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2016年11月の30件の投稿

2016年11月30日 (水)

論文のオープンアクセス化と出版社と書店と

 先日、家人の論文が“Physics Letters”という雑誌でアクセプトされたのですが、オープンアクセスになっている上、投稿者からの投稿料(Article Processing Charge)も不要だったらしく、「エルゼビアの収支はどうやって調整しているんだろう?」という話になりました。どうも、SCOAP3という44か国の図書館等の出資により、閲覧者も投稿者も費用負担しなくてよいような仕組みができている模様。。。巡り巡って、誰が負担しているのかと、ついつい考えてしまいますが、論文のオープンアクセス化って、知的財産の公的共有化と考えると、スゴいことだなぁ…と感じます。

 昔ながらの一般的な出版界は、図書館に要望書を送らなければならない(売れ筋本を多数貸し出すのはやめて~と悲鳴をあげる)ほど逼迫している中、持ちつ持たれつ…と言えるのかしらん…?
(少し前の、旺文社のテスト問題の電子データ化が著作権侵害だとの報道には、法律が技術を骨抜きにしているようで、忸怩たる思いを抱いています。良心をもって取り扱えば、すべての情報のデータ化は有益でこそあれ、不法や後ろめたさとは無縁のはずなのに…涙…123先生がブログで紹介してくださっていた書籍を読みたいのですが、年末は何かとお財布がピンチ!?)

【岩波ブックセンター破産…】 そんな中、岩波ブックセンター破産のニュース。じわじわなのか、すごい勢いでなのかの肌感覚は微妙ですが、出版社も書店も、淘汰の波は収まる気配がないようで…()。

20161130_120161130_2 20161130_3  【澄んだ朝の色】 今朝は、空気が乾燥していたせいか、いろんなモノモノの色がくっきりスッキリ美しくて、とても澄み切った朝陽でした♪

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2016年11月29日 (火)

『エジソン 20世紀を発明した男』

20161125  先週末、標題の本を読了。
 印象的な箇所に付箋を貼りながら読んだら、かなりの数になってしまいました。
 
 本書は、エジソンの先祖が、オランダからアメリカ大陸に渡ってくる所から始まり、彼の二人目の妻マイナとの間に生まれた3人目の末っ子シオドアが鬼籍に入るところで終わります。かなりのボリュームではありますが、それでもやはり、一人の人間の人生を振り返るには、全く紙幅が足りません。本の中の断片的な情報から、登場人物の人となりを推測するのは、どうしても語り手の偏向を含んでしまいます(彼の伝記は千冊を超えるので、千通り以上の解釈があるのかも?!)。それでも、エジソンの勤勉さと稀有な実行力に関しては、誰がどう語ろうと、珠玉の才能であったと確信できました。

 あまりに濃密な人生を生きた人なので、何を書いても物足りなく感じてしまいそうですが、2つ、私が「忘れたくない」ことを記しておこうと思います。

 1つは、エジソンが44~45歳の頃、『Progress(進歩)』というSF小説のような33ページの草稿を書いていたこと(多忙の中で片手間に書いたので、3年間で33ページ!)。Innovationではなく、Progressにしたところが、エジソンらしいな~と思いました。(本書P.266あたり)
 とかく、技術の実用化や千件を超える特許の話ばかりが取り上げられがちですが、この草稿の概要を読むと、エジソンがいかに、それらを実現する裏で、多岐にわたる思索を重ねていたかが想像されます。戦争や犯罪を撲滅した世界や、地殻の大変動・宇宙の彼方とのコミュニケーションなど、今現在でもホットなテーマを検討していたようです。アカデミックな学問体系に沿った訓練からはドロップアウトしながらも、必要に応じて、臨機応変に様々なジャンルを、書籍や人から学び続けた博識さは、まさにPh.D。ある評論家は彼をゲーテになぞらえたのだとか。(それでも、アインシュタインの相対性理論への感想を求められた際には、「自分には理解できないので、感想は言えない」と忌憚なくおっしゃったそうな。一方でアインシュタインも、エジソン制作の事実暗記的なクイズは、学者が取り組むべき問題じゃない、みたいなことを言ったらしいので、タイプの違う偉人同士ですね。)
 本書には、たくさんの写真も収められていますが、少年時代の明るい表情から、青年・壮年期のちょっと神経質な面持ち、そして、老年期のなんとも言えない滋味に富んだ魅力的なお顔へと、心の熟成がそのまま現れたかのような変化も感動的です。デスマスクを作ったジェームズ・アール・フレーザーの言――「力のみなぎる、すばらしいお顔でした。広い額、鼻、口、顎と、顔のどの部分も美しいうえに、あふれんばかりの力強さを感じさせるお顔です。」―― 臨終の章は、ティッシュBOXを抱えて読まざるを得ませんでした。。。
 エジソンが生涯に遺した研究ノートは530冊余り。相当なメモ魔で、なんでもかんでも書き付けていたようですが、きっと頭の中には、その何倍もの詩が溢れていたのだと思えます。

 2つ目は、二人目の妻マイナの夫の支えぶり。一人目の妻メアリーは、あまりに仕事一辺倒の夫に耐えかねたのか(子どもは3人もうけましたが)、ノイローゼになり早くに亡くなってしまいます。対してマイナはと言えば、父親が創設したシャトーカ大学(キリスト教布教の一環の夏の文化教育集会)をはじめ、数々の慈善・福祉事業に関わりながら、夫のエジソンと、新たに生まれた3人の子を加えた6人の子どもたちに、献身的に尽くし続けました。幼い頃から耳が聞こえづらかったエジソンのため、モールスを覚え、パーティーの際などで夫が聞き逃したことを、膝をつついてモールスで伝えるなんてこともしたそうです! 仕事に没頭すると、何日もお風呂にも入らず、ヨレヨレのシャツを着たまま仮眠だけで数日過ごすような夫だったので、たまに子どもが顔を合わせると、「え? こんな人が私のお父さん?」と怪訝に思うような風体だったようですが、そんな夫にも理解と敬意をはらい、尊重し続けた彼女がいたからこそ、エジソンは思うままに研究開発に集中できたのだろうなぁ…と思えました。(現代では、なかなか受け入れられ難い仕事ぶりかとは思いますが…)
 前妻との子どもたちは、エジソンからはほとんど顧みられることなく、悲痛な人生を送ったようですし、マイナとの間の子も含め、あまりに偉大な父を持つのは、子どもたちには相当大変なことだったようです。
 マイナは、「主婦」という言い方を「誤った名称の最たるもの」としてひどく嫌っており、自分の仕事に誇りをもって「ホーム・エグゼクティブ」と称していたそうです。「家庭経済という科学」を理解することが真のアメリカ女性の義務だと信じ、職業人としての威厳を保っていたとのこと(P.488あたり)。

 ほかにも、書き置きたいことは山のようにありますが、折に触れ、思い起こしながら自分なりに噛み締めていきたいと思います。それにつけても、エジソンの晩年の頃と、相対性理論発表が同時代だったというのが嘘のようだし、その数年後にはENIACが開発されたり暗号解読合戦が行われるというのが信じられず、この頃から、人間の普通の生活感覚と科学技術の進歩との乖離が激しくなったのかなぁ…と感じました。
 本書を上梓してくれたニール・ボールドウィンと、訳者の椿さん、どうもありがとうございました!!

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2016年11月28日 (月)

カップヌードルは上げ底?!

 先々週、知財教育の学校支援の研修を受けた際、カップヌ―ドルに隠された特許の話を伺いました。
 講師の先生が、カップヌードルの側面の一部を縦長の長方形に切り開いて、お湯を注ぐ前の中身を見せて下さったのですが、、、。「上げ底?!」――そう、乾燥麺が、パッケージの中で、中空に浮いたように挿入(中間保持)されているではありませんか? ガッチリした主婦が一目見ただけでは、“上げ底”という邪推がまず浮かんでしまいそうですが。。。
 実は、(既に特許は切れているそうですが)この部分も立派な特許だったとのこと。3分という短時間でも、イイ塩梅に麺がほぐれるようにするための工夫なのだそうです。1999年に販売されたスケルトンのパッケージなら、そのほぐれる様子がつぶさに観察できた模様。さらに、乾麺の上と下では、麺の密度が違っている(下の方が密度が低い)、、、(特許第924284号)。
 いやぁ、お恥ずかしい限りですが、まったく知りませんでしたぁ~!

