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2017年1月の29件の投稿

2017年1月31日 (火)

輝く“ぴろき”さん!

 昨年のクリスマスにもらったウクレレの練習状況…
 恥ずかしながら、ほとんど進展していません(汗)。超初心者向けの3つのコードで弾ける曲を、繰り返し繰り返しやっていますが、G7ですでに指が攣りそう。。。山のようなコード表を眺めては、呆気に取られています(苦笑)。不思議なもので、芸人の“ぴろき”さんが輝いて見えます(笑)。まぁ、上達しないことなんて気に病まず、“明るく陽気にいきましょう”♪
20170130_2_2  【春の陽気】 昨日は汗ばむほどの暖かさでしたね~! 寒暖差が激しいようなので、体調管理に気を付けて参りましょう~!!

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2017年1月30日 (月)

(大腸)内視鏡検査

 先週火曜、義理の父が内視鏡検査するというので、最初のうちだけ付き添いで、病院に行きました。
 私は、未だかつて内視鏡検査なんてしたことがないので、まったく要領がわからなかったのですが、大腸の内視鏡検査というのは、気の毒になるほど面倒! 特に下剤対応が!! 2時間もかけて、2Lの下剤を、15分ごとに250mlずつ飲んで、腸内をスッキリきれいにしなければなりません!!! 無色透明の水のような「大」になるまで、延々と…(涙)。
 身体の中を“視る”って、大変なことですねぇ。「ミクロの決死圏」が現実化したとしても(笑)、下剤は、避けて通れない(だろうなぁ)…。なんとか、下剤も飲まず、普通に食事をしたまま、身体の中をチェックする方法って、ないもんでしょうか…??? 放射線を使わない“体内3Dスキャナ”ができて(そりゃ無理か…)、“身体の3Dデータ”で、体外も体内も自由にPCで診断でき、患部周辺の実物大人体模型を“3Dプリンタ”で作り、模擬手術でデモしてもらい、覚悟を決めて臨めたらなぁ~(笑)。

(この日の検査結果は、、、「ポリープはない」との判定。。。なんだかなぁ~)

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2017年1月29日 (日)

innerScanDUAL導入から一年

20170122_1 20170122_2  昨年1月から我が家で使い始めたTANITAの体脂肪率計“innerScanDUAL”。一年が経過した今も、家族全員が毎晩、入浴前に利用して、データを蓄積しています。
 夫は、上がったり下がったり、70kg周辺を行ったり来たり。息子は、少しずつ体重増加の傾向。そして私は、なぜか徐々に体重も体脂肪も減少傾向。痩せたというよりは、やつれたと言うべきのような…(泣)。目標値は、傾向に即して都度都度変更してきましたが、この際、すごい値を設定して、本格ダイエットを目指すか?! まぁ、体脂肪の目標値を設定するより、日々のウォーキングの歩数目標を設定した方が、健康的ですね(とはいえ、こう寒いと、爽快よりも苦行になってしまうので、最近はちょっとご無沙汰気味)。
 …ということで、前から欲しかった伊能忠敬の万歩計を、ポチッとな、してしまいました(苦笑)。

2017012420170128  【平成の伊能忠敬 万歩計】 で、翌日早速届きました! FRISKサイズでどこにでもお供してくれそう♪とルンルンしていたら、息子が、「なぁんだ! 伊能忠敬がホントに使ってた測量器のイミテーションでも買ったのかと思った…」と言って、コレを買った私に呆れ果てていました。「今時、スマホにいくらでも似たような機能があるだろうに…」とのこと(笑)。だって~、伊能忠敬の偉大さを体感したかったんだもーん! 生きてるうちに、日本一周できるんだろーか…?!

 昨日の日中は暖かかったので、日比谷公園周辺を8km散歩しました~! 噴水前の(仮)新日比谷プロジェクトで建設中のビルは、既に内装に着工している模様。

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2017年1月28日 (土)

いわくの商標登録出願

 いわくの商標登録出願が話題になっていて、連綿と続けられる法律の孔を突く行為に、ただただガッカリするばかり。この業界は、もっと生産的で前向きな人が集まる場所ではなかったのか…?!(いや、実際は誠実で献身的な人の方がずっと多いんですよっ!)
 かつて感じた”法律の孔”は、法改正で少し改善されたようだけれど、今回は条約の縛りもあり、なかなか改善は難しい様相。そもそも、故意に法律の孔を抜けた時点で、国の利益を害してるような気がするのだけれど、、、そういう人は世の中にいっぱいいる、、、とは思いたくないですねぇ。。。

【耳をすませば】 一方、昨夜の金曜ロードショーの「耳をすませば」――もう何回目になるだろう…? 何度観ても、いや、観れば観るほど、夢中になってしまいます。いい歳してウブもいいとこだけど、失いたくないものって、ありますよね~。 

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2017年1月27日 (金)

省庁の垣根

 文科省の天下りニュースが尾を引く先日、いつもミキプルーンを手配してくれる友人から、月刊誌と資料が届きました。その中に、『「がん」では死なない「がん患者」』という新書の紹介がありました。食事を変えるだけで、がん患者の容体がずいぶん変わる、という趣旨の本。
 従来から、「“がん”は食べて治す」というような書籍は山のように出ていますが、“食”が健康の基本であることは当たり前なので、わざわざ手にとって読むことはせずにいました。が、今回はダイジェスト的にまとめられていたので、サクッと拝読。すると、実際の臨床の場で、食事を変えるだけで状態が変わる患者さんが多数おられるという具体的事実を知り、「へぇ~!」と感動。そこでふと、厚生労働省と農林水産省がコラボして、“国民の健康管理と第一次産業の振興”みたいな活動をしたら、面白いんじゃなかろうか…なんて発想が浮かびました。
 若い国家公務員の中には、「垣根を取っ払って考えよう!」という志をもった人もいる、と、いつだったかのニュースで紹介されていたような気がしますが、実際のところ、そうした取り組みはどのくらい難しいものなのか…? 本書最終章でも、「多職種が力を寄せ集めて解決していく」姿勢の重要性が訴えられているとのこと。国家公務員も、天下る前に、もっと省庁間の人事交流をした方がいいんじゃないかと思えます(苦笑)。“分断の時代”なんて言われる昨今ですが、複雑な現代の問題解決には“結集”こそ必要なんだろうに…と思う今日この頃です。

