商標審判決の動向
弁理士には、5年間で70単位(1単位1時間)の研修が義務付けられています。私の最初の5年間は、2015年4月1日から2020年3月31日まで。折に触れ、興味のある講義や研修を見つけては、出掛けて行ったり、e-Learningコンテンツを視聴したりします。そんな中、毎年コレだけは外せないな…と思う講座が、「商標審判決の動向」という研修。内容の充実度もさることながら、そこで配布されるボリューミィな冊子は、経験の浅い私にとっては“お守り”みたいな存在(笑)。前年に出た各種審決の代表的なものを、ジャンル分けして紹介してくれるので、とても勉強になります。講座をネット予約するのですが、人気のためか、ちょっと出遅れるとすぐ満席になってしまうため、去年は確か出られなかった記憶が…。
昨日は、その研修に久々に参加することができました。予想通りの大盛況ぶりで、教室は満タン! ただ、テキストはずいぶん断捨離なさったそうで、平成27年の冊子が176p.だったのに対し、今回は98p.で45%カット!! その分、口頭で12~15件ほどの知財高裁判決等をご紹介くださいました。ありがたやありがたや…♪ 仕事の合間合間に繰り返し眺めさせていただきます!
【AI 時代の知的財産権】 CNET JAPAN LIVE 2018での講演記事。「AIが著作権侵害に関する裁判の判例を学習したら、法律のぎりぎりを攻める適法なパクりが誕生する」かも…とのこと。類否判断って、今でさえ難しいのに、ボーダー周辺のモノが膨大になったら、世の中デジャ・ヴだらけになりそう…
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