「お金」「時間」「やりがい」
ぼちぼち、一年を(人生を?)振り返る時期がやってきました。
私の世代はまだ、終身雇用制度に乗っかって仕事人生を完遂する人が多い中、はぐれ者な私はやたらと転職を繰り返し、こんなところまでやってきてしまいました。。。仕事納めと来年の目標をつらつらと考えながら、まずは「お金」「時間」「やりがい」という観点で、自分の仕事人生を振り返ってみます。
ざっくりと職種別に時代を分け、パラメータ評価は「×・△・〇・◎」の4段階にして考えたのが、上の表(あくまで、当時の私の主観に基づくものであって、一般的評価ではありませんので悪しからず)。あの頃の自分は、どうして転職したんだろう?と考えると、必ずしも評価が低いパラメータのせいでもないようで。。。
教員時代(3年)は、生活指導や部活指導には意欲を燃やしていたものの、教科指導がどうも退屈に思え、高校生に本当に伝えたいことが何なのかがわからなくなり、自分自身がもっと勉強したいという気持ちに駆られていたような気がします。
老舗出版社時代(4年半)は、仕事はすごく楽しいながらも、お給料が(男女差があったりで)あまり良くなく、生活の基盤を固める時期にコレはきつい…という思いがあったような気がします。そして、時代的に情報系の企画を上げても、ことごとく採用されないことに業を煮やしてもいました(苦笑)。
新興出版社時代(12年半)は、とにかくインターネットと情報科学の進展著しい時代で、その時代感を肌で感じられるのが刺激的で、仕事は面白いしお給料も良くて、言うことありませんでしたが、子どもが生まれるとどうしても時間が制約されるようになりました。「会社なんて来なくったって、本さえ作ってくれればいいんだよ」という究極の裁量労働が認められた業種でしたが、周囲の手前、甘えてばかりもおられず。。。自分をだましだまし、保育園・学童時代は持ち帰り仕事で対応。けれど、面白い仕事をするにはやはり徹夜上等でいたいのに、家族を放置して晩御飯を作らないわけにもいかず、ワーキングマザーの正念場である“学童後”に直面。仕事と子どものココロは天秤にかけるまでもなく…ということでやむなしでした。
専業主婦時代(5年)は、心にゆとりがあり、子どもの見守りは楽しいし、時間は好きなだけあったので、気分は極めて優雅でしたが、やはり金銭的に夫に依存している感は否めません。やりがいはありますが、長い人生を考えると、子どもの手が離れた時に、何か社会一般での仕事ができる環境を作る必要性を感じました。
特許事務所時代(2年)は、全体的なバランスはよかった気がしますが、あいかわらず残業できる状況ではなかったため、所内の机上仕事が中心でストレスが溜まり(出歩いていないと気分が鬱屈する性格だと自覚;;…マグロか?!)、そこへ親の心配も出てきて、こりゃぁ自宅にいながらにしてできる仕事でないとこの先周囲に迷惑をかけるな…と、切迫感に苛まれました。
そして今年は初期フリーランス時代(1年)。時間の融通がきき、自分なりのやりがいに忠実に行動できるので充実感はありましたが、金銭面では最低限の必要経費の穴埋めをするくらいがせいぜいで、利益が出るのは夢のまた夢。(想定外の仕事の遅滞があったのも大きい…)
来年以降、「お金」「時間」「やりがい」のどこを重点項目にするかは自分の考え方次第。希望としては、5年くらいで「お金:△、時間:〇、やりがい:◎」の状態にもっていきたいものですが、それ以前に、いろんな意味で限られた時間のうちに、どんな仕事をどんな風にやっていきたいのか、きちんと覚悟を決めないと、とも思っています、、。
【固定URL】 昨日から、特許庁のJ-Plat Patにおいて、公報への固定URL生成(試行版)が始まりました。
例えば、旧オリンピック・ロゴをメモっておきたいとか、
弊所がお世話になっており、12月23日からロゴ刷新された「SAKURA internet」さんの旧ロゴなど。
備忘用に、滅茶苦茶使えます♪
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