20170126  【ポテサラ】 先日、夕食用にポテトサラダを作ろうとして、ふと準備した材料を眺めたら…なんかキレイ…♪

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2017年1月26日 (木)

認知症を認知しよう

 夫の母が、たぶん軽度の認知症(アルツハイマー型初期?)。数年前から、周囲がなんとなくは感じていた違和感が、近頃は確信へと変わっています。先日は、“ある不安”からか、同じことを10回以上繰り返し尋ねていました。
 とはいえ、TVにもネットにも既に、認知症の様々な症状やその対応方法が公開されている昨今、大きな動揺はありません。誰にでも起こりうる脳機能の衰えとして、自分なりの対応方法を模索するだけ。
 同じことを尋ねられると、「あ、まただ」という意識が芽生えてしまうのも自然なことですが、その日の私は、いかに過去の質問を自分の中でリセットして、前とは違う答え方ができるかに、ゲーム感覚でトライしていました。とはいえ、学校での生徒からの質問のような学問的なものならいざ知らず、
「〇〇はどこに行ったの?」
「〇〇は何時に帰ってくるの?」
といった単純な質問に対して、その回答の多様性はどうしても限られてしまいます。きちんとその質問に答えつつ、いかに前とは違った景色を見せてあげられるか…コレってすごい頭の体操です! 認知症をしっかり認知して、その的確な対応に考えを巡らすと、こちらは認知症になっているヒマはないかもしれません(苦笑)。

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2017年1月25日 (水)

「もりのくまさん」と『くまのプーさん』

 最近のアレコレメモ。
 先週、弁護士の福井健策先生がTwitterで、「もりのくまさん」の
著作権侵害事件の話題と、『くまのプーさん』のパブリックドメイン化(戦時加算含め、今年の5月に権利消滅)の話をつぶやいておられました。だいぶ前には“くまもん”のパチモンも話題になったし、、、。また、過去のウィルコムの”くまふぉん”から数年、auの“コミクマ”に続き、NTTdocomoからは“ここくま”なるコミュニケーション・パートナーが発売になるそうで。。。何かとお騒がせの“くまさん”人気(笑)。
 2020年の東京オリンピックの
キャラクター選定についても、アレコレ取沙汰されています。
 オリンピック・ロゴを巡るドタバタ以降、著作権に関して世間の関心が格段に上がっているようで、真面目に考えるとすごく息苦しく、精神衛生上よろしくないです。。。ベルヌ条約加盟当時に比べ、どんどん保護期間が延びて、これでTPPも発効(はなさそう?)しようものなら、著作者の死後70年にもなるというのは、どう考えても受け入れ難いです。。。
 あとは、著作権関連ではありませんが、不競法2条1項3号の保護期間について、その
始期と終期についての知財高裁判示。
 なんだかもう、“ゆりかごから墓場まで依拠性ウォッチング・アイ”みたいな、ドラえもんグッズが欲しい今日この頃です
 

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2017年1月24日 (火)

『(く)そして生活は続く』

20170123  先週くらいだったか、毎日新聞に「星野源に屈しない」という特集記事が掲載されていました。顔とか好みじゃないのに、なぜか惹かれてしまう…という人が続出しているそうで、かくいう私も、なぜか、ちょっと陰のある不思議な雰囲気の星野源がメディアに登場すると、ついつい目が吸い寄せられているようで、「なんで?」という思いを抱えていました(笑)。彼のこと、別になんにも知らないのに…??
 ということで、彼の初めてのエッセイ集『そして生活は続く』という文庫本を読んでみました。「一体どんな文章を書く人なんだろう…?!」という素朴な興味を抱き…。

 いやぁ~、まいった。おもしろかった…。
 今やすっかり売れっ子の星野さんだけど、まだまだ駆け出しの頃の彼が、ダメダメな日常にも光を当てようともがいていた頃の、しょーもないお話しの数々。15編の「〇〇はつづく」というエッセイが収められていて、「〇〇」のところには、以下の言葉が並びます。
―― 料金支払い、生活、連載、子育て、貧乏ゆすり、箸選び、部屋探し、ビシャビシャ、ばか、はらいた、おじいちゃん、口内炎、舞台、眼鏡、ひとり ――
 これらのうち、迂闊にも私がホロリとさせられたのは、「子育て」と「おじいちゃん」と「口内炎」。
 暗めで老成していた幼き日の星野さんに、シティーボーイズライブを勧めた「ようこちゃん」、イカす。
 「たけやさおだけ星」を故郷とし、お風呂の排水口に吸い込まれそうになった「ようこちゃん」、ステキ。
 八十歳過ぎても、独立独歩で生活していた「おじいちゃん」、カッコいい。
 やっとこ完成したアルバムに、「七七日」っていうタイトルを付けた星野さん、イイネ。

 ちなみに、「逃げ恥」の平匡さんとは、当たり前ですが、別人格なので悪しからず(笑)。平匡さんよりもずっとダラしなく、Hで、本能に忠実で、コミカルに自分勝手な源さんの、洒落た感性に触れられます!

