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2017年12月 3日 (日)

ゲームマーケット at ビッグサイト

20171202_120171202_2  先日、ビッグサイトで開催されたゲームマーケットへ。某研究所勤務の友人が、地元の高校生と一緒に「Element Creators」という分子カードゲームを作り、販売するということで、おしゃべりがてら見学に(笑)。
 キンキンに冷えた真冬並みの空気の中でしたが、お天気は良く、日差しは暖かでした――。
 ビッグサイトでは同じ日、「2017国際ロボット展」も開催されていて、すごい人だったし、この翌日には30回目を迎える「高専ロボコン」も控えており、なんだか熱気ムンムン…!

 ゲームマーケットというのは、アナログゲームのイベントです。テーブルトークRPG好きの息子は、きっと来たかったろうなぁ~と思いつつ、キョロキョロとあちこち観察しながら、友人のブースに向かいました。
 最近では、様々な研究機関が、アウトリーチの意味も込め、また後進育成の目的もあって、なんらかの形で知財教育に取り組んでいます。今回のプロジェクトは、研究所の一般公開に訪れた高校生たちが、研究所のサークル活動に興味を示し、「コラボして商品開発しませんか?」と持ち掛けたことで生まれたのだそうです! ここ2年ほどの活動の経緯を伺って、すっかり感動してしまいました

20171202_320171202_4  ゲームマーケット自体もかなりの人出でしたが、友人たちのブースもなかなか盛況で、白衣のユニフォームの高校生たちが、開発したゲームについて解説してくれた上、いくつかのゲームをプレイさせてくれました。最近はアクティヴラーニングが徹底しているのか、見ず知らずのお客さんに対しても物怖じせず、実に流暢にプレゼンしてくれて、これまた感動!
 ゲームはとてもよく出来ていて、トランプやUNO感覚で遊びながら、自然と化学の分子構造の知識が得られるようになっています。「生体編」と「工業編」の2種類があり、十数種のゲームは1~4の難易度に分かれ、私は、星1つの「C-chain」というゲームと、星2つの「ビタミンハンター」というゲームにトライさせていただきました(化学をゼロから勉強し直したくなりました)。
 普通の高校生が、研究所職員にゲーム開発を持ちかけ、アレンジを加え、種類を増やし、デザインして体裁を整え、学校や地域のイベントで紹介してファンを増やし、商品として印刷やパッケージ作り・ネーミング・封入作業もこなし、ゲームマーケットでブース出展するという、ベンチャー的な一連の活動を自主的・能動的に経験しているのが、とても頼もしく感じられました!
20171202_5  おみやげにいただいたグルコース(糖)の分子を模したスワロフスキーのビーズも、キラキラして素敵でした(3年ほどから取り組んでおられるサークル活動の成果)。宝物にさせていただきつつ、今後の活動も応援します!

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