後期高齢者向けの薬について
義理の両親の薬事情を見て、つくづく感じたのは、「医療機関、クスリ、出し過ぎ!!」ということ。
認識力が衰え、数分前のことを忘れてしまうような人たちに、十数種類の薬を、朝昼晩、食前食後を飲み分けさせるなんて、ムゴいことだと思いますし、飲み忘れたり、飲んだのを忘れて2回飲んでしまったりしていることを、どう考えているのか、訊いてみたい気持ちでいっぱいです。
最近では、お金さえ出せば、調剤薬局で小分けサービスもありますが、それでも一度にいくつもの薬を飲むのが日常になってしまうのは、解せません。たくさん飲むことで安心する人というのもいるのかもしれませんが、医療者としては、必須のもの以外は、できるだけ薬は飲まずに改善する方向を検討するのが本来の仕事のような気がするのですが、、、。床の間が、“念のために”と出された薬でいっぱいになっている光景を見たときには、唖然としてしまいました。
…ショートステイ利用に際し、普段飲んでいる薬を小分けにする必要に迫られ、あまりの大量ぶりに気が狂いそうになったことからの問題意識ですが(苦笑)、たくさんの税金が投入されていることを考えれば、古くなって捨てられている薬量をきちんと把握するのは、行政の在庫管理的観点から必須だと思われます。
薬の、過不足のない利用環境の実現には、(個人レベルでも業務レベルでも、)まだまだものすごく改善の余地があるように見えます!
【eお薬さん】 電機メーカー各社でも、多少なりとも服薬補助機器の開発を手掛けていたりすると思いますが、昨日のブログにコメントくださったshushuさんによると、エーザイさんから“eお薬さん”というものも出ているそうです。離れた場所からも服薬状況を把握できるのが良さそうです(機器の外観だけからだと、“食前”と“食後”の飲み分けまでフォローされているのかがわかりませんが…。また、粉薬や貼り薬・塗り薬まではさすがに管理できなさそう…)。
【介護付有料老人ホーム探し】 昨日資料請求したのは、以下の会社のもの。
・有料老人ホーム・介護施設の総合検索サービス オアシスナビより13件
・株式会社ベネッセスタイルケアより3件
・ヘーベルVillageより3件
・ニチイホームより7件
・ケアマネさんのご紹介の組織へも相談(ケアマネさんの対応は最速で丁寧!!ありがとうございます!)
〔みんかい:0120-57-5950、シニアのあんしん相談室:0120-371-652、ロイヤル入居相談室:0120-87-6186〕
――これまでの「居宅サービス計画」表を眺めても、少なくとも5~6人の方々の手を借りて生活を維持しており、本当にありがたいことです。ただ、昨日のお見舞い時にそれとなく、退院後の暮らし方のご希望を伺ってみましたが、「今まで通り、家が一番…」という雰囲気だったので、前途多難な印象です。
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