社会人大学院へ
昨日は絶好のお花見日和! 北の丸公園周辺は、日大の卒業式とあいまって、ものすごい人でした。
春爛漫の中、諸々の懸案がだいぶ落ち着いてくるので、来年度から、社会人大学院に通うことにしました。
知財教育に携わるための能力担保が第一の目的です。本当は、実務の中から学びたいタイプなので、以前なら大学院進学なんて考えもしませんでした。が、時間的・年齢的・機会的に、思う存分実務には取り組めない状況。半ばヤケッパチで、「座学でも、何もやらないよりはいいかな…」と、いくつか候補となる大学院を調べ始めたのが一昨年の中頃だったでしょうか…?
当初、候補になる大学は4つあったのですが、どこも時間的に、通学するのは厳しく躊躇していたところ、そのうちの一つの大学が、条件にフィットする画期的なカリキュラムを発表しました。これを見つけた時には、「ああ、神様が私のために準備してくれたかのようだ!」と、感動しきり…(大学的には、入学定員厳格化のフォローか、政府による社会人の学び直し推奨を受けてなのかわかりませんが、天啓のようなタイミングであることに変わりなく――)。しかもその大学院は、私が一番講義を聴きたかった先生が中心になって立ち上げられたもので、ダブルで感激!
受験生の息子を変に刺激してはいけないと、ひっそりと準備してひっそりと受験したのですが、こんなチャンスをいただけて、本当にラッキーとしか言いようがありません。息子ともども学生になる春――家庭内に新緑が芽吹く感覚…(夫もこの春から、本業の傍ら、母校での非常勤講師の仕事を引き受けたようだし…)。
カリキュラムは、仕事をしながらでも履修できるように設計されていますが、たぶん日曜日に予復習しないと付いていけないでしょうから、かなりの忙しさになることは必至。。。2015年の頃と同様、再び土日のない生活になり、家族には迷惑をかけます。
面接の際、あれこれと質問を受けた中に、「あなたを採ることで、当校にどんなメリットがあると思いますか?」という趣旨の問いがあったのが、ずっと気になっています。思いもよらない質問だったので、その場で適当に回答しましたが、おそらく面接官の先生方にとっては不本意な応えだったのでは、、、と思います。出版社勤務の頃、あるタレントの方に執筆依頼した際、マネージャーさんから「御社から本を出すことで、うちにはどんなメリットがありますか?」と問われた日のことを思い出しました(苦笑)。
そんな中、ときおりブログを拝読するTAK様という方が、こんな記事を書かれているのを発見。なるほど、社会人を受け入れる大学側としては、純粋な学問的好奇心に応えるというより、産学連携的に、実社会の企業活動に即した研究を進めてもらいたいと考えているのか。。。机上の空論で頭でっかちに諸問題を検討しても、現実へのフィードバックもない蛸壺活動に終わってしまっては、社会人大学院の主旨から外れる、と考えられるのかもしれません。
私のもともとの動機は、純粋な知的好奇心だったもので、この点での方向性は要検討です。
ともあれ、この歳になって、改めて冒険の機会を与えていただけたことと、是非とも講義を受けてみたいと思っていた先生の定年前のタイミングに滑り込めたことに感謝します。法学プロパーとはかけ離れた私ですが、“アール・ブリュット”の精神で、市井の感覚のまま、素直に取り組んでみたいと思っています(また少し、“環世界”が広がるかな? 何より、若い友達が出来るのが楽しみです♪)。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 「AI時代の創作と著作者人格権」(2023.11.05)
- 「メタバースにおける著作権」(2023.10.07)
- 知財実務連続講演会(第1回)(2023.09.30)
- Patent Vol.76(2023.07.31)
コメント
LotusFlowerさん、コメントありがとうございます!
息子に話したら、少しキョトンとしていましたが、去年何度かセミナーに通っていたのを覚えていて、「前に行ってたとこ?」と、心当たりはついているようでした(笑)。
大学院、ちゃんと付いて行けるのか、本当にヒヤヒヤですが、できる範囲で頑張ってみたいと思います~^^;;。
LotusFlowerさんの音楽修行にいつも刺激をいただいてます! 一緒に楽しんでいきましょうね♪
投稿: Taraco | 2018年3月26日 (月) 08時13分
おめでとうございます! さすがです。息子さんは驚いてましたか? 「ママ、いつの間に…」って。
TARACOちゃんの進学に、私もワクワクしています。落ち着いたら、授業や学校の様子などお知らせくださいませ
投稿: Lotus Flower | 2018年3月26日 (月) 06時08分