 それにしても、講師の先生が所属する日本弁理士会近畿支部の知財教育活動は、すごく活発なようにお見受けしました! 関東の学校の需要はどのくらいあるのでしょうか…?

 

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2016年11月27日 (日)

こくうま!クリーム豆腐

20161115_120161115_2  少し前、「ためしてガッテン!」で、“超濃厚!豆腐ニューワールド”というのをやっていました。普通の絹ごし豆腐が、フードプロセッサーにかけるだけで、驚くほどクリーミーになるのだとか。
 …ということで、先日早速お試し~♪
 生協の小さめのお豆腐を4丁、フードプロセッサーにかけること30秒。。。テラテラと艶が出て、ヨーグルトのよう。ちょっぴり味見してみると―― んん?豆腐だな。。。?(そりゃそーだ)。
 とはいえ、黒蜜をかけていただいたら、プリンのような、きな粉餅のような、自然な甘さの風味が立って、私は結構好みでしたが、夫と息子は微妙な表情(笑)。30秒じゃ、時間が少なかったのかな~? もっとしっかり攪拌して、“コクうまボール”を木っ端微塵にしないといけなかったのかな~? オリーブオイルでも1滴落として攪拌すると違うかなぁ~? またほとぼりが冷めたころ、リトライしてみます!

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2016年11月26日 (土)

勉強会7

 昨日は、勉強会第7回目。先月今月は繰り返し、ネット経由の添削で、調査→出願→拒絶理由通知→応答案作成→意見書・補正書作成…と、複数事例につき、往復で書類の講評をしてもらっていました(お忙しい中ありがとうございます~)。これらにつき、まとめと解説をしていただきましたが、やはり、実務に勝る研鑽なし、と思えます。
 複数人の事務所だと分担できるような、必要書類の下準備や捺印受領作業、庁提出や発送書類の受領、期限管理・リマインダー送付や請求書発行等々、本質的でない“こまごま”した部分が意外に大変。
 今後の仕事の仕方を模索しているという話になり、「私の場合、老い先長くないから、管理業務が伴ってくることをするべきか否か迷っている」と言ったら、笑われました(笑)。まぁ、案ずるより産むが易し、でしょうか…?
 次回以降や来年度からの取り組みとして、また面白い試みをご提案いただいたので、研修モードから徐々に、実務モードへと軸足をシフトしていけたらなぁ~と思っています(すべては、息子の受験如何次第?!)。

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2016年11月25日 (金)

54年ぶりの11月雪

20161124_120161124_2  昨日の都内は、昭和37年来の11月の雪だったそうですね!
 某所出張だった私は、予定より1時間半くらいも早く動き出しましたが、特に目立った混乱もなく、ホッとしました。
 関東にいながらにして、見事な白銀の世界に包まれた景色を見られる幸運が嬉しくて、昨日は一日中ウキウキしっぱなしでした(笑)。こういうとき、単純な性格はお得です♪
 昨日の雪が凍って、今朝の方がヒヤヒヤかもしれませんが、外出される方はどうぞお気を付けて!!

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2016年11月24日 (木)

企業訪問MTG第2回目

 先月、某所の会社を初訪問。ありがたいご縁により、友人弁理士先生からご紹介いただいたこともあり、社長と技術顧問の方がわざわざご対応くださり、午前中はざっくばらんに近年抱える課題をお話しくださった上、お昼をご馳走になり、午後は工場見学をさせていただき、またミーティング。日中の大半のお時間を拝借して、とりとめなくいろいろな話を聞かせていただきました。
 経験の浅い私にとっては、またとない勉強の機会! 製造業の様子、社長の考え方、工場の雰囲気、取引先との関係性、技術顧問の進取の気性、資金繰り、銀行とのお付き合い、海外工場建設の段取りやノウハウ、海外企業との付き合い方、外国人の雇用、商品開発、販売、営業…。伺いたいことが山ほどありますが、まずは社長のニーズに少しでもお応えできることを探って貢献すること。前回、5つに絞ったテーマに関し、第1回のレポートをお送りしておいたので、2回目のミーティングでは再度お話しを伺って課題を煮詰める予定。まだ、具体的に何から着手するかを検討している段階で、自分にできることがあるのかすら怪しい状況ですが、ガッツリ当事者意識をもって、“今まさに動いている”企業に関われる経験が刺激的!!! これまであまり接点のなかった製造業の実相に触れるのが目的ですが、ご紹介くださった友人弁理士先生に、ただただ感謝です。
 最初に社長に今回の件を打診させていただいた際、「弁理士さんに何を訊けばよいのかわからない」と言われた時は、本当にご尤もと思いました(苦笑)。それでも、とりあえず訪問の機会をいただき、ざっくばらんに世間話をした後、「何か形になる成果が出せるといいですね」とおっしゃり、2回目の訪問も「お待ちしてますよ」と言っていただけたのは、幸いなことです。少なくとも、社外の人間に現状の説明をすることで、自社を客観的に見るキッカケくらいは最低限ご提供できるよう、ソクラテス式対話を心がけたいと思います。
 (具体的な目的を定めないMTGに時間を割ける、ということは、余裕のある会社なのだとは思いますが、)とにかく、貴重なお時間をいただいていることを肝に銘じ、可能な限り動かせていただきます!

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2016年11月23日 (水)

ドア掛けミラー

20161025_2_2  先月、amazon経由でイケアのドア掛けミラーを購入。思いのほか良かったので助かりました。8kgの重量で、ドアへの負担が心配でしたが、その重量ゆえの安定感というか、案外グラグラせずにイイ感じ。
 しばらく据え付けたままの状態で、何か不具合が出るかどうか、観察の日々です(笑)。

 ―― それにしても、我が家にはこれまで、洗面所以外には大きな鏡がなかったのですが、全身がフルに見える鏡の中の自分を見て愕然! ありのままの自分を認識するって、、、辛いですね…

【今度はトイレが?!】 今年は、洗濯乾燥機が壊れ、TVの色映りが悪くなり、ガスコンロもボチボチ寿命が近づいているというのに、先日息子が、「3Fのトイレのウォシュレットが壊れたっぽいよ」と報告!! 一昨日は我が家の17周年だったのですが、ホントにあちこちガタが来ていて参ります。(高度成長期に造られたインフラ類も、諸々心配ですね~)

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2016年11月22日 (火)

勝手に“しんぶんや”

 『エジソン ―― 20世紀を発明した男』を読み進めています。その中に、エジソンが幼い頃、自分で新聞を発行していた、という逸話がありました。
 「あ~、なつかし~!」――私も、小中学生の頃、クラスメイトの似顔絵なんかも入れながら、ずいぶん勝手に新聞を作って、読みたい人にだけ配ってたっけ~!!…と思い出し、古いファイルをガサゴソと漁ったら、さすがに小中学生時代のプリントは残っていないながらも、なんと、1992年頃(就職して5年目くらい?)に、職場の組合活動のために描いたらしき原稿を発見! その内容が古臭くて妙に可笑しい(笑)。先日友人に、「昔いた会社は、あからさまに給与の男女差があったんだよ」と話して驚かれましたが、そんなことやあんなことに、不満タラタラだったようです(苦笑)。 大正期から続く老舗出版社でしたが、この後、仮オフィスに引っ越し、都内一等地に自社ビルを建設、ピカピカのオフィスに変貌を遂げ、組合の要求もずいぶん受け入れてもらえたのでした。。。

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© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

貴重な歴史的史料……にはならないか。今はもう、給与の男女差なんて、完全撤廃されているんだろうか…?
 それにしても、エジソンにとっては、産業革命は“情報革命”だったのだなぁ…というのを認識しました。汽車に乗って、都会と田舎を毎日往復することで、彼の情報へのアクセスが格段に上昇したのは感動モノです。そして、入手した情報をすぐさま、新聞という形で周囲の人に届けることで、おこづかい稼ぎをしていたのも微笑ましい(^^)。また、白熱電球の発明以上に、電力供給網の発明がスゴかったのだと痛感しています(過日、新座であった東電の火災事故で見えた、ケーブルの絶縁の仕組みが、モロにエジソンの発明と似ていてビックリ!)。彼の、「電力は動力ではなく、動力を移動させる手段だ」という言葉が印象的でした。彼が、現代のインターネットやニューラルネットワークに触れたら、どんな想像力を働かせるのか、、、? 物流網、電力網、情報網、神経網…革命っていうのはもしかして、新しいネットワークのフレーム提供なのか?!なんて思いながらの読書が続きます。。。♪
(エジソンは毎日、詳細な日誌を付けていたようですし、二番目の妻のマイナも、毎日実家への手紙を書くことを欠かさなかったそうですよ!)

