語学習ソフトを作ってみて欲しい…)

 ( ↑ 上記の各コンテンツの周年は不正確かもしれませんので悪しからず。。。)

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