薬の“一包化”と”完全分包化”
先週末、夫が、実家の母のリュウマチの定期検診に付き添ったときのこと。
老々介護中の父もだいぶ足が弱っているため、薬局に薬を取りに行ったり、父母二人分の薬(20種以上?!)の飲み分け管理をするのは辛かろう…と、担当医の先生に「薬の一包化」と「在宅処方」をお願いすることにしました。
ところが、いただいた処方箋を検診後に確認したら、“完全分包化”と書かれていたので、念のため受付に確認したら、「一包化って何ですか?」と逆質問されたのだとか? 担当の先生に確認を取ってもらったら、一包化と完全分包化は同じことだということで、そのままの処方箋を薬局へ。薬局では、「在宅処方にするには、担当医の先生へ薬局側から確認を取る必要があります」と言われ、その日のうちには確認が取れないということで、残薬もないことから、この日はその場で一包化だけしてもらい、薬は持ち帰り帰宅。。。
一包化という言葉が医療現場で統一されていないとか、在宅処方の実現には時間が取られること――どちらも、予期せぬことでした。これを、老々介護で疲労困憊の人だけでするのは、相当骨が折れる印象。。。しかも、あまりそうしたシステムが周知されているとも思えない。。。
先日、「子ども保険」の導入提言をした小泉進次郎氏が、「年金・介護・高齢者医療には道筋がついたので…云々」という趣旨の話をされていたのをニュースで聴いて、「は?」と思ってしまった私。どこがどう道筋がついているんだろう?? 子育て支援ももちろん大切なことは間違いないですが、介護生活の序の口にいる我が家のような世代にとって、タイムスケジュールも費用負担も介助方針も、まったく見通しが立たない高齢者支援は、今の仕組みの中で各人各様に対応していくより他ないのか、、、全面的にフォローに専念する覚悟ができない自分自身の罪悪感や、予測不可能性の不安も含め、到底“道筋がついた”とは言い難い状況だと感じてしまったのでした。
(在宅処方は、薬局へFAXで依頼するそうで、先日、我が家と実家との間でFAXの送受信テスト。義父はきちんと送受信できてました。。。)
【IT おばあちゃん:若宮正子さん】 友人が、若宮正子さんという女性のことを知らせてくれました。介護で家に籠り切りになった際、生まれて初めてPCに触れ、今ではiPhone向けのアプリを作るまでになったおばあさん! あっぱれ!!
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