島国と二重内陸国
先日、ウズベキスタンからの留学生が書いた文章を拝読しました。その中に、「二重内陸国」という言葉が出てきたのですが、「内陸国」というのが「海岸を持たない国」を表し、「二重内陸国」となると「国境を接する国も内陸国である国」なのだそうです。つまり、「二つの国の国境を越えないと海に出ることができない国」だということ。周囲を海に囲まれた「島国日本」とは対極にあり、現在、世界には2つしか「二重内陸国」はないそうです(ウズベキスタンとリヒテンシュタイン)。
他国と交易するには、陸路・海路・空路があるわけですが、物流における「簡易さ」「安さ」「速さ」「物量」という観点で比べてみても、やはり陸路の簡易さに勝るものはないと考えると、「島国」のハンディはなかなかのものだと思えます。
つい最近知ったのですが、息子の高校時代の同級生のうち、7人(1.75%)が、海外の大学に進学した模様。一方、一昨日会った友人が引き受けたニュージーランドからの留学生は、実は中国系で、ご両親とも香港在住なのに、娘は一人でニュージーランドで高校生活を送っているのだそうで、中国の子どもたちは結構、自ら進んで早くから海外に出る傾向がある模様。
日本はまだかなり安全な国だと思えますが、やっぱり世界地図を眺めちゃうと、若者としては冒険したくなるような気がするのに、我が家の息子はまったくそんな気が起きないようで…。息子が自ら「島国」を飛び出す日は来るのかっ??!
【エンディング・ノート】 昨日、コクヨのエンディング・ノートを衝動買いしてしまいました(苦笑)。もちろん、自分用です。いずれ息子が家を出たら、なかなか大事なことを伝えづらくなるでしょうし、“もしもの時”のために、のんびりゆっくり、書き足していこうと思います~!
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コメント
遠慮とか、適切か否かを迷う…そういう気遣いが美徳でもあるんですが、自分の道を切り拓くとか、ビジネスの現場とかだと、そういう美徳がある種マイナスに働いてしまう場合もありますよね。。。あと、教育を受ける中で、どうも自分に自信が持てない…っていうのもあるかも?と感じます。難しいものですね~。
投稿: Taraco | 2017年10月11日 (水) 10時54分
香港だと、場所柄もあって国際的なので、出入りは苦じゃないんだと思います。(ただし、それに対応できる、ある程度の経済力のある家庭の子弟という前提ですが。)
確かに、外国人で積極的にコンタクトを取ってくる人は多いですね。日本にいる日本人は、遠慮とか、それが適切であるかをまず考えて、そういう行動はとらないことが多いかもしれません。でも、海外にいる日本人はもうちょっと積極的だと思います。たぶん。
投稿: Lotus Flower | 2017年10月11日 (水) 08時46分
なるほど、そういう事情もあるのですね。
ただ、それを大して苦に思わないメンタルな強さを感じます。
夫が出入りしている研究所に、昨日、イギリスの高校生女子からメールがあり、インターンで数週間、日本で勉強させて欲しいという売り込みのメールが来たそうです。そういう度胸のある日本人学生って、あんまりいない気がしますよね~!
投稿: Taraco | 2017年10月11日 (水) 08時14分
タイポがありました。すみません。
投稿: Lotus Flower | 2017年10月11日 (水) 04時43分
クラスメートにも香港からの学生がいます。彼女の弟はイギリスで勉強しているそうです。なぜ海外の学校に行くのかと尋ねたところ、子どもの数に対して学校の数が少ないからだそうです。もともと英語(イギリス英語)を話すというところも、日本と違って海外に出やすい要因になっていようです。
投稿: Lotus Flower | 2017年10月11日 (水) 04時41分