論文のオープンアクセス化と出版社と書店と
先日、家人の論文が“Physics Letters”という雑誌でアクセプトされたのですが、オープンアクセスになっている上、投稿者からの投稿料(Article Processing Charge)も不要だったらしく、「エルゼビアの収支はどうやって調整しているんだろう?」という話になりました。どうも、SCOAP3という44か国の図書館等の出資により、閲覧者も投稿者も費用負担しなくてよいような仕組みができている模様。。。巡り巡って、誰が負担しているのかと、ついつい考えてしまいますが、論文のオープンアクセス化って、知的財産の公的共有化と考えると、スゴいことだなぁ…と感じます。
昔ながらの一般的な出版界は、図書館に要望書を送らなければならない(売れ筋本を多数貸し出すのはやめて~と悲鳴をあげる)ほど逼迫している中、持ちつ持たれつ…と言えるのかしらん…?
(少し前の、旺文社のテスト問題の電子データ化が著作権侵害だとの報道には、法律が技術を骨抜きにしているようで、忸怩たる思いを抱いています。良心をもって取り扱えば、すべての情報のデータ化は有益でこそあれ、不法や後ろめたさとは無縁のはずなのに…涙…123先生がブログで紹介してくださっていた書籍を読みたいのですが、年末は何かとお財布がピンチ!?)
【岩波ブックセンター破産…】 そんな中、岩波ブックセンター破産のニュース。じわじわなのか、すごい勢いでなのかの肌感覚は微妙ですが、出版社も書店も、淘汰の波は収まる気配がないようで…()。
【澄んだ朝の色】 今朝は、空気が乾燥していたせいか、いろんなモノモノの色がくっきりスッキリ美しくて、とても澄み切った朝陽でした♪
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