乖離していた受験認識
今月上旬あたりから、各大学の入試要項が徐々に公開となるようです。
息子は、強烈な反抗期というわけでもないのですが、勉強や生活のことにちょっとでも口を出そうものなら、「気持ち悪いから放っといて!」と怒るので、近頃は一切関知しないことにしています。成績表は全然見せないし、模試スケジュールも事前に教えてくれないという体たらく。が、模試について何も言わずにいたら、いつの間にかほとんどの模試をスルーしていたようで、自分が通っている塾主催のものをいくつか受けたきりで、母数が大きい他塾のものはまったく未受験(汗)!?。先日、その事実に気付き、さすがにちょっと焦りました。――「このままいったら、願書すら気づかずに出さない可能性が…」――
これまで、先輩方の進学状況等にきちんと目を通したこともなく、まぁ適当にやるだろう…と思ってきましたが、にわかに気になりだして、公開されている実績を整理して表にしてみました。AOも推薦もない学校ですが、データの出し方が誠実なので、整理は楽だったのですが、、、(学校によっては、都合の悪いことは憶測するしかないようなデータの出し方をしている所もあるようで…苦笑)。
(↑ 一学年400名に丸め、ザクッと計算したので、多少前後します)
ガ・ガーン! 現役生の半数近くが浪人している?! 私が田舎の女子校出身のせいか、浪人するのは1割にも満たないような気がしていたのですが、とんでもない! コレって普通のことなの? 夫に訊いたら、「まぁ、そんなもんじゃないの?」と我関せず。いやぁ、そもそもの受験の認識が、世の中一般とあまりに乖離していたことに、今頃気づいた次第(大汗)。どうりで息子がのんびりモードなわけだ…(?!)。
「日本の大学は入るのが難しく…」とはよく言われることですが、エネルギーが満ち溢れて、フットワークも軽く、何にでも挑戦できる十代終わりの時期に、形式的な受験勉強なんかに貴重な一年を費やすなんて、なんだかすごくもったいないような気がしてしまうのは私だけ??…(少なくとも、アメリカの若者は、こういう時間の遣い方はしない気がして、浪人というシステムによって、日本の学生はスタート地点からアメリカの学生より周回遅れをしているような…)。どこでもいいからサッサと大学生になって、好きなように勉強する方が余程楽しいんじゃないかと思ってしまうんですが、息子には息子の考えがあるようで……。
(↑ こんなことを書いておいたら、読んだ夫が、「浪人の1年を無駄だって言ってるようで、ムカつく!」と憤慨していました。別に無駄だなんて言っているわけでなく、日本の受験・大学・就職と連なるシステムに疑問符を投げかけているだけなんだけれど…。夫とは、受験に関しては180度考え方が違うようです~)
ともかく、願書の出し忘れだけは回避すべく、今後の3か月ほどは、息子の動静に留意しておこうと心に刻んだのでした(今頃かっ?!)。
【十人十色】 先日、夫の実家に頼まれて、大晦日に仕出しのお節を届けてもらう手配をしておいたら、父からお礼の電話が。自然と息子の受験に話が及び、「勉強してるか?」と訊かれたので、「この期に及んで、まだエンジンがかかってないんです(泣)~」とこぼしたら、ご自身やご兄弟や仕事で関わった方々など、いろんな人が、大学卒業後、どんな仕事に就き、今どうしているか、という話をしてくださいました。「いろんな生き方があるんだから、試験の結果に一喜一憂する必要は全然ないよ」と言ってくださり、少し気が軽くなりました(苦笑)。頭ではわかっているのに、どうしてこんなに心配しちゃうのか、自分でもよくわかりませーん?。
(写真は、昨日の朝の、朝陽に延びるフェンスの影…息子のことは、気長~に見守ろうよ>私…)
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