狂おしい商標の類否検討
商標の類否検討をしていると、ときどき発狂しそうになります(涙)。
これはひとえに、私の修行不足による不徳の致すところなのですが、、、
・標章それ自体の、1対1の類否の認定がよくわからない
・過去の審決例や判例すべてを把握できない上、把握できたとしたら余計に混乱する
・複雑に入り交じる類似商品・役務のベン図関係に翻弄される(備考・他類間)
・時系列の先後での排除関係が、複雑さに輪をかける
・審査での備考や他類間のクロスサーチの範囲が読み切れない
・きわどい先登録商標がある場合、その権利者が、異議・無効審判請求してくるか否かが不明
これらを検討しながら登録の確実性を高めようとすると、気が狂いそうです。登録可能性の判定も難しい。これこそ、AIを駆使して、機械的に「〇%」と算出できたらどんなにイイか…(←この判断を、説得力をもって説明できることこそが仕事なんでしょうが…)
手めくりの時代は、こんな判断、どうやって自信をもって説明していたんだろう…?
煮詰まってくると、「そもそも、何かと何かが似てるか似てないかなんて感覚、人それぞれだよぉ~!」と投げ出したくなり、最後は、「女の勘だ!」と開き直りたくなる私。。。あ~、情けない。(→愚痴るより、こういうブログを継続的に書くべきなんだろうなぁ~)
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 「AI時代の創作と著作者人格権」(2023.11.05)
- 「メタバースにおける著作権」(2023.10.07)
- 知財実務連続講演会(第1回)(2023.09.30)
- Patent Vol.76(2023.07.31)
コメント