弁理士制度から118年
昨年は、弁理士協同組合創立から45周年だったそうです。1971年に創立されたのですね。
思えば、弁理士制度「特許代理業登録規則」開始が1899年で、今年はそこからカウントすると118年。再来年には120周年(干支10周!)ということになります。
さすがに、その120年を全期間見届けている方は、もはやおられないと思いますが、“インターネット前”と“インターネット後”(または“世界公知前”と“後”?)をご存じの先生は、結構多いのではないかと思われます。この前後の変化は、キリスト前・キリスト後くらい違うんじゃなかろうか…?!。島国で、言語的にも欧米と一線を画す日本ですが、それでも大きな価値観の転換(考え方の矯正)を迫られたことだろうなぁ~と想像します。歴史ある知財関連資格ですが、無体財産がこれほど重要な時代もないんじゃ…?というほど、“モノとコト”の価値が相関してきた気がします。こんな時代に要請されるコトって何だろう…? 老舗の名店が時代に合わせて上手に変化を遂げるように、いち早くニーズを察知できたらイイですね~。
先日、「くりぃむクイズ ミラクル9」というクイズ番組を見ていたら、“あるモノを、漢字で書くか、又は英語で書け”というクイズをやっていました。例えば、百円玉の写真を見せられ、「こうか」と漢字で書くか、「c _ _ _ 」と英語で書ければ正解!という形(モノは同じなのに、捉え方は違う)。面白いことに、全回答者18名中、確か半分以上の人が、英語の方を書いていたような気がします。モノの捉え方が、漢字で認識するより、英語で認識する方が楽な方向へシフトしてきているような気がして、日本人の頭の中の変化を面白く感じたのでした。
そういう意味で、最近の若い先生方が、“発明”とか“特許”っていうものを、“世界の相互依存”とか“進歩の速さ”という観点でどう捉えているのか、聴いてみたいなぁ~と感じます。
【新・特許太郎によろしく】 なんと!間髪を入れず新シリーズがリリース!
・第1話:果たして、回避できるのか…?!
・第2話:押してもダメなら引いてみる…
・最終話:特許には国境があるが、アイディアに国境はない(泣)
・NGワードおさらい編
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