エントリーまでの道のり
先日、人もうらやむ安定企業にお勤めの親戚と話していて、その方が所属する研究所の昨今の新人採用状況の話を聞きました。昔は、結構いろいろな大学の出身者が入社してきたようですが、最近は、エントリーシートにたどり着くまでの条件設定のためか、旧帝大レベルの大学以外の人は、エントリーシートにすらたどり着けないようで、入社して来るのは、錚々たる大学出身者に限られてきた、とのこと。
学生に人気の会社となれば、いい人材が殺到し、必然的にそのようになっていくのは致し方ないことでしょうが、「なんだか、価値観がひどく偏りそうだなぁ~」と思いながら伺いました(ただ、価値観の近い人ばかりの方が、楽なことは確か…)。そのことが、いいことなのかどうかはさておき、職種ごとにますますカラーリングが明確になっていくのは時代の必然か、そして、こうしたことが社会の見えない分断なんだろう…と、複雑な心境にもなりました。
“一億総中流”時代はいずこへ?と思うと同時に、就活のエントリーまでの道のりは、就職活動解禁時ではなく、この世に生まれ落ちた瞬間から始まっているんだなぁ~…と、空恐ろしくもなりました(汗)。まぁ、そんなことは考えもせずに生きてきた私でも、なんとかなっているのだから、人気企業にエントリーできなくとも、仕事はどこにでも転がっていると思いたい(苦笑)。…息子が就活する頃の世界は、どんな風になっているのやら…。
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