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2016年11月21日 (月)

Patent 2016.11

 先月の「著作権」特集のPatentも読みかけだというのに、もう今月号が届いてしまいました(汗)。
 今月の特集は「大学と知財」でしたが、私が真っ先に拝読したのは、「ロボットイノベーションと知財マネジメント」というイベントの基調講演1と一般講演1。産総研の大場先生と、弁護士・弁理士の鮫島先生のお話がテキスト化された部分。
 大場先生の、「ロボットって何でしょう?」という素朴な問い掛けに対し、「“人を辛苦から解放してくれるメカ”じゃないかな~?(“自律的に”と言いたいところはグッと堪えて)。。。(洗濯機くんは私にとっては頼れるロボくん♪だけど、自律的には動いてくれない…)」――などと考えながら、面白く読み進み、社会実装するための上流設計の必要性にも、なるほどと思いました。従来のリンゴの木から果実を収穫するロボットを創るのは難しいけれど、リンゴの木の形を変えてしまえば、収穫ロボットを創ることは易しくなる。けれど、その場合はもはや収穫にロボットを使うまでもなくなり、逆に運搬部分のロボット化が必要になる…という具合。設計から社会実装に至るまでの一貫した設計手法を確立するには、特許になるような形式知よりも、サービスとものづくりをバランスよく組み立てるような暗黙知の割合が圧倒的に多いとのこと。
 鮫島先生は、中小企業のサポートにつき、①マーケティング力、②開発力、③量産力、④販売力、という要件を挙げられ、最も重要なのは①のマーケティング力だとおっしゃっていました。これを的確に把握した後に、⑤知財が重要になってくるのだと。
 いずれの記事にも、なるほどなるほどと思いましたが、聞くは易く行うは難き。。。
(こういう全体的な視野で仕事をしても、特許事務所は食べていけるものなのか、、?)

20161121_120161121_2  【丸裸寸前】 ウォーキングコースにある桜並木は、丸裸寸前で真っ赤っか…(笑)。

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2016年11月20日 (日)

愚痴

 本当にくだらない、単なる愚痴ですので、スルーしてください。

 春から夏に差し掛かる頃から始めた、一冊の翻訳書の編集仕事。会社勤めの頃は、人選や仕事の段取りなど、すべて自分自身に委ねられていたわけですが、フリーランスになって、仕事をいただくことになると、人選も仕事の段取りも、その会社の慣習に従うことになります。途中からの参加ということもあってか、当初から、「同じ出版とは言っても、ずいぶん会社によってやり方が違うもんだなぁ…」という感触ではあったのですが。。。
 最初の打ち合わせでは、約3か月で校了まで持っていけるようなお話だったのが、次々と予定が変更となり、気付けば半年が過ぎ、まだあと1か月くらいはかかりそうな予感(グロスで受けた仕事なので、時間がかかりすぎるのは辛い~!)――。どうにも納得しづらい“手戻り感”がやるせない…。
 一番の取っ掛かりの時点で、すべての人選を固め、できるなら全員が顔を合わせて認識し合い、基本的な仕事の方針とか、気を付けること、テクニカルタームの統一、OSやソフトのバージョン確認、通信環境、時間感覚の同期など、暗黙的な部分を共有できるようにしてから仕事を始めるのが普通だと思っていたのに、いつの間にか監修者が増えたり、テクニカルタームの使い方に関する考え方が訳者と監修者で異なったり、スケジュール厳守が徹底されていなかったり、、、。
 いやはや、何事も一筋縄ではいきません。いつも思っていることではありますが、「最初が肝心」という言葉を、さらにさらに噛み締めることになっている今日この頃です(泣)。

【五輪準備】 似たような愚痴は、もしかしたら五輪の準備に関わる人の間にも蔓延しているのでは、、、と思えます。とはいえ、改善すべきは改善しないと、ズルズルのダラダラになりかねず…。先日、小池都知事が、ボランティアの制服の見直しをする旨の報道を読みましたが、大賛成! 着物風だけど脱ぎ着のしやすい、それでいてオシャレな制服とか、とにかく洗練されたデザインにして、是非ともボランティア意欲を高めていただきたいですね~♪
―― ところで、一大イベントの実施に際し、全体の統一感を図る統括デザイナーみたいな存在はいないのかしらん? いるべきだと強く思うのですが、、、?

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2016年11月19日 (土)

アニメ「この世界の片隅に」

20161117_5  先日ようやく、アニメーション映画「この世界の片隅に」を鑑賞することができました。
(ネタバレがあるかもしれませんので、ご注意を…)
 意外にも、比較的若い男性が、多く観に来ていたことが、妙に私を安堵させました。
 長らく応援できたことを幸せに思える、しなやかで芯のある、行間の深い見応えある作品だと感じます。

 戦中・戦後の広島・呉が舞台というだけで、空気感は推して知るべしという感じですが、時代としての暗さや悲惨さではなく、絵を描くのが大好きな一人の女性の暮らしを、温かな眼差しで切り取る、片渕監督の前向きな思想が感じられる物語でした。アニメーションのフィルタリング効果ってスゴい!と、改めて実感できる、ほんわかしているのに重厚感のある、不思議な余韻です。
 水汲みや針仕事や釜土での調理など、ただでさえ大変な時代に輪をかけて、戦争という辛い境遇まで背負わされ、たくさんのものを失うことになる“すずさん”。丁寧に身の回りに眼を凝らすからか、傍目にはとても鈍くさく、不器用な印象を与えながらも、少女から一人の女性へと(円形脱毛症になるくらい苦労しながら!)経験を重ね、お嫁さんから妻へ、妻から母へ、たくましく腰が据わっていく様が、「人間って、強いな」と思わせます。
 私は不思議と、あまり涙は流しませんでしたが、ある1シーンだけ、ポロポロポロ…と泣けました。
 それは、高台から呉の港に停泊する戦艦等を写生していた“すずさん”が、憲兵に密偵と疑われるシーン。家族は皆、“すずさん”の安穏とした性格を知り尽くしているため、それが誤解であることは百も承知なのですが、憲兵に変に逆らってもいけないと、ぐっと笑いをこらえてうつむいたまま。重苦しい空気を残し、憲兵が立ち去った後で、一同がひたすらお腹を抱えて笑い合う場面。緊張からの弛緩のせいか、心底滑稽に思えたのか、とにかく笑う笑う。。。一人むくれる“すずさん”の頭をポンポンする夫の周作さんも楽しそう。この家族団欒シーンが、私には妙に泣けて泣けて――(ハンカチを握りしめててヨカッタ!)

