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2017年3月28日 (火)

日本語の難しさ

 日本語って難しい…と思うことが、時々あります。尊敬語・謙譲語・丁寧語等の取り扱いや、使う人と受け止める人ごとの感覚の違い。気の置けない人同士ではあまり気にせずに言葉を発っせられるとはいえ、こちらが“気の置けない人”と思っていても、相手は軽口を不愉快に思うこともあり。。。
 「お疲れ様です」と「ご苦労様です」
 「お世話になります」と「お世話様です」
も、使い分けが気がかりな言葉。いずれも、後者は“同等か目下の人に使う、上から目線の言葉”と言われます。が、私は、仕事等で気を遣わなければならない場面以外では、割と気にせず使っていました。けれど、この言葉にカチンと来る人も少なからずいるようなので、無難な前者を使うようにしよう…と考えを改めてはいたのですが、緊張を解いている時などにふと、自然に口をついて出てしまうことがあります。
 基本的に、生き物は皆平等!と思っているので(変?)、言葉尻でまで上下関係を気にするのは精神衛生上良くないのでは?と考えるのですが、こんな屁理屈はやはり、社会人には通用しないのか?、、、と、悩みます。「あ~、今日のあのシーンで、あの人はカチンときたろうな…」と振り返ざるをえない時がありますが、後悔先に立たず(涙)。
 上記2例のようなニュアンスの細やかさも、日本語の美しい繊細さとして尊重すべきことなのか、ちょっと考えてしまうのでした

【英語教育】 そういえば、先の日曜のTV「真相報道バンキシャ!」内の“モクゲキシャ!”に登場した中国人の女性が、高校時代1年間、日本の高校に留学した際に習った英語について、「中国では小学校で習う内容だった」と語っていて衝撃を受けました。ちょうどFBで、お子さんの私学の教科書と検定教科書の内容差について記載している友人の記事を読み、国内であっても、教育にはずいぶん差があるもんだなぁ…と実感。常識や、言語感覚も、環境によりけりにならざるをえないようで…

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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

Lotus Flowerさん、こんにちは。
人の名前間違いも、気にしない人は気にしないけれど、気にする人は気にするから困りますね。
自分に悪気がないのに、発した言葉が相手を不快にさせるという事態は、できるだけ避けたいので、そうなると、慎重派な人は、すべて敬語で話すって所に落ち着かざるを得ず、逆にそれがよそよそしさになったりで、難しいです。。。
数学教育は、日本はかなり進んでるってことですね! 中国や韓国はどうなんだろう。。。やはり、教育って大きいですよね~!

投稿: Taraco | 2017年4月 1日 (土) 16時12分

日本語って難しいですよね。私は小学校のときに友達の名前を間違えたか何かで周りの大人の人に注意され、子供心に「名前を間違えるのは重罪なんだ」とショックを受けました。なので、今でも人の名前の読みや漢字には気をつけています。英語でもそうかな。
「ご苦労様」は若いころに目上の人には使えないということを知ってから、それ以来封印しています。日本人の方と話すときは、ごく親しい間柄ではない限り、年上にも年下にも敬語を使っていますが、使い分けなくていいので楽です!
近年では、クライアントには「了解しました」を使わないほうがいいと知って焦りました。それまで使っていたので。。。 それ以来、「承知しました」を使っています。
日本は数学教育に関してはアメリカよりも進んでますよ。日本で中学で習うようなことを、大学で習うのだとか。もちろん、大学で数学を取らない人もたくさんいます。なので、大学院に入る前のテストでは、私は数学が高得点でした(英語が低くても、それで入れたようなものです)。コミカレでも学位を取るためには数学のテストにパスするか、クラスを取らなくはいけないのですが、それもたぶん楽勝です。日本の教育、ありがとう!

投稿: Lotus Flower | 2017年4月 1日 (土) 13時26分

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