省庁の垣根
文科省の天下りニュースが尾を引く先日、いつもミキプルーンを手配してくれる友人から、月刊誌と資料が届きました。その中に、『「がん」では死なない「がん患者」』という新書の紹介がありました。食事を変えるだけで、がん患者の容体がずいぶん変わる、という趣旨の本。
従来から、「“がん”は食べて治す」というような書籍は山のように出ていますが、“食”が健康の基本であることは当たり前なので、わざわざ手にとって読むことはせずにいました。が、今回はダイジェスト的にまとめられていたので、サクッと拝読。すると、実際の臨床の場で、食事を変えるだけで状態が変わる患者さんが多数おられるという具体的事実を知り、「へぇ~!」と感動。そこでふと、厚生労働省と農林水産省がコラボして、“国民の健康管理と第一次産業の振興”みたいな活動をしたら、面白いんじゃなかろうか…なんて発想が浮かびました。
若い国家公務員の中には、「垣根を取っ払って考えよう!」という志をもった人もいる、と、いつだったかのニュースで紹介されていたような気がしますが、実際のところ、そうした取り組みはどのくらい難しいものなのか…? 本書最終章でも、「多職種が力を寄せ集めて解決していく」姿勢の重要性が訴えられているとのこと。国家公務員も、天下る前に、もっと省庁間の人事交流をした方がいいんじゃないかと思えます(苦笑)。“分断の時代”なんて言われる昨今ですが、複雑な現代の問題解決には“結集”こそ必要なんだろうに…と思う今日この頃です。
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- YARISでGO!(2023.05.26)
- RAMPS(ランプス)とメンタルヘルス(2023.05.22)
- テレビ選定バトル(2023.05.16)
- TimesCAR(2023.05.11)
- 光熱費~2023/4(2023.04.25)
コメント