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2017年1月23日 (月)

『喧嘩の作法』著者講演会

20170118  先日、『喧嘩の作法』の著者・久慈 直登氏の講演会を聴いてきました。
 かねてより、法律は“喧嘩の土俵”だと感じてきたので、『喧嘩の作法』という本が出たときは、「おっ?!」とタイトルに吸い寄せられました(笑)。以来、気にはなっていたのですが、今回の講演会聴講を機に、本書を拝読してから赴きました。
 久慈氏は、1977年に本田技研工業株式会社に入社以来40年以上に渡り、知財畑でグローバルに腕を鳴らし、現在は日本知的財産協会専務理事。ご著書の書きぶりからは、すごくアグレッシヴな印象を抱いていましたが、とても温厚でジェントルな雰囲気の紳士でした。ただ、穏やかな口調とは裏腹に、厳しいことをピシャリと指摘されるご様子からは、世界の侵害摘発の場数を踏んだ、歴戦の闘士をも感じさせられます。
 今回は中小企業支援のためのフォローアップということでしたが、どちらかというと、昨今の知財を取り巻く状況をシビアに概観し、これからの企業の、知財との向き合い方の方向性を示してくださった印象。中小企業といえど、大企業に対しても毅然と主義主張を展開できるようにするには、やはりコアな技術と、相当な勉強が必要ということでしょうか…。少なくとも、「中小企業こそ、経営者自らが知財への理解を深め、マネタイズやマーケティングと絡めて、諸々の事項を“決断”していく糧とする必要がある」というメッセージを受け止めました。
 お話の内容のかなりの部分は、本の内容と重複していましたが、
・知財部門はとかく自信喪失しがちなので、知財の重要性を繰り返し説く必要がある
・知財協の会員中、中小の喰い付きがよいのは、特許よりも商標かもしれない
・昨今の、企業の特許調査へのスタンス(★)
・エジソンGOODS蒐集家でもあるヘンリー甲田氏は、フラメンコギター奏者でもあり、久慈氏と友人だった
・ハード&制御系ソフトの技術から、情報系・サービス系ソフトへの収益性の変化
・知財権取得より、当事者契約による権利確保へ
・KnowHowからKnowWhyへ
などなど、本にはなかったトピックや楽しい横道も提示していただきました。
 貴重な機会をいただき、どうもありがとうございました!

 2月10日には、発明協会主催の「日本の戦後のイノベーション100選」のイベントで、WIPOグリーンの立役者の久慈氏・Cynthia Cannady氏(元Apple VP)・Bertram Huber氏(元Bosch VP)の御三方による鼎談があるそうです。

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2017年1月22日 (日)

KOKORO.

 小林麻央さんのオフィシャルブログ―KOKORO
 彼女の病気のことを最初にニュースで聴いた時は、本当に心が張り裂けそうでした。
病気のこと以上に、お母さんが、小さい子どもと離れて過ごさなければならない辛さが、痛いほど想像されたので。。。
 以来、あまりの痛々しさに真正面から情報を受け止めることができず、ブログも拝見したことはありませんでした。
 けれど、高校時代の友人のブログに、「最近小林麻央さんのブログを見ています。…1日1日を たいせつに いきたいと思います」という記載があり、先日初めて訪問させていただきました。
 病床からの言葉とは思えない、あたたかい感触の文章の数々――
 彼女を取り巻くたくさんの愛と、お互いの感謝の気持ちが察せられ、涙が溢れそうになりました。
 麻央さんを見習って、私も、いっときいっときを、慈しみながら、愉しみながら過ごしたい――
 麻央さん、海老蔵さん、ご親族の皆さん、応援しています。

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2017年1月21日 (土)

世界の正念場(特異点?)

 アメリカ合衆国に新大統領誕生――。
 昨今の、心が荒むような言葉の応酬を観るにつけ、少なくとも自分自身は、他人の欠点をあげつらうのではなく、美点を見つける努力をしよう!と思うのでした。。。

【Trump/Edison】 今朝、夫が起き抜けに私に尋ねました。「エジソンってさぁ、作家と交流あった?」――
 私が昨年からエジソンの伝記を読み漁っているのを知っているので、こう尋ねたのでしょう。
「作家? マーク・トゥエインが好きだったとは聞いてるけど? あとは、本を結構書いてる女性のオカルト研究家とは交流あったらしいよ」
「なんて名前の人?」
「う~ん、覚えてないなぁ…(検索)…あ、ブラヴァツキー夫人だ」
「あ、そうそう!その人だ」
(検索中に、その女性が、Fate/GrandOrderというゲームに登場することがわかり…)
「なぁんだ、ゲームの話か…」
「てへへ、でも結構、史実を勉強して作られてるみたいだよ」
「へ~」
「まるで、トランプ大統領の誕生を予見するかのような内容だよ」
「脚本、奈須きのこさんだっけ?」
「そうそう、で、ゲーム内のエジソンが結構すごいキャラでさ。エジソンはアメリカの利益最優先だったという解釈で、そこがトランプさんと似てるな、と思って」
「へ~、そういえば、昨年訪問した会社の社長さんも、トランプさんはエジソンみたいだっておっしゃってた。私はそうは思わないけど…」
「ふぅ~ん」
 …世界中が、この先の世界のなりゆきを戦々恐々と注視しているものの、我が家の朝の風景は、なんとものどかなゲーム談義なのでした(苦笑)。


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2017年1月20日 (金)

『喧嘩の作法』

 一昨日読了した『喧嘩の作法』についてメモ書き。
 私はメーカーに勤務したことはなく、企業内知財部の実務の詳細を知りません。周囲にいる知財部勤務の知人としては、I社にいた大学の同級生、F社にいた同期友人、K社にいる親戚、K社にいる同期友人、T社にいる幼馴染のご主人、S社にいる同期友人、あとは、前事務所のお客様――。それぞれ業種は様々だし、細かい仕事の話はしないので、どのくらいエキサイティングなものなのかは、想像の域を出ませんでした。
 今回本書を読んで、グローバル企業の知財部というのは、自社を“知財”というツールを使って守る軍隊のようだな…という印象を持ちました。明細書を書く人はさしずめ、刀鍛冶のごとし。コア技術のような鋭利な刀剣もあれば、改良技術のような小刀的武器や静的なお堀…。営利を目的とする企業活動の中に身を置く限り、侵害行為の予防や、侵害者との“喧嘩”は避けては通れない仕事。。。そして、20世紀は防衛色が強かった兵法も、21世紀になると次第に世界に通用しなくなっていること。さらに、事務所では「技術」に力点を置けばある程度は事足りるものの、企業内知財部では「経営」「営業」といった観点から総合的(三位一体的)に兵法を練る必要があること。“知財”というと何となく、静かで内向きなイメージが強かったのですが、本書からは、非常に動的で外向きなイメージが浮かび上がりました。
 “兵法”という以上、キレイゴトだけでは済まない“えげつなさ”も時には必要のようですが、少なくとも、法律という枠組みの中でのフェアさを追求し、アンフェアな者には容赦なく対応して、市場の優位性確保に全力を尽くしてきた著者の姿が想像されもしました。

