他人の深慮遠謀を想像する
WEDGEに、「ソフトバンクのARM買収が危険なこれだけの理由」という記事が掲載されたそうですね。
経済紙等が、今回のことをどんな風に報道し評価しているのか、私は全然知りません。強引とも思える営業手法や買収の勢い等に「?」と思うことがないといえばが嘘になりますが、個人的に、孫さんの経営者としての姿勢をすごく尊敬している私。20世紀末からの数年間で私が教わったことは(もちろん直接ではありません…笑)、「夢や志がなくても会社は作れるけれど、夢や志なくして会社を継続する意味はない」ということ。構成員がどんなに前向きでも、夢の方向性が違ったら、いつかは機能不全に陥ると思われる一方、みんなが同じ方向を見ていれば、平均的な集団でも予想以上の働きができる可能性がある、ということ。
創業当時の、「インターネットを、誰にでも、もっと安く速く!」という理念にはすごく共感しました。PCとPCをネットワークでつなぎ、人と人を携帯端末でつなぎ、あれよあれよという間に志として掲げた目標に近づいたスピード感は、やっぱりスゴイと思います。
その共感を今回のことに当てはめて、勝手に想像したのは、巷で言われるIoTの典型例などは突き抜けて、『生物と無生物のあいだ』で揺れ動いているんじゃないかな~?ということ。「地球へ…」のマザーとか、“キューティーハニー”(自律的に成長するアンドロイド)とか、「Big Hero 6」の“microbot”を夢想しているかどうかはわかりませんが、「無機物を有機的にふるまわせる」ことに、興味を奪われているんじゃなかろうか…、と、彼の深慮遠謀を想像します(笑)。
まぁ、他人のココロの内を勝手に想像して楽しんでいるだけですが(笑)、これくらい壮大な夢でもなきゃ、博打のような会社経営なんて、やってられないんじゃないかな~?と思うわけです。
少なくとも、あの精神の若々しさと一途さは、いつまでも見習いたいな~と思います。
さて、私やあなたの、残りの人生の夢や志は―――?!
【がっちりマンデー】 先日の「がっちりマンデー」で紹介されていた、“ティー・バランス”と“ポリウレア”。面白かったなぁ~!(特許第2934218号、特許第2917248号)
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