 もう1つ印象的だったのは、機銃掃射のリアル感。音響効果もあいまってか、普通の日常の中の非日常が、恐ろしさを倍増させていました。
 音の他に外せないのが、声優さん! 夫の周作さんの声が、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の団長、オルガ゙・イツカ役をしている細谷佳正さんだったので、内心キャーキャーしていた私ですが、あちらの作品では、子どもさえ凶器に変えて“生”を繋がなければならない戦争の悲惨さを真正面から引き受けているのに対し(毎週、本作を観ながら、中東の子どもたちのことを想っています)、こちらの作品では、恋女房に優しく寄り添い、戦争があってもなくても、お国のために尽力しそうな好青年になっていて、それもまた対照的な感じでした。
 そして、主人公の”すずさん”の声は、女優の“のんさん”。いまだ“あまちゃん”の印象が強く残っているのが気がかりでしたが、原作のこうの史代ワールドを体現するかのような“あんのん”とした雰囲気と、ちょっと抜けていながらも気丈で一途な“すずさん”の一本気な感じを“地”で演じていたようで、最初の数分で、すっかり馴染んでしまいました。

 ともあれ、声高に叫ぶわけでなく、「戦争は不毛!」と、ココロに刻める映画です。
(登場人物の名前がすべて、元素名をモチーフに命名されているとかいないとか…)

 

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2016年11月18日 (金)

「終わらない人 宮崎駿」

 先の日曜日、NHKドキュメンタリー「終わらない人 宮崎駿」を観ました。
 引退宣言された後、どうされているのか気になっていましたが、ちょっぴり寂しそうながら、お元気そうでまずは一安心。ジブリ美術館向けの毛虫の短編アニメーションの制作模様が前半部でしたが、後半で、ドワンゴの川上会長が突如登場してビックリ! 以前、著作権関係の研究会での氏の発言を聴いた際、「なんて論理的に説得力をもって話す人なんだろう…」と、感嘆した記憶があったので、どんな展開になるのか、固唾を飲んで見守りました。ドワンゴさんも、2014年に人工知能研究所を設立し、目下いろいろ研究中のようですが、その中で、AI を駆使してコンピュータにアニメーションを作らせようという実験をしているらしく、その途中経過を宮崎さんの前でプレゼンしたのでした。。。
 が、宮崎さんは、ゾンビのように動く得体の知れない物体の動きを見て
一喝。「極めて何か、生命に対する侮辱を感じます」――
 あーあ、、、NHKさんも、なんて罪作りな編集をするのか。。。せっかく、才能の塊同士が邂逅したのに、あんな尻切れトンボな映像だけ見せられては、フラストレーションが溜まったままです(苦笑)。あのあと、ドワンゴの人たちが、「すみませんでした、身近に身体の不自由な方がいなくて、そこまで思い至らず…云々」と和解して、お互い何か新しいインスピレーションを得たのか、はたまた、「年寄りに、AI の潜在力なんてわからんらしい…」と、双方不愉快なまま物別れに終わったのか…。
 まぁ、いつぞやのアニメーターさん同様、この放送を許可したということは、川上氏がピエロ役を買って出て、大人な対応をしたのだと思うので、物別れに終わっても、双方得るところはあったのかも…()。
 確かにゾンビばやりではありますが、もうちょっとこう、宮崎さんの嗜好を分析した上でプレゼンすればよかったのになぁ…。昨今、“分断の時代”なんて言われますが、国家間やコミュニティ間のみならず、専門性のタコツボ化による自分フィールド外への無理解という意味では、とっくの昔から分断は加速しているのかもしれません。宮崎さんが、そのあたりの感覚を、この1シーンで喝破したようにも思え、かなり気の毒でした。自分の分野に埋没して活動していたら、他分野や世間一般の人と交流する暇もなく、繊細な配慮をしているゆとりも、なかなかありませんもんねぇ。。。難しい時代です。
 ある種、コミュニズムのような団結の力で回る業界の、しかもジブリという象徴的な場においては、最近のグローバリズムの権化のような無機質のデータ活用は、たとえそれで有機物を擬態しようにも、違和感だけが浮き立ってしまうのかもしれません。
 この一件で発奮したのかどうかは定かではありませんが、すでに70代半ばの宮崎さんが、再び「長編企画 覚書」なるものを書して、5か年計画で制作に取り掛かるかもしれないとのこと!!? いやぁ、短編映画制作で「がんばれ おじいさん」なんて言っている場合ではありません! 今、この時代に、何を作らなければ、と思ったのか…? 気になります~!!!(ナウシカ完結編は?)
 ともあれ、どうぞ健康にご留意の上、どうかどうか、元気な創作活動を続けてください!!

20161118  【ご冥福を】 色彩設計の保田道世さんが、77歳でお亡くなりになっていたとは。。。ご冥福をお祈りいたします。たくさんの素敵な色彩を、ありがとうございました。
 イチョウが金色に輝く季節、近くの公園には、ハイジの干し草のベッドがいっぱいできそうなほど、カラカラの枯れ葉が山になっています…。

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2016年11月17日 (木)

地理的表示保護制度

 月・水は、「地理的表示保護制度」に関する研修2つ(茶園茂樹先生・農林水産省)に参加しました。以下、備忘録。

地理的表示〕(GI : Geographical Indication)
 現在登録されている地理的表示は以下の21件。
(うち、地域団体商標としても登録されているものには、*マーク)
1.あおもりカシス
2.但馬牛*
3.神戸ビーフ*
4.夕張メロン
5.八女伝統本玉露(*?)
6.江戸崎かぼちゃ
7.鹿児島の壺造り黒酢
8.くまもと県産い草
9.くまもと県産い草畳表
10.伊予生糸
11.鳥取砂丘らっきょう・ふくべ砂丘らっきょう
12.三輪素麵
13.市田柿*
14.吉川ナス
15.谷田部ねぎ
16.山内かぶら
17.加賀丸いも
18.三島馬鈴薯*
19.下関ふく*
20.能登志賀ころ柿
21.十勝川西長いも*

〔地域団体商標〕  上記の地理的表示とカブる商標(:権利者名)
・但馬牛:たじま農業協同組合
・但馬ビーフ:兵庫県食肉事業協同組合連合会
・但馬牛:兵庫県食肉事業協同組合連合会
・神戸ビーフ:兵庫県食肉事業協同組合連合会
・神戸牛(2件):兵庫県食肉事業協同組合連合会
・八女茶:全国農業協同組合連合会、福岡県茶商工業協同組合
・福岡の八女茶:全国農業協同組合連合会、福岡県茶商工業協同組合
・市田柿:みなみ信州農業協同組合、下伊那園芸農業協同組合
・三島馬鈴薯:三島函南農業協同組合
・下関ふく:下関唐戸魚市場仲卸協同組合
・十勝川西長いも:帯広市川西農業協同組合

〔地域団体商標でのデメリット〕
・品質の担保・統一化が図れない
・侵害に対し自ら訴訟提起しなければならない
・更新手続に費用が発生
・先登録の地理的表示があった場合、商標登録されても使用できない
・後登録の地理的表示があった場合、効力制限される
→農林水産物に限られるとはいえ、地理的表示としての登録メリットは大きい
(cf.地域団体商標の登録・更新時の一部軽減制度

 農林水産省のサポートとして、申請書作成のポイントを解説してくださった、食品需給研究センターの酒井さんという方は、食品トレーサビリティがご専門とのことでしたが、強調しておられたのは、「“登録後”を見据えた視点で、ビジネスにどう活かすかをよく考えて欲しい」ということでした。
 会場からはやはり、商標との先後願関係の質問が寄せられましたが、商標が先登録だった場合は、同一人か、または権利者から承諾を得た者でない限りは、地理的表示は登録されないので問題なさそうですが、地理的表示が先登録だった場合の、特許庁の審査基準が不明です。ただ、GI 申請要件には、「概ね25年以上の生産実績がある」という項目があるため、例えば、「奥飛騨の鄙びた神社内だけの一家相伝で継承されてきた“口噛み納豆”を、一世紀の時を経てGI 申請!」とかいう特殊な状況でもない限り、普通は商標登録出願が先行するのではないかと思われます(笑)。
 ですので、地域団体商標を出願する際、「この商標を、25年後まで地域で大事に育てれば、GI 登録も得て、国が守ってくれるようになる!」というような、継続目標の指針になるのかもしれません。この場合、当初から、品質維持の工夫を積み重ねる必要があります。(cf. GLOBAL GAP

【にっこり梨】 栃木の名産“にっこり梨”は、平成8年に品種登録されたそうなので、東京五輪の頃には、GI 申請可能となる感じでしょうか…?