 知財関連書としては、かつてないほど面白く拝読した本書から、印象的な文章を抜粋。。。
「はじめに」より――
・特許は、それぞれがきわめて個性的であることが、とらえどころのなさに拍車をかける。特許の価値の不確定さは、1件の特許で世界制覇できる医薬品もあれば、数千件の特許によっても守ることのできない電気製品もある。超巨大な権利と塵のように小さな権利。それがひとつの特許制度の下で混在している。今、知財の使い方は知財の専門家だけが考えるものではなく、全社をあげて考えなければならない。なぜなら、知財は産業競争で直接使える唯一の武器だからである。
「第7章」より――
・知財制度への否定的意見は、現在とても多くなっている。
 例えば、特許制度は二次産業より三次産業のウエイトが大きくなってきている産業構造の変化に対応できていない。発明の生まれ方の変化として一個人の発明ではなく市場調査、企画、開発という組織対応で行う法人発明という概念が導入できない。企業の技術開発とビジネスに国境がないにもかかわらず、国別の制度をいまだに引きずっている。件数の急増で、特許庁の審査破綻だけではなく、各企業による第三者の特許侵害調査もできなくなってきている。特許権の極端な不安定性として登録された特許が裁判で無効になるのは40~70%であり、あらゆる権利で最も確実性がない。世界公知の調査は実際上不可能で、進歩性判断は審査官の主観でしかない。…パテントプール、大規模無償クロスライセンスという一括処理は特許をもてあましている証拠である。…時間が速い現代において18ヶ月公開されず、登録まで3年半かかり、登録後も請求範囲の変更ができ、20年間も独占させるというのは世界の時計に合っていない。
(著者は、こうしたことを現段階の限界として受容しつつ、これらの問題をひとつずつ解消していくしかない、としている)

 そして最終章の「第8章」には、協調性や平穏性を重視してきた従来の日本企業に、もっと世界の変化に敏感になり、外部情報を意識的にフィードバックできるようにならなければ…と書かれています。
 こんな風に、産業競争の最前線で戦ってきた著者ですが、おそらく根はとても平和主義なのでは、と拝察される文章もそこここに。「世界で知財の仕事をしている人たちは特殊専門分野のエキスパートとしての仲間意識がごく自然にでき、誰とでも簡単に親しくなる」とか、「知財部門では当然のように他社と情報交換をし、それにより自社のスキルアップと日本の産業全体が強くなることを意識する。それだけ勉強が楽しい仕事でもある。」とか、「私も、世界中の国に知財ワールドの親友とも呼べる人たちがたくさんいる。欧米や中国だけではなく、ロシアにもアフリカにも南米にもいる。知財の仕事をして一番良かったと思うのは、まさにこの点である。」などなど――。
 そして、私が心にとどめたいことが一つ。私がこの業界に足を踏み入れた2013年末、WIPOグリーンという、環境技術を展示する世界のデパートのような取り組みが始まったという事実。「未来の子供たちに青空を」という、半世紀ほど前に世界に発信されたホンダの思想を継承したかのようなジーンに基づいているようです。
「環境技術は1社や1国のためだけのものとケチに考えてはならない。知財を独占という機能よりも技術の普及という機能に着目して、環境技術をより広く使えるようにし、地球環境を守らなければならない。」――出版人の思想と共通するものを感じて、眼前が開けたような気持ちになって本を閉じたのでした。

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2017年1月19日 (木)

練馬大根

 先週末のTV「満天★青空レストラン」の素材は、“練馬大根”でした。「辛味大根」「沢庵」「菜飯」「大根サラダ」「すずしろ汁」「大根のグリル」「おでん」と、なんとも健康的でおいしそうな品々! とかく添え物・脇役になりがちな大根さんですが、この日のメニューでは立派な主役に! まだお正月のお餅が残っているので、まずは大根おろしと鰹節と醤油・海苔を和えた辛味大根を作りたいと思っています♪
 番組を観ながら、ふと、「あ~、練馬大根みたいな人が好きだなぁ~」と思っている自分がいました(笑)。

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2017年1月18日 (水)

足こぎ車いす♪

 先週の朝のニュースで、TESSという会社の“足こぎ車いす”が紹介されていました。足の機能が衰えてきた人でも、“足を使わない”生活でなく、“極力足を使う生活”を選べることにより、うまくすれば、機能の回復さえ期待できるという優れもの。素晴らしいコンセプトですね!
 筋肉が身体に定着するには、毎日毎日、同じようなトレーニングを繰り返しても、軽く1か月以上はかかるのに、3日サボると、あっという間に衰えてしまう悲しさ。そんな経験を重ねた結果、負荷をかけて身体を刺激することの大切さは身に染みています。
 この“足こぎ車いす”がなくても、辛いリハビリを、精神力で続けることも不可能ではないでしょうが、その克己心の壁をちょっとだけ下げてあげる効果――これが最大の魅力かもしれません。私も、足が衰えてきたら、是非お世話になりたいと思います(笑)!

