並行読み♪
近頃は、小説やらエッセイやら実用本なんかを読み散らかしている感じでしたが、新年度ということもあり、目下、興味に従って著作権がらみの本2冊を並行読みしています。
家の本棚を眺めていたら、『デジタル著作権』という本が目に留まり、パラパラしてみたところ、2002年の刊行と古い割に、内容はすごく堅実で良さそうな感じ。。。“積ん読”だったのか、読んだ記憶なし。。。amazonで評価を見ると、星3つで高評価ではないものの、硬派な書き手でとっつきづらいというだけで、真の評価ではなさそうな感じ(?)。
福井先生の『18歳の著作権入門』は、以前から読んでみたかったのに放置していた本。2015年初版だから、ネット時代の問題が満載に違いなく――。
この2冊を読み比べることで、21世紀初頭からの15年間で、著作権法がどのくらい、どのように、現実の技術世界に対応してきたかが、見えるかな~…と期待して。おそらく、まだまだ、『デジタル著作権』の著者の方々が描いていた形には程遠い状況なんだろうと予想しながら、のんびりと読み進めています。
『インターネットビジネスの著作権とルール』とか、『クラウド時代の著作権法』って本も、以前読んだはずなんですが、内容をすっかり忘れているので、このへんもペラペラめくりながら、TPP騒ぎが収まって少し落ち着いた2017年度最初の、真面目な読書にしたいと思います♪
【これからの著作権法】 …『18歳の~』は既に、先週末に読了していますが、最終章(20章)で、1983年の時点で早くも「オプトアウト」式の“超流通”の仕組みを提唱されていた筑波大の森亮一先生のことを知りました。また、先日、AI の知財問題につき、中村先生が議事録を公表してくださっていました。これまで騙しだまし現実に対応してきた著作権法ですが、いよいよドラスティックに変わらざるを得ない時代??!
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