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2017年8月 8日 (火)

聖ルカ礼拝堂から万世橋…

20170806_1 20170806_2  広島への原爆投下から72年の日曜朝、日野原先生への献花の気持ちも併せ、聖ルカ礼拝堂へ。
 カソリックの教会のクリスマス・ミサには、何度か参加したことがあるものの、プロテスタント(聖公会)の聖餐式は初めてかも。。。聖路加病院には子どもがお世話になったことがありますが、こちらのチャペルは初めて。祈りを捧げるには最適の、厳かで落ち着いた雰囲気。信者ではない者を快く招き入れてくださったので、図々しく聖餐式・説教に参列。1時間半もの間、聖歌を歌ったり出エジプト記や詩編や福音書を朗読したり、司祭様の説教を伺ったり――。(キリスト教国で生きる異教徒の気分を体験するにも、貴重な機会だったかも…)
 この日はちょうど、イエスの変容(メタモルフォーゼともおっしゃってた…)の日でもあり、この日に原爆が落とされたことが、人間の矛盾を象徴しているかのようだとの司祭のお話しに、人の理想と現実の狭間での苦悩を感じずにはおれませんでした。石造りの堂内に、パイプオルガンの音色が響き渡り、ステンドグラスの鮮やかさと、荘厳で薄暗い室内のコントラストが、神妙で静謐な心持ちを誘います。
 聖餐式に戸惑う私を、ご親切に誘導してくださった信者の方が、陪餐の列にも一緒に並ぶように誘ってくださいました。「胸の前で手をクロスさせて司祭様に祝福だけしていただいてください。私たちはパンとブドウ酒をいただきますが、そこはスルーしていただければ結構ですよ」とのこと。未受洗者の陪餐は、場所によって扱いが違うのでしょうが、聖ルカ礼拝堂の門戸はとても広い印象でした。私以外にも十人ほどの新参者がいたようで、遠くはイギリスからいらしている方もいました。
 中東も、朝鮮半島も、先進各国国内も、なんだかザワザワとキナ臭く、一触即発の感が拭えませんが、どうかどうか、二度と核兵器が使われることなく、そこここの戦火が鎮まっていきますように――。

20170806_3  その後は、午前中バラバラに活動していた夫や息子と、万世橋のたもとで待ち合わせ。土用の丑の日で、鰻を食べようかとも思いましたが、息子がまだ“鰻の骨”のトラウマに囚われているので(苦笑)、肉の万世でガッツリ・ステーキに♪ 私は鰻がよかったな~。まぁ、嗜好の違いは、双方が歩み寄るか、どちらかが妥協しないと、埒があかないので致し方なし(苦笑)。。。お疲れおつかれ~。

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