20170117  【皇居前馬場】 昨日、皇居前広場のそばを歩いていたら、騎馬隊のようなものに遭遇! 馬車を引く馬もいて、なんとも優雅な光景でした! どうやら、海外大使の着任時等に、天皇陛下への信任状を奉呈する際、出動したりするようです。
 

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2017年1月17日 (火)

打ち込める幸せ

20170117_1  センター試験を終えた息子。中高時代、ほぼ一夜漬けでなんとか進級し、センターすら一夜漬けのように見えたので、親としてはひたすら心配続きです。まぁ、中学受験の頃のような親の出る幕はなく、“自分で起きて自分で準備して勝手に出掛けて帰ってきた”点では、成長したもんだなぁ…と感動しました。私はお弁当を作って送り出しただけ(世の中には、お弁当すら自分で調達している人もいるとは思いますが…)。CMとかドラマでよく見るような夜食を出したこともなく、受験生の親としてはあきれるほどの放置ぶりですが、とにかく干渉されるのを嫌がるので致し方なし(苦笑)。初めて「放っといて!」と言われた時は、かなり寂しく思いましたが、最近では、こうした独立の兆しは喜ぶべきことなのかもしれないな…と思うようになっています
 日程2日目、息子がどんな問題を解いているのか気になって、とりあえず国語を解いてみたら、漢文がほとんどわからず…(汗)。第1問目が、目下私の最大の関心事たる科学史観的な“科学-技術”の価値評価がテーマだったのは印象的でした。他の科目も結構な分量で、これをそれぞれ1時間ちょっとで解きまくって帰ってくるのだと思ったら、「疲れるだろうなぁ~」と、ちょっとだけ疲労感を共有(笑)。
 そんなわけで、今週は自己採点に基づいての願書準備(←本来はコレも本人がすべきとは思いますが…)を始めなければなりません。“進路を決めるのは本人”ということで、夫の方針に従い、一定の猶予期間は好きにさせることに――

 本当の私の気持ちとしては、“今の実力”で余裕をもって行けるところに行って欲しいのですが、本人の納得感が大事なのもわかるので、難しいところ。昨年の暮れ、私の両親から息子宛に届いたハガキの一節こそ、よくよく胸に刻んで欲しいと思っています(本日、阪神淡路大震災から22年…)。「何の障害もなく勉強に打ち込める幸せ」な状況にあるというのに、打ち込むこともせず、自らの志望に対し全く努力が見合っていないという事実。――うっすらとは気づいているのかもしれませんが、コレに心底気付くことが、大人の階段の第一歩ではないかな…と思っています(ま、私がそれに気付いたのはつい最近のことなので、大きなことは言えません)。

 昨晩、さすがにいたたまれず、出来具合と今後の展開を尋ねる私に、息子が一言――「いい加減、独り立ちしたら?」
?!「親のスネ齧ってる人に言われたくないんですけどぉぉ??!」――やれやれです(泣)。

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2017年1月16日 (月)

気になるAirPods!

 昨年末から、しきりに夫が欲しがっている「AirPods」。あっという間に売り切れ状態で、未だ手にしていないようです。私自身はこれまで、ほとんどイヤホンを利用して来なかったので、別に大して欲しいと思わなかったのですが――。
 年明けからのウォーキングで、iPhoneにイヤホンをつなげて、イロイロ聴きながら歩き始めたところ、途端に私もAirPodsが欲しくなりました。単純に、「身体の前で揺れるコードが邪魔くさい!!」と思ったもので。。。しかも、何かiPhoneで撮影したくなった時に、やっぱりコードが邪魔で。。。
 操作性に若干の不満も出てはいるようですが、単に聞き流している分には、これほど手軽なものはなさそう! それにしても、この手の製品は真っ先に日本のメーカーが作りそうなものなのに、左右両機にワイヤレスで音を飛ばす際の同期のさせ方って、よほど難しかったんでしょうか…?(両耳をふさぐのに抵抗感のある私としては片耳でもいいし、落下防止のためにメガネに引っ掛けるタイプとかも欲しいんだけれど…) 専門の方に、技術的なスゴさを是非伺ってみたいところです。
 昨日の小型ロケットの打ち上げは、通信が途絶えたとかで失敗に終わってしまったようで、とても残念でしたが、何が原因だったのかなぁ~?

【リンテックのクリーニングタグ】 昨日のTV「がっちりマンデー」内で紹介されていたLintecという会社が作るクリーニングタグ。アレって、洗濯の前に付けられているんだそうですね!(知らなかった~!) 生徒手帳を2,3度洗濯している私なので、驚きでした(笑)。

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2017年1月15日 (日)

勉強会9

 昨日は、第9回勉強会。今回も、“根拠”や“論旨”や“お客様の立場に立った検討”という観点で、いろいろご指摘いただきました。審査基準のプチ・テストは、今回は辛うじて合格(「薬用せっけん」のことは気にしていたのに忘れてた~汗!)。
 去年の4月から、月1で課題&ミーティングを繰り返してきたわけですが、今回で一応の修了。多分まだまだ必要最低限のスタイル習得であることは間違いありませんが、なんとか及第点をいただき、自転車の補助輪を外していただいた形。今後は、これまでとは違う形での修行をしてみる予定。
 考えてみると、課題の数々もとても勉強になりましたが、折に触れ、旬な関心事について、雑談でいろいろ伺えたことが、すごく大きかった気がします。とかく独りよがりになりがちなフリーランスという立場を、毎度矯正していただいていたような――。月1ペースでの勉強会はこれにて終わりますが、今後ともいろいろ情報交換させていただけたらと思っています!
 昼過ぎまでのミーティングを終えて、自宅近くまで帰ってきたら、雲の切れ間から太陽がのぞいているにもかかわらず、なんと風花(雪?!)が舞っていました!!! 晴れたり曇ったり雪が降ったりまた晴れたり、なんとも慌ただしい冬の空でした。

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2017年1月14日 (土)

がんばれ!受験生&会場校の先生方

 今週末の我が家は大わらわ。夫は4時半起き、息子は5時起きしています。
 そう、息子も夫も、センター入試のために出動なのです!
 とにかくリラックスして、全力を出し切れますように――!

