DiscoveryとかPatentDisclosureとか加計問題とか
加計問題の調査に関するニュース等を見ていて、日本での議論って、どうしてこう土台自体が“あやふや”なんだろう?と感じます。ちょうど、アメリカのDiscoveryとかPatentDisclosureとかの制度の記事を読んだせいかもしれませんが。なんだかすべてが、問題の判断を下す人の心証で決まってしまってはいまいか??? 何かを調査したり判断したりする時、まず大事なのは“事実”であって、当事者双方が必要と感じる資料はすべて詳らかにした上で、やっと議論の取っ掛かりになるんじゃないんだろうか??? 具体的な事実が何もわからずに、どうして判断できるのか、まったく理解できません。こういう土台を築いてから事にかからないから、“印象操作”なんて言葉がまかり通ってしまうのでは??? 今回の件が、“癒着”の問題なのか、“岩盤規制”の問題なのか、その判断も、あらゆる資料を検討しないとハッキリわからないのでは???
日本人は基本働き者だと思うんだけれど、こういうところでの徹底的な追及に関しては、どうにもグダグダな気がして、“空気”と“忖度”で言いたいことも言えず、多様な意見が出るのは“時間の無駄”に思われかねない雰囲気ばかり。開示請求が普通に行えない制度に問題があるのか、隠し事があるのが当然というマインドが問題なのか、どうにも腑に落ちずに気持ち悪くて仕方ありません。
【ザッカーバーグのスピーチ】 こんなモヤモヤ感漂う中、先週、Facebook創業者のマーク・ザッカーバーグ氏がハーバードの卒業式で行った祝辞のニュース。ロシア疑惑での言った言わない的な現象もあるとはいえ、アメリカに時折現れる、まっすぐに理想主義の体現を目指す傑物スピーチ! 日本の政治家からも是非一度、これくらい突き抜けた理想を語るスピーチを聴いてみたいです!
(それにしても、彼がベーシックインカムについて語っている…。ふ~む。。。)
cf:国連特別報告1 、以前お世話になった先輩の寄稿記事 、国連特別報告 2
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