20161105_5 先々週土曜の午前中は、TVで「食彩の王国」を見ながら、いただきものの最後の1個となった“にっこり梨”を使って、パイ&タルトを焼きました♪ レシピはCookPadにて。20cmのタルト型には大きすぎるビッグサイズの梨なので、放射状に並べられなかったのはご愛嬌(笑)。
 今期は、生で食べるより、肉料理やデザートとして調理して、存分に堪能した“にっこり梨”。洋梨のように、大根のように、リンゴのように、七変化してくれる、甘~くて大きな、小春日和の候に大活躍してくれる果物です!

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2016年11月16日 (水)

スンガリー新宿西口店

20161112_120161112_220161112_3  めっきり寒さが厳しくなってきました。そんな中、先日、同期の友人と新宿西口で昼前に待ち合わせ、都庁の展望台からコクーンタワーなぞを眺めた後、スンガリーでロシア料理堪能ランチ。近頃ロシアにハマっている友人と、かつてロシアにハマっていた私とで、加藤登紀子さんのお店でロシア気分を味わうという趣旨ですが(笑)、仕事の近況情報交換がメインの話題。
 特許事務所が学術雑誌に出す広告の話とか、ホームページのリニューアル費用の話とか、自所商標の話とか、知財キャラバンレポートの話とか、事務所の福利厚生でもらえる忘年会ビンゴ景品の話とか、事務所での親睦海外旅行の話とか、副業との兼業の話とか、預金封鎖の話とか、年金や401K話とか、著作権判例集の仮差止の結末とか、それはそれは盛りだくさん。
20161112_420161112_520161112_6  おしゃべりも楽しいながら、お料理がまぁ美味しいこと美味しいこと! グルジアワインの白でお互いの健康に乾杯した後、ボルシチや壺焼きやロールキャベツに舌鼓。バナナパイとロシアンティーも絶品! ホワイトソース大好きな人には、本当にオススメのお店です!! どれも濃厚な味わいで、身体が芯からポカポカして、“北風ウラー!”と叫びたくなる気分(笑)。
 最近食欲減退気味の私は、最初は、食事はそこそこに、凍ったウォッカをショットグラスで飲む気マンマンで赴いたのですが、ランチタイムにウォッカは飲めないようだったので、アラカルトでなくコースを堪能することに。食欲はなくても、おいしいものは別腹でした~♪

 3時の閉店までおしゃべりし、本屋でさらに1時間ほど立ち話してお開きに。寒いうちに、もう一度来たいけれど、難しいだろうなぁ~。。。(夜の東口店にも行ってみたい…) 次回の情報交換会は、来春予定!

20161115_3  【十六夜の…】 昨晩の、十六夜のスーパームーン。ハレー彗星並みに稀有な邂逅とのことで、肉眼ですが、家族で楽しみました♪

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2016年11月15日 (火)

何故に石炭火力?

 ここ数か月のニュースで、「石炭火力発電」がらみの話題をチラホラ見かけます。
 中国電力が千葉に新設とか、三菱グループが福島に計画とか、低炭素技術開発とか、環境相が条件付き容認とか、、、。なんだか、東京周辺に次々と建設計画が持ち上がっているような、、、(汗)。福島の廃炉費用は国民全体への負荷が上がる気配の中、首都圏の電力は安い選択肢が増えるというのは、どういうもんでしょうか??
 「パリ協定」の批准遅れの話題とあいまって、なんだか時代に逆行している感が否めません。私が不勉強なだけで、石炭火力発電でものすごい低炭素技術が開発されたのかしらん?!
 一時期の地球温暖化に関するフィーバーぶりが勢いを潜めている感じの昨今、もう一度きちんとアンテナを張り直しておかないと…と思われる今日この頃です。

→ 2016年11月17日、日本が再び“化石賞”を受賞……恥ずかしいぃ~(泣)

【NHKスペシャル】 先週の「廃炉への道 2016」での廃炉費用の負担や、事故が発生した場合の原発地域への取り返しのつかないダメージを目の当たりにするにつけ、なんとしても段階的になくしていかなければならないものと思いますが、だからといって、即、石炭火力の割合を増加させるのは、よくよく検討が必要かと感じます。ザルのような廃炉費用の概算の仕方に驚愕しましたが、大事な局面のそこここで、ああいう計算がされていないことを祈ります。

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2016年11月14日 (月)

上野AfternoonTea

20161113_120161113_2  日曜日は、上野公園の枝垂桜の黄葉をチラリと眺めた後、学生時代の友人と午前中からAfternoonTea♪
 昨今の受験事情についての感想や、浪人することについてどう思うかなど、忌憚なく聴かせてもらいたく、いきなりアレコレ質問させてもらいました(苦笑)。友人曰く、「目標があるなら、浪人もアリでは?」―― ふむふむ。ただ、同じ勉強をするにも、“本質を理解する”勉強をしないとね、ということで話してくれた逸話に、衝撃を受けました。
 なんでも、彼女の公務員の友人が、錚々たる大学を出た新人さんを教育する際、「日々の小さな努力の差が、将来大きな違いを生む」ということを強調したいと思い、「1.01と0.99の差なんて大したことないと思うかもしれないけれど、それを100乗、1000乗したら、大きな違いになりますよね?」という話をしたら、0.99の100乗が0.99より小さくなると分かる人が少なく、本来説明したい内容に至らなかった、とのこと!? 「大学卒業して、そこから説明~??!」と驚いたら、「暗記だけで試験を乗り切ってきちゃう人が結構いるらしいよ」という話で、空恐ろしくなりつつ爆笑
 おいしい紅茶をいただきながら、他にも、お子さんの就活の話やら、頭痛外来の話やら、ドラマ「逃げ恥」の今後の展開やら、若者の恋愛事情やら、女性蔑視の男性の話やら、仕事話やら、アレコレあれこれ。一人でいると、つい1つのことばかり考えてしまったりするものですが、友達と取り留めのない茶飲み話をするデトックス効果は絶大! お忙しい中、ありがとう~♪

【松山英樹さんにシビれる!】 気分爽快で帰宅したら、ゴルフの松山選手のスーパーショットがちょうどTV放送されていて、すっかりシビれました! 鍛錬って、素晴らしい!!

 

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2016年11月13日 (日)

日本橋とやま館

20161106_6_220161106_7 今月頭の土曜日、夫と二人、ふらりと「日本橋とやま館」へ。
 この秋口から開店したのですが、富山の特産品ショップに併設されたバーラウンジが魅力的だったので。
 3種の日本酒をチョイスして飲み比べができるセットで、以下をいただいてみました。
 ・黒部峡
 ・有磯曙
 ・満寿泉
 ・幻の瀧
 ・若駒
 ・成政
 ・医王山
 ・医王淡雪
 ・成政山廃仕込純米吟醸
 ・北洋 吟醸袋吊生原酒
 ・三笑楽 純米生貯蔵酒9
 どれもおいしく、冴えわたっていたりコクがあったりサッパリ飲みやすかったり、いろんな個性を楽しみました。
 つまみで頼んだホタルイカ三種盛や赤カブの漬物やキャラブキの佃煮や“まぜいりこ”が美味な上、焼ラウス昆布が癖になる手軽さで、自宅用にも買いこんで、ほろ酔い気分でお暇しました~♪

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2016年11月12日 (土)

息子の女性観

 先日、お風呂上がりの息子が、私の顔を見て言いました。
「うちってさ、家族で出掛けるとき、母親が化粧とかして遅くなって、家族を待たせるってことがないよね?」
――なんの脈絡もなくこう尋ねられて、意図がまったくわかりませんでしたが、
「日焼け止め塗る以外、化粧なんてほとんどしないからね」
と応えたら、ニヤニヤしてふいっと自室に行ってしまいました(???)。
 ステレオタイプな家族のお出掛けシーンを想像して、「うちには女性がいない…」とでも思ったのでしょーか? もっとメンテして、美魔女な母になって欲しいとか?(笑)
 ふと、「私のようなのが一般的な女性だと思って社会に出たら、大変なことになるかも…」と、不安がよぎりました。。。
 息子よ、スマン! 母のような洒落っ気のない女性ばかりだと思っていたら、将来お付き合いする人に、デリカシーがないと思われてしまうかも?!! どうか大学では、いろんな女の子がいっぱいいる環境で、多様な女性観を養っておくれ~!