20170113_120170113_220170113_3  【激励】 昨日は、野菜室を占拠しているリンゴを使ってApple pieを作り、二人に甘~いエネルギー注入(笑)。

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2017年1月13日 (金)

H28年モジュール配布のタイムラグ…

 先日、平成28年の確定申告書を作ろうと思ったら、某会計ソフトの今期用モジュールの配布は今月末予定であることに気づき、ショック。確か、去年の頭もそれでショックを受けたような気が…。このタイムラグは、なんとかならないものでしょうか? 年に一度の作業だから、一年経つとキレイさっぱり忘れ去っているのも悩みどころ。前倒しで繰越処理をして、翌期の仕訳データ入力はできるんですが、“なんだか締まらない気分”は否めず(苦笑)。
 あ~、税理士さんにお願いするくらいの余裕ができる日は来るのでしょうか…???

20170107  【かんてんクック】 お正月料理で体脂肪が一時的に急激アップしてしまった皆さん! 休暇明けから早一週間以上経過し、ボチボチ平常モードの身体に戻っておられるでしょうか?!
 我が家は、昨年暮れ頃の夫の危機的体重増加対策もあって(?!)、休日の朝は大量の“かんてんクック”(笑)。2L分を冷やし固めて、食後のデザートに致します♪ 私が今ハマっているのは、直方体に切り分けた寒天に、黄粉と黒蜜をかけて“くず餅”風にいただく方法♪ いつだったか、海女さんたちが、寒天に甘~い黄粉だけ付けて食べておられるのをTVで観て、すごく美味しそうだったのでやってみたら、すっかりハマってしまったのです。是非お試しあれ~! 

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2017年1月12日 (木)

EUでの動物実験禁止の流れ

 先日聞いた話。なんでもEUでは、動物愛護の観点から、医薬部外品の開発に際しての動物実験が禁止されているそうで。医薬品めかして動物実験した後、部外品としてヒトに適用するのもNGだとか…。医薬部外品とはいえ、どんどん高度化する化学物質の開発で、いきなりヒトだけって、大丈夫なのかな?とちょっと心配。
 鳥インフルエンザの処分の様子を見て心を痛めない人はいないと思いますが、化粧品・日用品の開発において、日本はどのくらいの脊椎動物が実験に使われてきたのでしょう? 意外に、一般の人には意識されていない気がして、是々非々も含め、念頭に置いておこうと思いました。

20170110_2_2  【BRAVO!】 第90回キネマ旬報ベスト・テンで、アニメ「この世界の片隅に」が、日本映画1位に選出されたとのこと! やりましたね~♪ スタッフ&キャストの皆々様、おめでとうございます!! 去年は本当に、アニメーションが世間に普通に受け入れられているのが実感できて、幸せな一年でした。アニメーションは、平和に貢献できる強力なツールだと信じています。

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2017年1月11日 (水)

アストロスケールの岡田さん

 昨年10月に、国際航空宇宙展を覗き、近頃の“衛星コンステレーション”の加速具合を聴いて、素人ながら宇宙ゴミの心配をしていた私ですが、とっくの昔に、その解決に乗り出していた人がいたのを知って、俄然応援したくなりました(経済紙をきちんと読んでいないので、情報が遅い…、宇宙ゴミへの取り組みは、富士通さんも同宇宙展に出展されてました)。
 アストロスケールの岡田光信さん。ハーバード・ビジネス・スクールで講演なさったという記事を読んで知りました。
 「地球上のゴミ問題の方が先だろう」という声もあり、資金調達にはやはり相当ご苦労があったようです。核のゴミも含め、地上がこんな状態だからこそ、最大の共有地たる衛星軌道は、悲惨な状況になる前に、見識と良心に根差した秩序を作っておく必要があるんだろうな…と思えます。
 大気圏外にまで拡がっているゴミ問題――ヒトの世界認識とか、精神構造とかにまで遡らないと、解決は難しいのかなぁ~???
(とはいえ、本日打上予定のJAXAのミニロケット――無事に軌道に乗ることを祈ります)

20170111  【本日鏡開き】 今年の鏡餅は、個包装されたお餅パックが複数個詰まったタイプのものでなく、2段重ねの鏡餅の形状で真空パックされているタイプのものにしてしまったので(しかも大きめ)、食べるのが大変そうです~

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2017年1月10日 (火)

店舗の形状に過ぎない立体商標

(※1/10の記載から修正)
 過日話題となったコメダ珈琲店の
店舗の形状の立体商標についてメモ。3条1項6号の審査基準8.にはこうあります。「立体商標について、商標が、指定商品又は指定役務を取り扱う店舗又は事務所の形状にすぎないと認識される場合は、本号に該当すると判断する。」――
 先日の仮処分は商標権には基づいていないので、単なる興味本位のメモですが、この登録商標の指定役務は「飲食物の提供」なので、もし、三角屋根の店舗形状のみの出願だったとしたら、3条1項6号に該当したと考えられます。が、文字や色等が付加されているため、本号はスルー。登録査定前に提出されている早期審査の事情説明書には、「出願人以外の者による出願商標と同一又は類似する標章の使用がある」旨が記載されたのでしょうか…。この事件の本案訴訟での類否判断等、
ウォッチしておきたいところです(裁判管轄の勉強にもイイ案件みたいですね)。
(それにつけても、複雑な立体商標にウィーン分類コードを振るのは、えらく大変な気がします…)。

2017010920170109_2  【にんじんマドレーヌ】 昨日、野菜室を覗いたら、にんじんが余り気味だったので、急遽“にんじんマドレーヌ”作り♪ 11個焼いたら、「焼きたての味見!」と称して、妖気を察知した息子にペロリと5個平らげられました…

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2017年1月 9日 (月)

年賀状一段落

 先週で、年賀状の行き来も一段落。ほとんど年賀状だけのご挨拶ばかりでご無沙汰してしまっている友人からのメッセージは愉しみなものですが、、、。手紙大好きな私も、さすがに年賀状の継続を迷い始める昨今です。PCで原稿を作っているので、印刷・配達の工程を飛ばして、メール添付で送れば、どれくらい資源と時間の節約になるだろう…?と考えると、複雑です(苦笑)。まぁ、年配の親戚等、PCメールを使わない人もいますが、片言のメッセージ付き画像なら、携帯やスマホでもOKでしょうし…。
 どこかの段階で全国一斉に、「年賀状は電子で!」ってことにならないかなぁ…。(今年の6月から、ハガキは62円になるんですよねぇ~?!…賀状は据え置きとはいえ、来年の年賀状には、「2019年からは電子で送りますね」って予告を入れようかな?!)

