エンドレスエイト?
私は哀しいかな、「涼宮ハルヒの憂鬱」も「~暴走」も観ていないのですが、観ていた夫がいつだったか、「エンドレスエイト」というループものの放送に驚いていたことがありました。
で、少し前に私が、やや認知症の気が出始めている義母と話していた時、ふと、「あれ? 今、ループに陥ってる?」と思う瞬間がしばしばで、つい想像力を掻き立てられました。
肺炎で入院した義父がよほど心配だったのか、
(アレコレおしゃべり…)
「で、お父さんはどこの病院に入院したの?」
「お義父さんは〇〇病院に入院したんですよ」
「あー、そう。」
(アレコレおしゃべり…)
「で、お父さんはどこの病院に入院したの?」
「お義父さんは肺炎で〇〇病院に入院したんですよ」
「あー、そう。」
(アレコレおしゃべり…)
「で、お父さんはどこの病院に入院したの?」
「お義父さんは〇〇病院に入院したから、心配いりませんよ」
「あー、そう。」
……(ループ)……
これ、義母と私の二人だけの閉じた部屋で、どこにも時間を認識できるものがなく、延々これを繰り返していたら、かなりSFチックだと思いませんか?
義母の軽い認知症では、ここ数週間、主に4つの話が繰り返されていました。
1つ目は、双子の息子たちが1~2歳の頃、義母が洗濯物を干している間、長男がよく双子を見ていて、危険から守ってくれたという話。2つ目は、義母が東京タワーの根元にあった“ともえ小学校”という所から、某県の某小学校に転校した際、グラウンドが土で驚いたという話。3つ目は、上記の義父の入院の話。4つ目は、ショートステイ先で食事を横取りするおばあさんがいた話。
共通するのは、何か不安や心配や恐れを強く感じた体験ばかり、、、のように思えます。そういう記憶が、たびたび呼び起こされるということでしょうか? 不安だった記憶が頻繁に思い出されるより、愉しかった記憶が頻繁に思い出される方がいいのになぁ。人間には、辛い記憶を“忘れることができる”という能力もあるはずだけれど、“強く刻まれる”場合の方が多いのか知らん。
ループものの小説や映画・アニメを鑑賞する分には、ループを観測できる人とできない人だったら、できる人の方が断然エキサイティングだと思っていましたが、現実に我が身にこんなことが起こるなら、断然観測できない人になりたいと思いました。
私がボケたら、どんなシーンを頻繁に回想するのか、ちょっと興味あります(苦笑)。
(義父の入院中は、こうした繰り返しが頻繁な義母でしたが、退院後に元の生活に戻ったら、ずいぶんと繰り返しが減ったように思えます)
【アミロイドβ】 先週の「ためしてガッテン!」は認知症予防SPでした。発症の25年位前から、原因物質のアミロイドβの蓄積を予防するには、“睡眠”と“マインド食”が大事とのこと。番組内で流されたアミロイドβの排出時の動画は、さながらオーロラのようでした! また、少し前の「クローズアップ現代」では、テロメラーゼを増やしテロメアを伸ばす方法の紹介も。ぐっすり熟睡して、野菜や魚をしっかり食べて、ウォーキングや瞑想を習慣化し、家族や友人と笑い合い、夜間の脳内クリーニングに精を出すことに致しましょう!(先日、ウォーキング途中で、森のように緑が茂った公園の中で、ヨガをしているグループを見掛けました。身体に良さそう~♪)
【エバーラスト】 クラウドファンディングで実現したという“エバーラスト”というノートがあるそうで。インクで書いても消してまた使えるのだとか。長~く使えるノート、一度試してみたいな。。。
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