“Rice People, Nice People”ランチ会
先日、かなり久々に、以前の会社の同僚とランチ会(at “Rice People, Nice People”)。
4人の集まりで、子どもの受験や進路の話と、介護問題で、ほぼ話題は占有された感じ。
ある友人は、知らない間に親が亡くなっていて、役所からの書類で初めてその事実を知ったというから驚き! しかもその友人は、自身の最期について、趣味の旅行先で客死するのが理想とのたまって笑っていました(衝撃の往生計画ですが、うちの母も同じようなことを言ってたような。。。)。別の友人は、お姉さんが親と同居して長年面倒を見てきたものの、そろそろボケが進行し、お姉さん一人では手に負えなくなってきており、老人ホームを探している最中とのこと。また別の友人は、まだ目立って矢面に立つ機会はないものの、義父の足が弱ってきて、介護問題にセンシティヴになっているそうで、倉本聰さん脚本の「やすらぎの郷」というドラマを観ていろいろ考えているとのこと。
友人の一人が、英国大使館の仕事に携わったことがあり、その時聴いたイギリスの介護は、グループホームだけれど、まるで自宅にいるかのような設備を整えて、介護を受ける人の意思と責任を極力尊重する仕組みになっていて驚いたと話していました。ちょうど私が読んでいた『死すべき定め』(Being Mortal)という、アメリカの介護のドキュメンタリー本にあった終末期医療の一事例と似ている印象でした。結局のところ、ごく稀には、老人ホームの環境を快適と感じてくれるお年寄りもいるにはいるけれど、大方の人は、”家”が一番と感じるようです。その気持ちをどう尊重し、それを取り巻く周囲に過度な負担をかけずに、環境を整えるか、、、。“老い”のステージも段階的で、一括りに出来ないのが本当に難しい。。。
日本の医療機関では、“老い”について、現状どんな議論がなされているのか、とても興味が湧いています。人生いろいろままならず、生涯安泰なんてあり得ないとはいえ、備えられる事には、早めに備えておくに越したことはありません。私の両親は、まだ元気にしていますが、既にセレモニーの会社にお金も払い込み、準備万端整えてある、と言っています(苦笑)。が、ボケたり、身体が不自由になった時のことは未だ想定外のようで(汗)。。。
子どもの進路に関しては、もはや親の出る幕はほとんどなく、(それでも友人の一人は、大学生のお子さんの家庭教師をしていると言っていましたが?!)自分自身で自覚を持って人生を切り拓いてもらうしかない…と、諦観の構え(苦笑)。
全員が20代前半の頃からの付き合いですが、まさか子どもの話やら介護の話をするようになるとは、当時は夢にも思ってなかったね…と、大笑い。自分たちの老後話に花を咲かせる日も遠くないね…と笑い合い、夫に先立たれたら、みんなで同じホームに入ろう、なんて言ってお開きに。例によってアレコレおしゃべりし、ストレス発散させていただきました!
高齢者「これからは老人にも『キョウイク』と『キョウヨウ』が必要だ!」
若者 「それは?」
高齢者「『今日行く所』と『今日の用事』だ!」
お粗末様でした~(笑)。
【A16再び】 GW中の某日昼、夫と二人、A16を再訪してテラスランチ。ここはもう、お気に入りの店に確定!(ルッコラとナツメヤシ(デーツ)のサラダが最高においしかったです♪)
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