20170108_3  【七草粥】 土日とも夫が出張だったため、昨晩、一日遅れの七草粥。普段の一膳分のお米が三膳にはなるので、ダイエットにすごく良さそう~♪ 夫と私は毎日お粥でもいいくらいですが、息子には物足りないんでしょうねぇ(苦笑)。

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2017年1月 8日 (日)

受験生でもやることは変わらず

 今期アニメが目白押しの今日この頃。我が家の期首の恒例作業が進んでいます。新番組を片っ端から録画予約して、とりあえず第一話を視聴。好みのいくつかのみに絞り込んでいく作業――。
 さすがに今期は、息子が入試直前なので、この作業はしないんだろうなぁ…と思っていましたが、なんのことはない、いつも通りの光景がリビングで繰り広げられています(泣)。
 さて、【
2017冬アニメ】中、何作が生き残りますことか?! 個人的には、ようやく深夜枠に移動し、タガが外れすぎるんじゃ…?!と怖楽しみな“銀魂”第一話の録画視聴が、、、 (「四畳半神話大系」の再放送が、藤原啓治さんの声も聴けてGOOD♪…映画の方も楽しみ!!)

20170108_1 20170108_2  【ちょっと違う道】 今朝のウォーキングは、いつもとはちょっと違う道。1本通りを変えたりするだけで、見える世界が全然違う~! おもしろいものです。

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2017年1月 7日 (土)

年頭のセレンディピティ

 多くの会社が仕事始めだった水曜日、OAZOの丸善に行きました。ここ数年、実用本ばかり読んできた感じなので、たまには『精霊の守り人』とか『今日からマ王!』でも読んでみようかな~?などと思いながら、書店内をそぞろ歩き。すると、店内のそこここに平積みされた『サピエンス全史』が妙に気になり、手に取って立ち読み開始(笑)。錚々たる方々が帯に推薦文を寄せており、斬新な切り口で人類の歴史を概観しているようでした。面白そうとは思いつつ、買わずに帰ってきたのですが、その日の晩のNHK「クローズアップ現代」で、偶然にもこの本が取り上げられていてビックリ!

 ユヴァル・ノア・ハラリという歴史学者が、個々人の“幸福”という観点から人類の歴史を見直し、未来予測した力作。「認知革命」「農業革命」「人類の統一」「科学革命」という4つの革命はすべて、ホモ・サピエンスが獲得した“フィクションを信じる力”(知的財産の共有)から始まったのだと。そして、近々の人類滅亡の未来を回避するには、“新たなイノベーションが必要”だとも。この解説番組を観て、昨年末から年頭に抱いた以下の諸々への感想が、パパパーッとつながったような、セレンディピティ感!

・“「清貧」ムヒカさんが見た日本”という朝日新聞の記事内の記述
 ――(京都で泊まったホテルの自動トイレや電動歯ブラシに関し)「なんであんなものが必要なんだ?…あまりにも過度な便利さは、人間を弱くすると思う。」
   → 身体の不自由な人や女性の負担を軽くし、
     仕事の効率を上げて余暇をもたらした発明も多い半面、
     確かに過度で、環境配慮を欠いた発明もあるなぁ…
・ラスコー展の2万年前のクロマニョン人の芸術性や発明の数々
   →“虚構”の構築と、縫い針や投槍機やランプ等の発明は、間違いなく人類の
     パラダイムシフトの端緒だったのかもなぁ…
・水曜朝のNHKニュースで、地球の美しさをレポートし続ける宇宙飛行士の紹介
   →世界中のみんなが宇宙飛行士視点を持てればなぁ…
・ふと、ゲレンデを勝手に滑り落ちるスキー板のシュプールが、gradientの軌跡を描く様を想像し…
   →物理法則は人間なんかいなくったって厳然とあるけれど、人間社会の多くは虚構に満ちてるなぁ…

 “個々人の幸福”というアプローチのほか、“地球という生命総合体”的なアプローチ等々もあるとは思いつつ、21世紀以降の未来予測には、本著者の言う通り、「科学と政治はもっと協力を」しないと、ホントに人類滅亡しかねないな…と思いました。少なくとも、不条理な虚構は、造り替えていかないとですねぇ。。。(とはいえ、新年にappleTVのTEDでランダム視聴したプレゼンでは、複数の宇宙とか、4つ以上の次元とか、およそ現実には適用できそうにない科学の話がされていたりもしましたが…
……と、新年早々、大言壮語な物言いですが、現実の私は、本年はコツコツと地道な下積み修行をしていく所存です(苦笑)。

【“希望は天上にあり”ブログ】 ここ最近のトピックをまとめてくださっているブログを発見。すごくオモシロイ!(1000fpsのプロジェクション・マッピング、パナのガラスの薄型有機ELテレビ、シンゴジラの実況…コレ、ほんとにたった3か月以内の記録?!)
 

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2017年1月 6日 (金)

神田明神と日本橋七福神巡り

 苦しい時の神頼みさながら、三が日の最終日は、日本橋七福神巡りと神田明神詣り。神頼みの前に、人事を尽くす必要がありますが!

