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2017年5月 2日 (火)

十数年ぶり?!

 先週某日、ランチタイムの1時間ほどを使って、十数年前お世話になった元編集長と小川町で再会。都内で編集プロダクションの株式会社を興したとご連絡をいただき、急遽お会いすることに。年明けにお父様を亡くされたばかりとのことでしたが、仕事に忙殺されているご様子。
 昔馴染みの人たちの近況を教えていただき、いろいろ刺激になりました。中には、「アイツは今、声優養成所に通ってるよ」なんて人もいたりしてビックリ!! 他には、本社勤務になっていたり、出版業界で同じような編プロを手広くやっていたり、出版社を興した人がいたり。。。

 この元編集長ご自身は、数年前に韓国人の女性と再婚し、二人のお子さんをもうけ、下の女の子はまだ2歳なのだとか?! 前の奥様との間の二人のお子さんは、すでに社会人になっているそうですが、4人のお子さんがいることになります。「ミック・ジャガーみたいですね!」と言ったら、笑いながら、「日本の人口増加にすごい貢献してるだろー?」と言いつつ、「最近はでも、老眼と体力低下が著しくて、子どもと遊ぶのが大変。。」とも。
 仕事話もいただきましたが、、「実は目下、身内が入院してドタバタしてまして…」と、責任もって物量のある仕事はできないことをお伝えすると、「そっかー、まぁ落ち着いたらまた何か出来たらいいよね」とおっしゃり、最近、介護の本を執筆したと言っておられました。「年を取るのは、子どもに還るようなもんだから、子どもに接するように接するのが一番だよ」とおっしゃいましたが、コレについては、私はちょっと納得しかねました。老いた人には、無垢な子どもと違い、プライドとか意地とか見栄とかが、まだまだこびりついている上、尊重すべき尊厳というのが格段に大きいことが、扱いを難しくしていると感じていたからです。ここ数週間で、“老い”についてナイーブながらも一家言持つようになった自分が、内心可笑しくてたまりませんでしたが^^;;;。。。

 また、韓国人の奥様から見ると、日本の教育が甘々に見えるそうで、教育本も手掛けておられるのだとか…。さらに、「famima Printってサービス知ってる?」と、イラスト系方面の仕事も模索中らしく、分野横断的にいろいろやられているご様子。
 この編集長の元にいた20年以上前の頃は、夜中の11時から編集会議を開始して始発で帰宅とかいうこともあり、「ゲーム業界花盛りでしたね~」となつかしんでいたら、「Taracoさんが手掛けた本の元ゲームを作っていた会社に、“妖怪ウォッチ”(レベル5)の日野社長がいたって、知ってた?」と訊かれ、「え~っ?!全然知りませんでした!」と今更ビックリ!! あの頃の働き方は、今で言う“ブラック”そのものだったかもしれませんが、それなりに時代が動いている感を愉しんで、大して苦ではなかった気がします(若かったから?喉元過ぎれば?)
 。。。ともあれ、いろんな業界の浮き沈みを振り返りつつ、諸行無常を感じた十数年ぶりのMTGでした。

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