【息子の美点】 とはいえ、いつ大学生になれるのかすら心もとないわけですが、、、一昨日の晩、やにわに『新約 とある魔術の禁書目録17』というラノベの文庫本(全472頁)を手にしたかと思ったら、7時半過ぎから11時半前までの約4時間弱で、息もつかずに一気読みしていました。この集中力だけは、いつもケチしか付けない私から見ても、息子の素晴らしい美点だと思っています。本を読む人の横顔は、この世の何にも増して美しい!!
 

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2016年11月11日 (金)

商標登録証

20161109 先日、自所用に出願した商標の登録証が届きました。
 去年までお世話になっていた事務所では、年間大量の登録査定が出るお客様などは、管理の簡素化の観点で、特許証は発行されないことになっており、単にリストが出るだけでした。そんなこともあって、登録証に対するありがたみはまったく感じていなかったのですが…。
 こと自所のlaunchに際しての登録証となると、やはり気分が違います。額に入れて飾る人がいるのもうなづける…(笑)。
 子ども支援卒業後の、仕事へのモチベーションアップのお守りとして、大切にしたいと思います。10年一括で登録料の支払いをしましたので、少なくとも10年は、この看板を維持して仕事を続けることを目標にがんばります(苦笑)。

 誰しも、いくつかの宝物をだいじに持ち続けているもの。
 今回の登録証も、宝物の一つに加えますが、他にも、「耳に当てると海の音がするような気がする大きな貝殻」とか「細長くて手の平にちょうど収まる“鞘”のような形の光る石」とか、「宮崎駿さんが握ったおにぎりを模ったプラスチック」とか、、なんでこんな物を?!というようなものを、私も後生大事にしまっています(笑)。
20161105_6 そんな中に、2005年4月から2007年12月までの3年間に書き溜めた“企画書ファイル”というのがあります。一般書籍の編集部に所属して、週1回の編集部会議に提出するために作成した企画書を、クリアファイルに保存していたのですが、これがどうしても捨てられない。自分の興味本位で、自分が読みたいと思う本を企画していたので、当時の自分がどんなことに興味を持っていたかが思い出され、懐かしいのなんのって(笑)。
 他人には何の価値もないのに、自分には不思議な価値があるもの――宝物って滑稽です

(それにつけても、私のようにタラタラと事業準備している人間にはよいとしても、この時代に登録まで半年かかるっていうのは、すごく辛いように感じます…)

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2016年11月10日 (木)

米大統領選挙とTPP関連知財法案

 昨日夕刻に決定した新しいアメリカ大統領――。
 イギリスのEU離脱問題の結果に次ぐ、いわゆる“有識者”の予想を裏切る結果――。
 「真に民主的な政治が行われてきたなら、ここまで格差は広がらなかったのではないか…」という、中下流層の声が聞こえるかのような、一連の動き。
 今回の結果には、“女性の価値観”の二分も感じられ、本当に複雑な心境です。
(とはいえ、我が家では、夫と息子はヒラリーさんを予想し、私はトランプさんになってしまいそうと予想していたのでした…)

 一方、こんなアメリカや、某相の連続失言等をよそに、TPP承認案・関連法案委員会可決。
 いろいろと気になる話題てんこ盛りですが、知財関連法案だけでもトピックが多岐にわたっていて、どんなものがあったかすぐに失念するところ、弁護士の福井健策先生が参考人として意見陳述した際の内容をホームページにアップしてくださっていたので、備忘メモ

・著作物等の保護期間の延長
・著作権等侵害罪の一部非親告罪化
・アクセスコントロール回避のみなし侵害化等
・配信音源の放送等二次使用への報酬請求権
・著作権・商標権侵害への法定の損害賠償制度
・特許における発明の新規性喪失の例外期間延長
・審査等に時間がかかった場合の、特許権の存続期間の延長
ほか

 先日、医療情報学会の研究会に参加してきた夫ですが、「AIに食わせるデータも、知財問題があってそれほど自由じゃないらしい…」と言っていましたし、ますます知財の保護主義が技術革新のブレーキになりそうな、皮肉な雰囲気も…。
 数年後に、これらの問題についてどんな所感を抱くことになっているのか、戦々恐々と見守ります。

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2016年11月 9日 (水)

「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」

20161106 映画「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」を観ました。久しぶりに、「人と人の関係性の化学変化が心に沁み渡る~」と思える感動作! 創作の現場に関わるたくさんの人に、是非とも観ていただきたい佳品です。
 脚本の原題は『GENIUS』――”天才”という意味合いよりは、“守り神”という意味合いで観た方がしっくりきます。原作は、A.Scott Bergというピューリッツァー賞作家の処女作『名編集者パーキンズ』で、編集者と作家の物語ではあるのですが、どんな創作の現場にもある関係性――監督と俳優とか、大工と建築家とか、(弁理士と発明者とか…笑)――における、“父と息子”の物語。
 編集者役のColin Firthも、夭逝の天才作家トマス・ウルフ役のJude Lawも、私の大好きな俳優さん。「シャーロック・ホームズ」シリーズでは、人の心の機微にも敏感なワトスンになりきっていたJude Lawですが、本作では、マグマのような“業”を抱え、自分でも持て余しながら、書かずには救われない、ある意味“自己中”な若き作家を、見事に演じ切っていたように思います。また、「英国王のスピーチ」等で、抑え目なのに不思議な熱さを感じさせてくれたColin Firthの味は、出版という世界での黒子たる編集者マックス・パーキンズそのもののようでした。
 無名だったスコット・F・フィッツジェラルドやアーネスト・ヘミングウェイを見い出し、偉大な作家に育て上げたカリスマ編集者なのに、公的な記録が一切なかったことにフラストレーションを抱えた原作者のScott Bergが、大学の卒論でパーキンズを取り上げて以来、一体何年かけて映画化に漕ぎ付けたのか、、、その間の人間模様も、まさに創作のドラマに満ち満ちているようです。原作に惚れ込んだ脚本家のJohn Loganが、原作者にかけあって映画化権を買い、演劇監督から映画監督への足掛かりを探していたMichael Grandageに監督になるよう持ちかけ、幾人かの俳優・女優に白羽の矢が立ったり、是非とも演じさせてくれと売り込みがあったり…。こうした舞台裏話が紹介されているパンフレットも、とてもイイ出来です。日本のカリスマ編集者 見城徹氏の談話も読めます♪
 映画の内容は、ネタばれになってはいけないので書きませんが、ものすごく高いクオリティであることは請け合い! 上映館が少なめなのは残念ですが、良質なインディペンデントの面持ちで、丁寧に作られた絶品だと思います。
 20世紀前半の世界では、まだ作家は鉛筆で小説を書き、出版社はタイプライターで清書し、編集者も赤鉛筆で校正し、脱稿から刊行まで半年も要して活字を組んでいたんだなぁ…というのが、隔世の感でした(笑)。3万部でベストセラーと言っているのも、古き良き時代の出版の世界を感じさせるとともに、一冊の本の重みという点ではうらやましいような気すらしました。
 原作に感動して以来30年もの間、その感動を抱え続け、映画化を実現させてくれた、脚本家のJohn Logan氏に、心からの感謝を捧げます。

【20世紀の初頭と終盤】 それにつけても、インターネット前と後での「手紙」と「メール」の時間差の有無には歴然の差があるのに対し、「プライベートをなおざりにしてでも仕事するのは男」で「家庭を守り、待つのは女」という構図は、大して変わり映えしないようで(当たり前のように黒人女性の家政婦さんがいたのもビックリ)。――女性のワークライフバランスは、現代でも課題山積ですが、本日、初の女性アメリカ大統領登場なるか?!!