 

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 かつては地元の人たちの日本橋七福神という感じだったようですが、最近では、ハトバスで大量の観光客が押し寄せるほどになっています。外国からのお客様も多かった! 今度お参りするときは、早朝にしようと思います(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2017年1月 5日 (木)

賑やか書初め

20170102_120170102_2  新年二日目は、私の実家に年初のご挨拶へ。年々お節の量は減らし、今年はヒレカツや唐揚げやエビフライを、お手製タルタルソースでいただくのがメインの宴会となりました。大学生の姪っこが運転して帰るということで、弟夫婦は二人とも飲めるし、大学生の甥っこは塾のバイトを週4で頑張っているそうだし、中3の甥っこは高校受験直前ですごく大人の雰囲気になっており、みんな大きくなったなぁ~…としみじみ。
 宴会前に恒例の書初め。昔は結構真面目に書いていたものの、最近は初笑いのネタ帳の様相(笑)。それでも、この書初めをしないと新年が始まらないと思えるくらい、みんな迷わず筆を取るようになりました。楽しい良い慣習だと思っています♪
 今年は、我々一家が参加できるかあやふやだったため、年末に慌ただしく準備させてしまい親戚にはご迷惑をおかけしてしまいました。お屠蘇抜きで、ビールで乾杯し、去年のトピックや今年の目標をアレコレとおしゃべり。
 父は、旅先で詠んだ俳句で受賞したそうで、大きな賞状が飾られていました。姪っ子が“めざましテレビ”のカレーうどん実験に出演した話やら、ロマンスの終焉の話やら、子どもたちの誕生時の体重や時間の話やら、政治家批評やら、筋トレやダイエットの話やら、、、午後中どっかりと客間に座り込んで、和気藹々。いとこの男の子達は、皆で連れ立って外に遊びに出てしまい、どこで何をやっていたのやら、夕方になって、「ただいま帰りました~!」と大声で帰宅。息子にとってはすごく楽しい新年会になったようです。
 3人の子どもを持つ弟は、「学費が高すぎる~(泣)!」とボヤいていましたが、本当にこのご時世、子どもを3人育て上げるのがどれほど大変なことか、、、我が弟ながら、「偉い!!」と思います。「一つの仕事を勤め上げることも大事だと思うけど、子どもを独立させた後は、どうしたもんか迷ってる…」なんてことも言ってましたが、人生80年時代ともなると、悩まずにはおれないですね。。。
 ともあれ、親戚一同が元気に集まれるのが何よりで、それぞれに今年もイロイロあるとは思いますが、誠実に、一所懸命に、がんばって参りましょう~!

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2017年1月 4日 (水)

ユーリ君、はじめまして!

20170101_220170101_320170101_4  元旦は、夫の実家へご挨拶へ。
 親戚ご夫婦が、3人(匹)のノーベジアン・フォレスト・キャットと暮らしているのですが、このお正月、そのうちの一人“ユーリ”君を連れてきてくれました!
 これまでも、年賀状ではお見受けしていたものの、会うのは初めて! 長い毛足、おっとりした物腰、賢者の面持ち、綿毛のようなフワフワの首筋、太く立派な尻尾、実物の優雅さに圧倒されました。
「Eテレの“おれ、ネコ”に出してくださいよ~!♪」と熱烈希望しておきました(笑)。
 家でお留守番のお姉ちゃんと妹ちゃんも、写真だけ見せていただき、賑やかな様子が伝わってきました(鼻筋に茶の入った美人さんが妹ちゃんの写真)。いやぁ~、楽しそう! 日頃のお世話は大変だと思いますが、やはり可愛い存在が家にいると、生活にハリと明るさが出るなぁ~♪
 ずっと人見知りして、義母のベッドの下に隠れていたユーリ君ですが、おやつの時間になって、うちの息子が手ずからドライフードをあげようと屈んだら、匂いを嗅ぎつけてか、速攻で飛び出してきて大笑い! すっごく鼻が利くんですね!(笑)。
「やっぱり、初対面では、胃袋を掴むのが大事だな…」と息子(笑)。敬遠されていた私も、ユーリ君の胃袋を鷲掴みにすべく、右手の手の平にドライフードを載せて呼んでみました。すると、何の躊躇もなく近寄ってきてくれ、ペロペロと平らげてくれました♪ それにしても、ヒトやウシやイヌだったら、唾液でベロベロにされるところ、なんて上品に食べるんだろう?!とビックリ。身体のサイズに似合わない程の小さい舌が、掌に触れる感触が、くすぐったくて心地良かった~(笑)。唾液の量は猫種にもよるのでしょうが、とにかく貴族のような気品に満ちたユーリ君なのでした。
 おいしいお節やフルーツをいただきながら、おしゃべりしたりユーリ君の冒険を眺めたりして、実にのどかなお正月を過ごさせていただきました。ユーリ君、また遊ぼうね~♪

【!】 この日はもう1つ敬嘆すべきことが! 日々、家事全般を受け持っておられる義父ですが、大晦日に電話して、「またお煮しめ持っていきます~」と言ったら、「いやいや、今回はボクが煮たからいいよ」とのこと!! なんだかメキメキと家事の腕前を上げておられる~!! もうひたすら絶賛するしかございません!!! いろいろご馳走様でした~♪

 

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2017年1月 1日 (日)

新年あけましておめでとうございます

20170101_1  新年あけましておめでとうございます。
 本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 この三が日は、親戚への挨拶回りは親だけで、と思っていましたが、受験生もお年玉をいただきに回りたい模様(笑)。そんなわけで、例年通りブログはしばしお休みいたします。
 明るく楽しいお正月をお過ごしくださいませ。

20161231_120161231_220161231_320161231_420161231_5  【昨日の散歩】 昨日も歩いたり歩いたり。九段の築土神社→平河天神→法務省→築地場外市場(つきじ かんの)→日枝神社日本橋摂社。締めて4時間以上歩き回りました。今年もウォーキングしまくります!

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