特許庁、公的文書での旧姓使用を容認
先週、木曜日には、稲田防衛大臣と、蓮舫民進党代表が相次いで辞任。その翌日、「特許庁、公的文書での旧姓使用を容認」とのニュース。7月5日に特許庁長官に就任された宗像直子氏の署名による特許証等が発行され始めた直後なので、「あ~、旧姓だったんだ…、庁内で急遽話し合われたのかな…」と想像。
このご時世、できるだけジェンダー・ニュートラルでいたいとは思いつつ、重い社会的責任を担ってきた女性たちの相次ぐ辞任劇はやはり残念だし、いまだに多くの公的文書では旧姓使用が認められていない実態や、夫婦別姓の進展もとんと音沙汰なしの状況に、歴然としたジェンダーの壁を感じてしまう週末でした。
稲田さんは改姓後の苗字だけれど、蓮舫さんは公的文書には「村田蓮舫」と署名していたんでしょうか? 宗像さんは、旧姓のまま仕事を続けてこられたようで、特許庁においては晴れて、対外的な法令文書も旧姓のままいけることになったんですね♪
私の周囲には、結婚して改姓した人、結婚して改姓はしたけれど仕事は旧姓のままの人、事実婚にして旧姓のままの人、事実婚で旧姓のまま子どもも旧姓で法的シングルマザー状態の人…と様々います。私個人は、名前にそれほどのこだわりはありませんが、論文をたくさん書いている人や、旧姓で多くの業績を残しておられる人にとっては、切実な問題なのだろうな…と拝察します。
ちなみに、「教えて!goo」では、特許等の出願書類では旧姓使用可のように書かれていますが、特許庁の「出願の手続」の問1-2には、旧姓使用不可と書かれています。となると、論文は旧姓で発表した研究者が、特許出願の際は戸籍姓で出願する、ということ――(運用上は、戸籍確認の書類提出はありませんので、あまり問題になっているとは思えませんが…、)このあたりは、特許庁の運用は変わるのか、はたまた、公証や印鑑証明を要する外国への展開を考慮して、規定上はこのままなのか、気になるところです。
【茨城到着】 ウォーキング距離をアバウトに記録している「平成の伊能忠敬」万歩計が、昨日、“イバラキ トウチャクジャ”と知らせてくれました♪ 東京を出発して、房総半島をグルリと巡り、遂に茨城到着! ここからず~っと北上します。夫が、「北海道に渡ったらお祝いしないとね」と言ってくれました。がんばるぞぉ~!
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