カップヌードルは上げ底?!
先々週、知財教育の学校支援の研修を受けた際、カップヌ―ドルに隠された特許の話を伺いました。
講師の先生が、カップヌードルの側面の一部を縦長の長方形に切り開いて、お湯を注ぐ前の中身を見せて下さったのですが、、、。「上げ底?!」――そう、乾燥麺が、パッケージの中で、中空に浮いたように挿入(中間保持)されているではありませんか? ガッチリした主婦が一目見ただけでは、“上げ底”という邪推がまず浮かんでしまいそうですが。。。
実は、(既に特許は切れているそうですが)この部分も立派な特許だったとのこと。3分という短時間でも、イイ塩梅に麺がほぐれるようにするための工夫なのだそうです。1999年に販売されたスケルトンのパッケージなら、そのほぐれる様子がつぶさに観察できた模様。さらに、乾麺の上と下では、麺の密度が違っている(下の方が密度が低い)、、、(特許第924284号)。
いやぁ、お恥ずかしい限りですが、まったく知りませんでしたぁ~!
それにしても、講師の先生が所属する日本弁理士会近畿支部の知財教育活動は、すごく活発なようにお見受けしました! 関東の学校の需要はどのくらいあるのでしょうか…?
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