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2016年8月 2日 (火)

東京都民が今後4年間を託す人

 新たな東京都知事が選出されました。我が家は全員、期日前投票をしていましたが、投票時間終了とともに“当確”が出て、驚きました。投票率も59.73%だったようで、ようやくまともな投票率になってきた、という印象です。
 とにかく“クリーンな人を!”というのが、率直な都民の願いだったと思いますが、今回の小池百合子氏の当選を勝手に分析するなら、アルピニストの野口健さんの応援が、とても功を奏したのでは、と個人的に思います。
 原発問題にせよ、沖縄問題にせよ、政治的な問題の多くが、臭い物・厄介なことの後始末を事前に前向きに考えない・先送りする、そうしたツケが表面化して起こっているように思えます。そんな雰囲気を、頭でなく肌で感じている市民が、どんなに優秀でも、目の前のゴミを一つ拾えない人は信用ならない…と感じるのは当然の反応。
 他の候補者の方々も、別に声高にアピールしなかっただけで、目の前のゴミなんて当たり前のように拾っていたかもしれませんが、“富士の樹海のゴミ拾い”という積極的な活動によって、それを問題視する人たちとの信頼関係を築いてきたことを、タイムリーにアピールできたのは、政治家としてアッパレだったのかもしれません。
 もうひとつはやはり、“しがらみのなさ”。とかく根回しが重要視される日本の風潮ですが、根回しが有効なのは、相手にする人たちに取り込まれるのが是の場合だけ。取り込まれることなく各々が独立した個人として仕事したいと考えたら、時には真正面から意見をぶつけてみるのが大事な場合もあるのだと思います。
 「クリーンで、グリーンで、インディペンデントな女性の勝利~」というのが、勝手な都知事選総括(笑)。
 舌戦の後はもう、後腐れなく、足の引っ張り合いでない切磋琢磨した、互助的な姿勢で政治に臨んでくださることを願います。

 アメリカの大統領選の行方はまだわかりませんが、今年はとかく、女性が矢面に立つのを目の当たりにしますね。社会保障とかゴミ問題とかエネルギー問題とか軍事とか、女性的な視点で捉えなおしてみると、現状の閉塞感を突破する選択肢が、予期せぬ形で現れてこないとも限りません。地球規模で“将来世代を慈しみ育む”政治を希望します。

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