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2016年11月 8日 (火)

AI関連書籍の出版ラッシュ

2061104_2  先週末、夫がTensorFlow関連の本を探しに行くというので、私も付いて行きました。
 AI関連書籍のコーナーには、“ディープラーニング”とか“Python”とか“Watson”とか“人工知能”とかいう語が踊り、動きがいいのか、ほとんどの本が面出しされています。Oreillyの『DeepLearning』という書籍の奥付を見てみたら、9月に出版されたものが、10月には3刷になっているではないですか?! す・すごい! いかにAI関連の勉強を始める人が多いかが実感されます。
 4冊ほど目ぼしい本を買い込んだ夫曰く、「ママもPythonくらい勉強すれば?」――
 いやぁ~、こんな時代だから、AIの概要の触りくらいは読んでおくべきかもしれないけれど、今から新しい言語を勉強する気にはなりませぬ~、と速攻で辞退したら、「Pythonなんて簡単だよ?」とのこと(?!)。
 新しいことにも臆せずチャレンジしようとは思うものの、やっぱり好き嫌いはありますよね~

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2016年11月 7日 (月)

読書週間に手にした次なる書籍

20161022_320161031_2  『電気革命』の読後、家の本棚で眠っていた『日本人の英語』をつらつら読んだりしていたのですが、先日思い立って、エジソンのことを自分なりに把握してみたくなり、一冊の本をamazonで注文。
 今はなき三田出版会の『エジソン ―20世紀を発明した男』。なんと、以前お世話になっていた翻訳家の方のお名前をカバーに見つけ、即決しました。全672Pの大物! 
 世界中の誰しもが知るエジソンですが、近頃は知性派のニコラ・テスラばやりなのか、お金儲けばかりのイメージでちょっと旗色が悪いような印象のエジソンなので、ジュブナイル向け伝記にとどまらない彼の人となりに触れてみたくなったのです(苦笑)。
 本書の感想が書けるのはいつの日か、、、という心もとなさですが、ゆるりゆるりとマイペースで読み進めたいと思います♪

…本扉をめくった最初のページにあったエジソンの言葉――「想像力を得るためには、発明家は詩人でなければならない」――少年時代の部分を読み終えましたが、う~ん、おもしろい!!~

【cf.】 R&Dラボ

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2016年11月 6日 (日)

「逃げるは恥だが役に立つ」

 アニメにはコロッとはまるくせに、ドラマには滅多にはまらない私が、今期のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」にハマりました(笑)。原作がマンガなので、現実の削ぎ落とし具合とか演出とか諸々、ドラマ自体がアニメチックな抽象感なのかもしれませんが、久々に愉しいドラマ♪
 みくりちゃんが可愛くて、見ているだけで元気になるし、出てくるインテリアがどれもお洒落で欲しくなる!
 近頃の草食系の男の子って、こんな感じなのかなぁ~?なんて思いつつ、平匡(ひらまさ)さんのココロの声にじっと耳を傾けてみたり…。百合さんの古風な考え方にも、素敵なのに一人を貫いている数々の友人を重ね合わせてみたり…。
 合コンとかお見合いとかするよりも、とりあえず契約結婚!っていうのが、今後のトレンドになるんじゃないか?と思えるくらい、いろんなメリットを感じます♪ まぁ、最初に、ものすごーくきっちりと契約書を作成しておくのが必須条件ではありますが!(笑)――(それ以前に、平匡さんのような理性的なジェントルマンが現実にはそうそう存在しないかもしれないけど…
 民法を勉強し始めた頃、「あー、現実の結婚も、そもそもは契約なんだよなぁ…」と思った自分を思い出しました。世の中、やたらと離婚訴訟が多いなんて話を聞きますが、ちゃんと契約書を交わしていたら、無用な争いにならないんじゃないかな?なんて能天気に考えたり…(苦笑)。弁護士さんも、ドロドロした後始末より、事前の予防契約の方が精神衛生上よいのでは…と思う半面、これから一緒になろうという前途洋々な人たちに、「パートナーが浮気した場合は」とか「生活困窮した場合は」なんて仮想条件は、提示できないですよね(笑)。法人同士の契約に従事している法務部の方々のご苦労がしのばれます(苦笑)。
 あ、このドラマはそんな泥臭い話じゃなく、ハートウォーミングなコメディですので悪しからず♪ 今後の展開が楽しみです!!(アニメの「ハイキュー!」と「舟を編む」も、現実をすごくうまいこと編集してて素晴らしいぃ~と感動中!!)

20161105_120161105_2 【モミジバフウ】 昨日の朝、グラデーションが美しかったモミジバフウと、石畳の上を這っていたアオムシ。

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2016年11月 5日 (土)

乖離していた受験認識

 今月上旬あたりから、各大学の入試要項が徐々に公開となるようです。
 息子は、強烈な反抗期というわけでもないのですが、勉強や生活のことにちょっとでも口を出そうものなら、「気持ち悪いから放っといて!」と怒るので、近頃は一切関知しないことにしています。成績表は全然見せないし、模試スケジュールも事前に教えてくれないという体たらく。が、模試について何も言わずにいたら、いつの間にかほとんどの模試をスルーしていたようで、自分が通っている塾主催のものをいくつか受けたきりで、母数が大きい他塾のものはまったく未受験(汗)!?。先日、その事実に気付き、さすがにちょっと焦りました。――「このままいったら、願書すら気づかずに出さない可能性が…」――
 これまで、先輩方の進学状況等にきちんと目を通したこともなく、まぁ適当にやるだろう…と思ってきましたが、にわかに気になりだして、公開されている実績を整理して表にしてみました。AOも推薦もない学校ですが、データの出し方が誠実なので、整理は楽だったのですが、、、(学校によっては、都合の悪いことは憶測するしかないようなデータの出し方をしている所もあるようで…苦笑)。
Singaku
(↑ 一学年400名に丸め、ザクッと計算したので、多少前後します)
 ガ・ガーン! 現役生の半数近くが浪人している?! 私が田舎の女子校出身のせいか、浪人するのは1割にも満たないような気がしていたのですが、とんでもない! コレって普通のことなの? 夫に訊いたら、「まぁ、そんなもんじゃないの?」と我関せず。いやぁ、そもそもの受験の認識が、世の中一般とあまりに乖離していたことに、今頃気づいた次第(大汗)。どうりで息子がのんびりモードなわけだ…(?!)。
 「日本の大学は入るのが難しく…」とはよく言われることですが、エネルギーが満ち溢れて、フットワークも軽く、何にでも挑戦できる十代終わりの時期に、形式的な受験勉強なんかに貴重な一年を費やすなんて、なんだかすごくもったいないような気がしてしまうのは私だけ??…(少なくとも、アメリカの若者は、こういう時間の遣い方はしない気がして、浪人というシステムによって、日本の学生はスタート地点からアメリカの学生より周回遅れをしているような…)。どこでもいいからサッサと大学生になって、好きなように勉強する方が余程楽しいんじゃないかと思ってしまうんですが、息子には息子の考えがあるようで……。
(↑ こんなことを書いておいたら、読んだ夫が、「浪人の1年を無駄だって言ってるようで、ムカつく!」と憤慨していました。別に無駄だなんて言っているわけでなく、日本の受験・大学・就職と連なるシステムに疑問符を投げかけているだけなんだけれど…。夫とは、受験に関しては180度考え方が違うようです~)
 ともかく、願書の出し忘れだけは回避すべく、今後の3か月ほどは、息子の動静に留意しておこうと心に刻んだのでした(今頃かっ?!)。

