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2017年3月12日 (日)

大学受験2017

 残念ながら、我が家の大学受験は、仕切り直しとなりました――。
 予期していたこととはいえ、いざそのような状況に置かれると、一年という膨大な時間を前に、圧倒されそうです。

 第一志望の学校以外には目もくれず、私立の過去問すら解かず、親が無理やり組み込んだ私立受験はボイコット…(汗)。そのくせ、この一年、塾には律儀に行っていたものの、家ではほぼ勉強しないという体たらく。「受験をナメとんのかぁ~?!」と、何度爆発しそうになったことか…。一年間の単発の塾通いだけでは、家でも毎日勉強を重ねてきた同級生たちと肩を並べるのは無理があり、やはり現実はそう甘くないことを、身をもって知ったのではないでしょうか…。少なくとも傍から見て、到底、本気で大学に行きたいという姿勢でなかったことは確か。。。きっと神様が、「勉強は、“時間”じゃないんだよ」とか大口をたたいていた根拠なき自信家の鼻っ柱をへし折って、社会に出る前に謙虚な気持ちで自分と向き合う機会をくださったのだ…と考えることに致します。
 思えば、中3・高1・高2と、私が自分のことばかりにかまけて、息子のことをしっかり見てやれず、家で一人で過ごす時間が長かったせいで、すっかり遊び癖が付いてしまったのが良くなかったのかも…、とか、母親がまっとうなキャリアを追及するのは、子どもにはあまり良いことではないのかしらん…とか、ただただ自分を責め苛んで、この先の自分自身の身の振り方を悩んでいます。来期からは思い切り働ける!と意気込むばかりで、息子の成績をまったく把握していなかった自分が情けない…(まぁ、訊いても教えてくれなかったわけですが…)。。。

 さすがに、親として与えられる猶予期間は一年だけと言い渡し、今後は覚悟をもって臨んでもらいたいと思います(猶予期間をもらえるありがたさに、きちんと感謝できる人間に、まずはなってもらいたいところ。。)。あ~、それにしても、浪人生活というのは未知の領域です――。この宙ぶらりんの心細さと、どう向き合っていったらいいのでしょう…。親はやはり、見守ることしかできないのか…? 我が子の、孤独な自分との闘いを、300日以上見続けて、またヤキモキしなければならないなんて、、、大きな気持ちで受け止める自信がありません~(だいたい、発表当日の晩、父子でFGOというゲームの話で盛り上がっている時点で、何か大きく間違っている気が…)。彼にとっては、遊びを封印して、長い時間きちんと机に向かえるという根本姿勢の獲得が、第一関門のような気がしています。依然として勉強しないままの状態が続いたら、ヒドイ言葉を投げつけてしまいそうな自分が怖い…。

 昨日、震災の日の晩を共に過ごした友人達とメール交換をして、「命があるだけで感謝しないと」と話したことで、少し気持ちが落ち着きました。また、一浪経験のある友人が、当時のご自身と親御さんの心境や様子を聞かせてくれたことで、辛いのはきっと我が家だけじゃないんだ…と、客観的になれた気がします。いずれにせよ、子どもにとっては茨の道、親にとっては針の筵の一年となりそうです。

 

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