The METのPDデータと権利情報プラットフォーム!
メトロポリタン美術館のサイトから、著作権が切れてパブリックドメインとなった作品群のデータがダウンロードできるようになったそうですね! 作品検索して、右下に「downroad」ボタンがあるものは、PD化しているようです。素晴らしい取り組み♪!
【!!!】 昨日、文化庁による「権利情報プラットフォーム」開発のニュース!! これコレこれ! コレを待っていたわけですが、こうなったらなったで、今度は下記のようなケースの許諾の要否のガイドも充実させていただきたくなりますね~。
【音楽教育を守る会】 JASRACが音楽教室等からも演奏権に基づく使用料を徴収する動きに対抗して、「音楽教育を守る会」が発足しましたが、先週末、質問状が送付されたようです。今回のことで、権利管理団体の有無の影響というものを感じています。利用許諾の簡便性追求のため、ずっと、著作権全般の集中管理団体ができてくれないかなぁ~と思っていた私ですが、ちょっと気持ちが揺らぎ始めています(汗)。たとえば、絵画教室で現代画家の有名作品の模写をして先生が手を入れるとか、書道教室で書画展優秀作をお手本にして書いたものに先生が赤を入れるとか、滑舌教室(?)で生徒に現代詩を暗唱させ先生がお手本を聞かせるとか…まぁ、そんなことをしている教室はないかもしれませんが、もしも、音楽だけでなく、絵画や書や文芸の権利まで一括して管理する団体があったとしたら、、、厳格な著作権管理の未来を想像すると、個人的にはぞっとしないな。。。
cf.:柔軟性のある権利制限規定 、日本版フェアユースの現在地点
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コメント
AntonMamaさん、こんにちは!
お~?!ヤマハさん自身が管理団体設立というのは、斬新な!! 管理作業で大変なのは、大して使われないロングテール作品群の扱いだと思うんですが、一度登録さえできれば、あとは機械的に管理できるような仕組みを作れれば、参入可能かもしれないですね!…というか、それを今JASRACさんが本当にできているなら、収支が見合っているということだから、まったく不可能ではない気もします(笑)。
ホント、今回の騒動は、音楽に限らない著作権管理問題の序章のようですねー! 引き続き一緒にウォッチ致しましょう~♪
投稿: Taraco | 2017年3月 2日 (木) 06時25分
JASRAC vs 音楽教室の行方はどうなるんでしょうね?
そのうちヤマハあたりが新しく権利管理団体を立ち上げそうな気がします。
投稿: AntonMama | 2017年3月 1日 (水) 23時24分