20161104  【十人十色】 先日、夫の実家に頼まれて、大晦日に仕出しのお節を届けてもらう手配をしておいたら、父からお礼の電話が。自然と息子の受験に話が及び、「勉強してるか?」と訊かれたので、「この期に及んで、まだエンジンがかかってないんです(泣)~」とこぼしたら、ご自身やご兄弟や仕事で関わった方々など、いろんな人が、大学卒業後、どんな仕事に就き、今どうしているか、という話をしてくださいました。「いろんな生き方があるんだから、試験の結果に一喜一憂する必要は全然ないよ」と言ってくださり、少し気が軽くなりました(苦笑)。頭ではわかっているのに、どうしてこんなに心配しちゃうのか、自分でもよくわかりませーん

(写真は、昨日の朝の、朝陽に延びるフェンスの影…息子のことは、気長~に見守ろうよ>私…)

 

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2016年11月 4日 (金)

“いまだかつてない”づくし散歩

20161103_120161103_2 文化の日の昨日、夫は出勤だったため、息子と二人で家にいたのですが、あまりのお天気の良さにつられ、昼前に、「ちょっと散歩しよっか?」ということに(来週はマラソン大会だしね)。
 息子が、「今まで歩いたことのない道を歩きたいな」というので、いまだかつて歩いたことのない道を歩いて、見知らぬ景色を楽しみながら、まずは秋葉原へ。
 ラジオ会館前を抜けようとすると、Yellow Submarineの特設ブースで、Force of Willとかいう、いまだかつてプレイしたことのないカードゲームの体験版を無料配布していたので、ゲット♪(カードに7か国語が併記されてました?!)
 そして、上野公園の桜並木を抜けて、(たぶん?)いまだかつて訪れたことのない上野大仏を見て、上野駅へ。
 途中、ラスコー展のポスターを見かけ、「見ていく?」と訊いたものの、すごい混雑が予想されたので、「混んでなさそうな日にしよう」とスルー。
 そそくさと帰ろうとする外食嫌いな息子に、「こんないいお天気なんだしさぁ、外で食べて帰ろうよ~」とせがみ倒して、いまだかつて入ったことのない、駅構内の“Hard Rock Cafe”へ。アメリカンなボリュームの、シーザーサラダとクラシックバーガーとシェイクを注文して、ロックなランチ(笑)。
 文化的とは言えないながら、“いまだかつてない”づくしの3時間弱の散歩、なかなか乙なコースでした♪

20161103_320161103_4 【AfternoonTea】 午後は、“にっこりパイ”作り♪ といっても、にっこり梨をバターでソテーして、冷凍パイ・シートで巻いて焼いただけ。卵液を薄め忘れてガングロになっちゃいましたが、自然な甘みだけで十分なやさしい味でした~♪

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2016年11月 3日 (木)

いっときいっときを…

 数週間前、夫が職場でお世話になっている先輩の奥様が亡くなりました。まだ還暦前だったようですが、ここ数か月、ガンで入退院を繰り返した末のこと。胃の全摘手術を受けてすぐ、急激に弱ってしまわれた模様です。
 お子さんたちはすでに独立して家を出ていたため、ご主人が、仕事しながら対応し、ごくごく短期間だけ職場を空けたのみで、すぐに通常モードに戻られたそうで。。。それと並行して、介護施設におられるご自身のお母様の具合も芳しくないのだとか。。。なんとも切なく、ご苦労が拝察されます。
 長年連れ添ったとはいえ、現役で働いている世代は、お互いにゆっくりと過ごせる時間はさぞ限られたことでしょう。我が家もすでに、この手の話が他人事とは思えない年代。。。この歳になると、いっときいっときを、本当に大切に過ごさないといけないな…と思わされます。
 ご冥福をお祈りします――。

【センテナリアン】 先週末やっていたNHKスペシャル「
あなたもなれる“健康長寿” 徹底解明 100歳の世界」で、久しぶりに日野原先生を拝見しました。一言一言にすごい説得力がありました。番組最後に、哲学者のマルティン・ブーバーの言葉を紹介されていました。

「新しいことを創(はじ)めることを忘れない限り、人はいつまでも若く生きることができる」(プロダクティヴエイジングの考え方)――かくありたいものです。

20161102_120161102_220161102_3 新しいことかどうかは怪しいですが、昨晩は「にっこり梨の肉巻き」にトライ。コレはお勧めです!! 塩・コショウだけの味付けなのに、すごくおいしかった~♪ 栗ご飯との相性もGood!

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2016年11月 2日 (水)

映画「この世界の片隅に」

Funding_movie  クラウド・ファンディングに参加し、陰ながら制作を見守ってきた「この世界の片隅に」というアニメーション映画が、来週土曜日に公開になります。
 本当は、自分自身の目で観てみて、「ご紹介したい!」と思ったらブログに書こうと思っていたのですが、宣伝活動を少しでも担って、実質的な協力もしなくちゃ…と思い直しての事前告知です(笑)。物語に、大きな起伏はおそらくなく、戦時下で普通に生きた女性のお話…だと思うのですが、機会がありましたら、是非ご覧くださいませ。

 私の母方の祖父が、旧国鉄の信号技師で、第二次世界大戦下、広島駅周辺のケーブル地中化の仕事をしていた関係で、原爆投下後のインフラ復興のお手伝いをしたという話を聞き及んでおり、小さい頃はよく、おじいちゃんが描いた原爆関連の油絵を見ていました。被爆者健康手帳も持っていたはずですが、健康には人一倍気を使って過ごしていたせいか、98歳での大往生でした。生前は、伝承のためか数々の油絵を描き続け、ニューヨークまで平和行進に出掛けたりもしていました。真面目でごくごく普通の人だったと思いますが、世の中はそういう人たちの日々の営みが支えているってことを、この映画を観ても感じられるのかな~、、、と、今から見に行くのが楽しみです。

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2016年11月 1日 (火)

働き方自由化

 特許事務所勤務の友人と、機会あるごとにメールで情報交換しています。お互い、勤務時間外にメールを書くわけですが、彼女から来るメールは大概、夜9時前頃で、「今、残業の帰宅途中。――」という書き出しで始まります(汗)。パーティションの中で、終日黙々と明細書作成に勤しむ毎日のようで、ご結婚はされていても、平日はご主人も帰りが遅いようだから、特に支障はない模様。
 一方、子どもを持ちつつも仕事を続けている友人たちは、基本的に定時定時か、フレキシブルに働ける条件を取り付けて、各々できる範囲で働きながら、子どもの手離れの具合に応じて仕事の幅を広げたり、介護の度合いが高まったり…。
 最近話題の「働き方改革」――。どんな風になっていくのか、静かに見守っていますが、一律に働く時間を制限するような動きには、「?」です(未払い問題とは別の話として)
。年齢や家庭状況や考え方によって、いろんな働き方になるのは当然で、気分や体調も含め、その時その時の状況に応じて臨機応変に融通できる仕組みができるのが一番いいんじゃないかな~?と感じます。
 融通のきく仕事ときかない仕事があるのは確かだし、短期間不夜城で猛烈に働いてお金を貯めた後は、サクッとリタイアしちゃう自由だってあるでしょうし、パートナーが一馬力で頑張ってくれるなら、結婚後は心穏やかに専業主婦としてハウスキーピングに努め、3~4時間のパートで気分転換するのもいいし、要するに、主体的な“自己コントロール感”を持てるかどうかがカギだと思っています。まぁ、経営者としては、従業員にはできるだけコンスタントに変化なく働いて欲しいと思うのが当然でしょうが、、、
 今の私は、到底きちんと社会で仕事している状態とは言えず、情けない限りなのですが、それでも“自己コントロール感”だけは保てているので、なんとか爆発せずに済んでいるのかな~?

 で、今は24時間家を空けるような働き方はできないながら、日常の些末な行為の中に、何かのヒントが見つけられるように暮らそう!としています(苦笑)。

20161031_320161031_4_2 昨晩は、「鉄腕DASH!」で紹介された“にっこり梨に漬け込んだ手羽先”ソテー作り。ほんのりとした甘さが美味でした♪

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