« 夏休みはいずこ? | トップページ | 3年越しのレンゲ »

2017年8月11日 (金)

夏の課題図書(笑)

20170810  この夏の私の課題図書は、池谷裕二氏の3冊にしようかと思っています。ここ数日で、やたらと引き寄せられた感じがするもので――。
 とっかかりは、ママ友さんがFBに、池谷氏の講演を聴いて面白かった、と記事をアップしていたこと。さらに、夫が、「キオグッド」という記憶力アップの薬について、「なんか効いてる気がする」と、飲み始めた翌日から言っていたもので、脳のどの部位にどんな風に、“オンジ”という草の根が働きかけているのか、興味が湧いたこと。また、池谷氏が、「このほど、ある1つの、記憶力を上げる方法を発見しましたが、詳しいことは後日…」と、どこかに書いているのを目にしたこと。極め付けは、本屋をブラブラしていたら、『できない脳ほど自信過剰』というタイトルが目に飛び込んできて、忘れられなかったこと(苦笑)。
 自分自身の高校時代、私は、いかに自分が出来が悪いかはものすごく自覚していたので、受験勉強はほとんどせずに、サクッと入れるところに入ってしまったのですが、不思議と、何をどうやろうが、普通に生きていける自信だけはあった…というどーしようもない過去をひきずっています。ところが最近、私なんかとは比べ物にならないくらい、もっともっと自信過剰な男を2人、間近に見るようになり、「どうしてあんなに自信過剰でいられるんだろう??」と、日々不思議の種を膨らませています。男という生き物が、元来、環境を自分に都合よくしか解釈しない生物なのか?はたまた、何かしらの脳の欠陥により、我が家の面々は安直な現実把握をしがちで、いずれ淘汰の憂き目に合う運命なのか?――そんな不安に駆られていたもので、このタイトルはどうにも忘れがたかったのかもしれません(笑)。
 『できない脳ほど自信過剰』は、週刊朝日の連載をまとめたものなので、私の疑問に対して特に明確な解説なんて載っていないであろうことは明々白々なのですが、どこかにヒントでも隠されていないか…と、宝探し感覚で読み進めるつもりです。
 一方、ブルーバックスの方の2冊は、かなりガッツリと専門的な内容を、噛み砕いて書いてくださっているようなので、AI隆盛の昨今、脳の存在意義なぞ考えながら、ゆるりゆるりと愉しませていただこうと思っています。さてはて、夏の間に読み切れるかなぁ~?

|

« 夏休みはいずこ? | トップページ | 3年越しのレンゲ »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

shushuさま
いぇいぇ、私の読書は乱読すぎて、しかも内容をしっかり覚えていられないもので、血肉になっていなくて甲斐がないんです(汗)。

糸井さんの“目利き力”! 本当に!!
東日本大震災以来、早野龍五さんとの対話を続けられたことも、その“目利き力”ゆえかな~と拝見してました。
息子さんも、目の付け所がシャープですね(^^)!
また何か、オススメ本がありましたら是非教えてくださいませ。

投稿: Taraco | 2017年8月13日 (日) 07時32分

さすがTaracoさんですね。
『海馬』,すでにお読みだったのですね。
この本を読むにつけ,糸井さんの目利き力にも感心します。

ちなみに,息子は週刊朝日の連載を楽しみにしていて,必ず学校の図書館で読んでいるそうです(笑) 

投稿: shushu | 2017年8月13日 (日) 06時40分

shushuさま、コメントありがとうございます。
残暑お見舞い申し上げます。

『海馬』、糸井重里さんと共著のご本でしょうか?
ほぼ日ブックスとして刊行された際に拝読し、家のどこかにあるはずなのですが、お恥ずかしいことに、その時の印象を失念しておりました。この際、読み返してみると、感動が新たになるかもしれませんね! ブルーバックスの方が手強そうなので、いつになるかわかりませんが、時間を見つけてみたいと思います。お薦め、ありがとうございます。

投稿: Taraco | 2017年8月12日 (土) 09時33分

残暑お見舞い申し上げます。
shushuです。

池谷先生は本業の研究もアウトリーチもレベルが高くかつ面白い稀有な方です。
Taracoさんの課題図書も面白いですが,「海馬」は是非読んでいただきたい本です。十数年前に読み,生きる勇気(?!)をいただきましたが,先日,読書会でその話をすると二十代後半の才媛も「生きる勇気をもらった」と意気投合しました。
課題図書が増えるかもしれませんが,お薦めします。

投稿: shushu | 2017年8月12日 (土) 08時34分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夏休みはいずこ? | トップページ | 3年越しのレンゲ »