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2017年2月20日 (月)

信頼と希望の投資

 先週の「カンブリア宮殿」のゲストは、“ひふみ投信”の藤野英人社長でした。大手投資会社の高給を投げ打って、自分の目利き力で“これから”の会社を応援する投資を目指すことにした人。今回の出演によって、自分の投資会社自体を応援させたくする効果があったろうな~と思いますが、この出演も、“これから”の会社を応援するための土台作りだったのでしょうね。自分の足で出向き、自分の目で見極める姿勢――当たり前のことですが、データ分析だけで済ませてしまう人の方が多いのかもしれません(←全然現実のことは知りませんが…笑)。
 彼の経験上、「伸びない会社」によくある話が紹介されていたので、参考までにメモ。
1.「晴れた日に、傘立てに傘が大量にある会社」
2.「社員が、来客時にもリラックス・モードのスリッパで出てくる会社」
3.「社長が、自伝を手渡しで謹呈してくれる会社」
 翌日、慌てて傘立てを整理した会社もあったのでは…と想像しますが(苦笑)、意外とありがちな話ばかりで、なるほどな~と聴きました。1.は、不要なものを率先して片付ける人がいないということを意味し、2.は、職場での緊張感が足りないことを意味し、3.は、代表者が“自分の過去”を見て“会社の未来”を見ていないことを意味するのだとか…。どれも、データだけ見ていては測り得ない情報だけれど、“企業の匂い”としては本質的かもしれません。。。どんな仕事にも、“目利き力”ってすごく必要だと思うので、見習いたいと思います。
 日本人はとかく、投資でお金を増やすことを軽蔑し、清貧を尊重するキライがあるけれど、世の中のすべてのものは元を糺せば“投資でできている”ことを考えれば、“投資すること”=“未来をつくること”である、との主張。すっかり聞き惚れていた私に、息子が一言…「でもさ、誰かが儲かるってことは、誰かが損してるってことだよね?」…「まぁ、そうなんだけど、だからこそ消費して経済を回すわけ…」と言いつつ、清貧を貫いて経済を回さずに生きる自由もアリだよなぁ・・・と、合気道的息子視点にも共感したのでした(笑…優柔不断)。
 政治と同じで、「関与したいけれど、情報がなさすぎる」状況にある人でも、「藤野さんが応援するなら私も応援したい」と、投資を始める人が増えるかもしれません。(政治の無党派層を取り込むにも、こういう姿勢が必要かも…!)
 番組最後に名前の出た「薬王堂」という東北の薬局――10年後、どうなっているのか楽しみです。

【青色申告・確定申告】 先月、青色申告と確定申告の書類を作りましたが、日付をあらかじめ本日付にしておいたので、本日、提出~。来年は、このフローを忘れずにいられるかなぁ?!

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